29日(日)はスッキリと晴れて、昼間は気温が上昇し、真夏のような暑さになりました。
早朝7時より村内各地区でごみゼロ運動のごみ拾いや地域ぐるみでむらじゅう花ざかり事業の花苗の定植などの作業を行いました。
我が小舟集落は、女性陣が最初に集落の入口から国道19号を南北に2Kmほどの範囲でゴミ拾いを行いました。例年国道沿いは、空き缶、ペットボトル、紙くず、たばこの吸い殻が多く、年によっては自転車や古タイヤなど大きなゴミも捨ててあり、駐車帯には食べ終えたゴミをレジ袋に入れて捨ててありました。
しかし、今年も新型コロナウイルス感染症の影響で交通量が少なかったせいなのか、ごみもかなり少なく感じましたが、相変わらずモラルのない人がゴミを捨ててあり残念に思いました。
▽ 女性陣がほぼ2班に分かれて、国道19号の道路沿いや駐車帯のごみを一生懸命拾っているところです。
生坂ダムには、25日の豪雨の後に大量のごみが流れ着き、当村の山紫水明の景観を大変損ねていて、不法投棄が絶えないことを残念に思っている村民の皆さんは多いです。
▽ 男性陣は小舟集落内の急斜面や停留所、村道沿いなどの草刈りをしているところです。
男性陣は、集落内や停留所、村道沿い等の草刈り、小舟農地を守る会の畑の草刈り、防護柵の維持と除草作業を主に行いました。雑草の伸びは例年より少ない感じでしたが、集落の道路脇は距離があり、集落入口周辺の草刈りは法面がきつく、足を踏ん張りみんなで力を合わせて行いました。
▽ 集落入口の花壇や公民館の周辺も草取りをした後花の苗を植え、国道のバス停付近の枯葉や雑草なども清掃してとても綺麗になりました。
我が小舟常会は、2軒増えて17軒の集落になり、本日は28名の人員での作業は大変でしたが、皆さん頑張っていただき、女性陣は2時間弱で終わり、我々は10時過ぎには予定の作業が終わりました。
地区の皆さんが力を合わせての協働作業は、環境美化、景観保全、農地保全などにつながる大切な取組だと考えます。皆さん大変お疲れ様でした。
今年も新型コロナウイルス感染防止対策をして、地域ぐるみで村じゅう花ざかり事業が、14年連続で実施できましたことにも感謝を申し上げます。
午後2時からは、下生坂区雲根集落で進めています生坂村『創造の森』プロジェクトの雲根地区「土中環境」調査ワークショップが行われました。
特定非営利活動法人「地球守」代表理事の高田宏臣さんと理事の小川彩さんに遠路お越しいただき、『創造の森』プロジェクトのエリアの土中の環境などについてお話しいただきました。
雲根集落にあるコンクリートの集落道、U字溝の敷設状況などは、浸透できない水を不要のものとして、土地から排水することのみを目的とした現代土木は、周辺環境にもたらす影響は全く逆のものとなっているとのことでした。
昔からある暗渠や石垣などは、健全な水の動きが環境にもたらす不可欠な働きを見据えて造作されたことが、かつての土木であったとのことでした。
枯葉が堆積していた所では、イネ科のわらを杭にからませてしがらみを作り、隙間に藁や落ち葉などの有機物を詰め、穴を掘って水の動きを誘導し、休耕田などでは、所々に1m位の穴を掘り、2.4m位の杭を打って水の流れを抑えることなども話されました。
高田さんには、実践者として自分で行った環境再生の事例を中心に、実際に何が環境を悪化させているのかを、雲根地区で実際に説明していただきました。
高田さんには、真夏のような大変暑い中、2時間以上にわたるワークショップで、詳しく丁寧にお話しいただき御礼を申し上げます。
古坂上空からの風景
▽ 毎朝恒例の写真は、古坂の犀川対岸行き、スッキリした青空が広がった上空から撮影した風景です。