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2潜在意識の否定の力 潜在意識は変わらさせられる事に強く抵抗します。認知を修正しようとすると、あなたを騙そうとしたりあきらめさせようとしたり場合によってはあなたを脅したりします。

2020年02月13日 | 心の問題 全般

潜在意識の否定の力 潜在意識は変わらさせられる事に強く抵抗します。認知を修正しようとすると、あなたを騙そうとしたりあきらめさせようとしたり場合によってはあなたを脅したりします。

 

前のブログの続きですから、前のブログから読んで下さい。

何故、潜在意識は、認知療法や認知行動療法の方法を使って新しい認知を入れようとしたり、すでに入っていた大間違いの認知を捨てようとすると、個人差は大きいですが、驚くほどの強さで必死に抵抗するのかというと、潜在意識は思考をする所ではありませんから、新しい認知を入れられたらどうなるのか? すでに入っているこの認知を捨てられたらどうなるのか? 全くわかりません。ですから、新しい認知を入れられるのも、すでに入っていた認知を捨てられるのも生きて行けなくなるかも知れない、言い変えれば、死ぬかも知れない、という死の恐怖を感じていると言っても良いです。ですから、個人差は大きいですが、場合によっては、驚くほどとても強く、新しい認知を入れさせないように、すでに入っている認知を捨てさせないように、潜在意識は、直接的な抵抗はできませんから、表面意識を騙したり、あきらめさせたり、場合によっては脅す事で、今までのままの潜在意識の状態を保とうとします。

それと、潜在意識の否定の力で、絶対に理解しておかなければいけない事は、潜在意識は表面意識のように思考をする意識ではありませんから、表面意識は辛い、苦しい等で潜在意識の中の認知を修正したいのですが、潜在意識は満足をしているという事です。潜在意識は思考をする場所ではないですから、生きていれば満足、ショックを受けていなければ、表面意識は辛くても苦しくても潜在意識はそういう事を感じられませんから満足をしているのです。(ちなみに、ショックの時に新しい認知を潜在意識が引っ張り込んでくるのは潜在意識が不満足だからです。)例えて言えば、お腹一杯で満足しているあなたの口に残っている物を無理やり押し込もうとされたらどうですか? いらないと必死に抵抗するでしょう。こんな感じを想像して下さい。

ちなみに、新しい認知を入れる事に成功しても、潜在意識は、個人差は大きくありますが、半年くらいは元に戻したいという働きをします。しかし、半年くらいを(個人差があります)過ぎれば、新しく入れた認知が馴染んで来て元から有った認知のように同化しますから元の状態に戻そうとする力はなくなります。この期間を名残の時期と言います。

個人差が有ると何度も書きましたが、この潜在意識の否定の力は傾向として必要な人生勉強の理解が悪い人に強く出ます。良く理解して人に教えられるようになどの宿題を積極的にして頂ける人はほとんど出なかったりします。当然ですが、潜在意識の否定の力が騙しにきたり、あきらめさせようとしに来たり、脅しに来ても、良く理解していますから騙されたりしませんから。良い例ではありませんが、良く理解している人は、オレオレ詐欺の電話が掛かって来ても、騙しだとすぐ分かりますから、怖くも不安にもならないのと同じような事です。(傾向ですから、当然、例外はあります。)

終わり


潜在意識の否定の力 潜在意識は変わらさせられる事に強く抵抗します。認知を修正しようとすると、あなたを騙そうとしたりあきらめさせようとしたり場合によってはあなたを脅したりします。

2020年02月13日 | 心理療法ハッピーライフ

潜在意識の否定の力 潜在意識は変わらさせられる事に強く抵抗します。認知を修正しようとすると、あなたを騙そうとしたりあきらめさせようとしたり場合によってはあなたを脅したりします。

 

私たちの心の中には大量の認知(注、認知を簡単に言うと信じ切っている事)があります。

大量の認知が集まったものが、性格だとかアイデンティティだとか民族意識という事になります。

認知は、個人差がありますが、生まれてから13歳14歳くらいまで新しい認知をどんどん受け取って行きますが、それ以降は固定化して、新しい認知を受け取らないし受け入れている認知を絶対に捨てようとしません。

