性格改善の心理療法ハッピーライフ 1998年開業 認知療法、よむだけでも役に立つ内容を提供しています。。

対人緊張、対人恐怖、神経症、うつ病、等の心理療法、認知行動療法、人生勉強療法。電話、スカイプでも通院と同じように治ります

皇室の雅子様の病気に関して 3回目

2008年03月20日 | 心理療法ハッピーライフ
皇室の雅子様の病気に関して 3回目

2008年3月19日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、最近親知らずが痛いハッピーライフの矢野裕洋です(苦笑い)。
金曜日には歯医者さんに行く事を残念ながら決断しました(渋々ですが‥)。

最近の私のブログの検索キーワードに必ず皇室の雅子様の事が出てきます。
リクエストされたわけではありませんがリクエストされたようなものだと思い、再度雅子様の病気の事を、私の認知行動療法、原因から治す心理療法の見地からはっきりと今回書く事に致しました。
雅子様の件はこのブログでは3回目になります。

さて、雅子様は適応障害と発表されています。

ネットを見ましたらうつ病ではないかと推測をする方もいましたが、当然雅子様にはうつがあると思います。
何故ならば、人生が上手く行かなければうつが出てきて当たり前です。
うつがあればうつ病という考え方をする方がいますがそれは違います。
うつは笑うとか泣くとかと同じく正常な人間の感情の一つなのです。
ですから、福田総理大臣もノーベル賞受賞者も大企業の社長も東京大学の医学部の教授も全ての人がうつを感じた事があるはずです。
うつがあればうつ病ではなく、人生が上手く行かなければうつが出てくるのは当たり前です。
ただ、日常生活が出来ないほどのうつが出てくると困ります。

また、他のネットでは雅子様の性格攻撃をするようなところもありました。

私の見解ですが、雅子様は性格に問題があるわけでもさぼっているわけでもなく、逆にがんばっていると思います。
決して仮病やずるい事をしているわけではないと思います。

何故ならば、考えて下さい。

あなたがアフリカのサバンナを走り回っていたキリンだと想像して下さい。
そして、あなたはある日人間に捕まり動物園の檻(おり)の中に閉じ込められて毎日人間が見学に来るのです。
どうですか?
耐えられますか?

実際に野生の動物を動物園に連れて来ると環境適応できなくて死んでしまう事が多いそうです。

適応障害と言っても雅子様の適応障害は一般的な適応障害とは違うと思います。
一般的な私が日常仕事として診ている方の適応障害とは、例えば学校や職場になじめないというものです。
多くの人が適応している環境に適応できないという人たちです。
こういう人たちは多くの人たちが個人差はありますが学校や職場に適応しているのですから多くの人たちの考え方を見習えば良いのです。

しかし、雅子様の適応障害は特殊な環境によるものです。
多くの人でも適応しにくい環境にいらっしゃるという事です。
雅子様は皇室に嫁がれる前は普通の人として適応していたのです。
多くの人たちと同じように社会に適応して生きていたのです。
その雅子様が望まれて皇室という特殊な環境に入られたのです。
今までは行きたい時にコンビニや本屋、友人宅などに行っていたのに皇室に嫁がれてからは実家に帰る事すらままならない。
おそらく実家に泊まることは一生無理だと思います。

雅子様を悪く思われている方がいらっしゃいましたら自分が皇室に嫁がれたり婿養子に入ったと真剣に想像されて下さい。
自然の中を走り回っていたキリンを動物園に閉じ込めるようにあなたにも拘禁症状のような症状が出ると思いませんか?
これが雅子様の症状だと思います。
憂鬱感、けだるさ、場合によっては吐き気や動悸(どうき)のような身体症状も伴うと思われます。
しかし、これらの症状は抑えようとしても抑えられないのです。
気をそらせられている時など、例えば相撲の観戦に熱中している時などは気がそれていますから調子が良い場合もあるでしょうが、現実に戻れば症状が出てくるのです。

ちなみに、皇后陛下も嫁がれてから暫くの期間ですが雅子様と同じようになられたと週刊誌に書かれていました。

では、雅子様はどうすれば治られるのか?

まず、医師の薬は症状を抑えるだけで環境適応を手助けするものではありません。
原因ではなく結果の症状を軽減させる効果しかありません。
ですから中々治らないのです。
では、医師はどういう事を期待しているのかというと、再度書きますが医師の処方する薬で環境適応する事は出来ません。
おそらく医師は、雅子様があきらめてくれる事を期待しているのです。
以前のような自由な生活はもう一生無理なのだとあきらめて頂く事で環境適応していただく事を願っているのです。

雅子様が治る方法は、
1、 自由な生活をあきらめる事で環境適応していただく(私の推測ですが皇后陛下はあきらめる事で環境適応したのではないかと思います。)
2、 元の自由な環境に戻っていただく。(皇室から民間人に戻るという事です。雅子様は海外に行くと調子が良いと報道されています。これは海外にいると自由な環境に近くなっているからだと思います。)
3、 何らかの方法で納得していただく。(結果と原因、原因の考え方を整理して自分は閉じ込められているのではないという考え方を受け入れていただく方法。)
この3個の方法しかないと私は思います。
ちなみに3番目の方法は私が行っている認知行動療法、認知を修正する事で結果的に楽になっていただく方法です。

最後に、皇太子様や天皇陛下などは何故このような症状が出ないかというと、生まれた時から皇室にいらっしゃったという事です。
皇太子様や天皇陛下を動物に例える事のお許しをお願いしますが、上記しました動物園につれて来たキリンが妊娠をしていて動物園で出産したとしましょう。
子供のキリンは動物園しか知りません。
動物園での生活に適応して行きますから適応障害にはなりません。
お分かり頂けましたでしょうか?

最後に、皇室や皇族の方を動物に例えました事に違和感を持たれました方がいらっしゃいましたらお許し下さい。
決して他意はございませんのでお許し下さい。
雅子様はがんばっていらっしゃると私は思います。
よろしかったら、優しく見守って行きましょう。