何故ならば、潜在意識の最も大きな働きの一つは、子供は一人で生きる事ができません。しかし、ずっと大人に養ってもらう事はリスクがありますから、早く大人になって自分の力で生きれるようになりたがります。その為に、周りの大人の考え方や感じ方、行動などを勝手に受け取り新しい認知として行きます。何故ならば、大人は子供から見たら自分の力で生きる能力を得ている成功者ですから。しかし、大人から見たら、この大人のここは真似て欲しいけれどもここは真似ないで欲しいと願ったりしますが、子供にとっては関係ありません。すべての大人は自分の力で生きている成功者で、自分も自分の力で生きられる成功者になりたいですから。ですから、大人の願いに反して、大人の悪い点を子供はしっかり受け継ぎます。代表例の一つが、対人緊張症、神経症、うつ病の親の子供は高確率で、対人緊張症や神経症、うつ病になります。ちなみに、この親は育ての親で生みの親はほとんど関係ありません。例えば、あなたが生まれて直ぐにアメリカ人の白人夫婦に養子に出されていたら、今の日本人のアイデンティや民族意識を持っているあなたの片鱗はどれくらい残っているでしょうか?ほとんどない、場合によっては全くないでしょう。

そして、13歳14歳という年齢は今でこそ豊かな時代ですから子供ですが、昔は元服だとか嫁に行く年齢でもありました。そして、個人差はありますが、この年齢になるとほとんどの子は生殖能力ができています。

という事は、まだまだ経験不足ではありますが、大人になったという事です。大人になった=自分の力で生きる事ができる、という状態になったら、潜在意識は、新しい認知はもう受け入れません。また、すでに受け入れている認知を捨てようとしません。何故ならば、潜在意識は表面意識のように思考する意識ではありませんから、自分の力で生きる為にどの認知が役に立っていてどの認知が役に立っていないなどを把握する事はできません。ですから、潜在意識は、13歳14歳くらいになると、認知を固定化して新しい認知を受け入れない、すでに受け入れている認知を全て絶対に捨てないという働きをします。

ですから、性格は変わらないと多くの人たちは思っているのです。しかし、2つの方法で、13歳14歳を超えても認知を(わずかですが)修正できます。

一つは、ショックを受けた時です。潜在意識は、おそらく、13歳14歳くらいで固定化した後、ずっと生きられるとなっているのではないかと推測されています。言い換えれば、ショック(死にかける)を受ける予定などないのです。ですから、ショックを受けたら、そのショックがまた来ても生き続けられるようにショックに対抗したり、ショックを回避する新しい認知を受け入れる場合があります。具体的には、『海が好きだ。海は心地よい。』というような認知を持っていた人が海で溺れて死に掛けたとしましょう。すると、全員ではありませんが、何人かは、『海が好きだ』から『海が怖い』と言い出して、性格全体が以前と比べると消極的になっていたりします。これは、海で死に掛けたというショックを受けたから、潜在意識は13歳14歳を遥かに超えていても、次にまた海で死に掛けるというショックを受けないために、海を怖がるような認知を潜在意識が引っ張り込んでいると考えられています。

もう一つは認知療法や認知行動療法のセラピーで行われているように、明らかに間違っている認知を科学的に深く納得する事で修正する方法です。ですから、何でもかんでも認知を修正できる分けではありません。具体的には、対人緊張症(社交不安障害)の人は『人に嫌われたらとても怖い』というとても強い認知を持っています。しかし、これは科学的に明確化をしたら明らかに間違っている認知です。相手の立場に立って考えてみる、第三者の目で見る、妥当な未来予測をする等の能力を使えば、もう自分は大人になっていて一人で生きる能力を身に着けているから、人に嫌われたら嫌だけれども怖い事は全くない、となります。明らかに間違っている認知です。

このような明らかに間違った認知を修正しに行こうとすると、個人差は大きいですが、潜在意識は変えられまいととても強く抵抗をしてきます。2に続く