伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ジャズ・サックスの父コールマン・ホーキンスのボサノヴァDesafinado流石に素晴らしい!

2017年01月18日 | JAZZ・ボサノヴァ

今週末は天候が崩れるそうです。でも今は快晴・・・

風邪は治らないし、天候も不順おまけに日曜は仕事で、今週も休漁、釣りたてのアジが食べたいです!

LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.にて青空の撮影しました。

昨日、出先で赤色の梅の花も撮ってみたが流石LEICAのレンズは良い色が出ます!

青空といえばやはりボサノヴァですね・・・アンプにインシュレーターを引き音の干渉を無くしてみました。

「ジャズ・サックスの父」と誰もが認める存在、コールマン・ホーキンス Coleman Hawkins は、

1904年11月21日ミズーリ州のセントジョゼフに生まれています。

中産階級の比較的恵まれた家庭で育った彼は、 初めは親の奨めでクラシックの楽器チェロを学んでいました。

しかし、その後彼は同じ音域の楽器でもあるテナー・サックスに転向します。

そして彼は本格的にジャズ・ミュージシャンとして活動するため街を出ようと決意します。

この作品を吹き込んだ時は57歳。亡くなったのが64歳ですから、 既に晩年だったと言っていいでしょう。

ベテランとなっても、時代と共に様々なスタイルを取り入れる柔軟さを持っていたホーキンス。

この作品では、当時まだ新しかったボサノヴァに挑戦しています。

それでいて深く、悠然とした音色やフレーズは変わらず、 あくまで「ホーキンスの音楽」になっているところが面白い。

こういうのを「堂に入る」というのでしょうか。

Coleman Hawkinsの『Desafinado - Plays Bossa Nova & Jazz Samba』1962年9月の録音。

テナーの大御所コールマン・ホーキンスが当時流行していたボサノバを演奏したアルバムである。

初めて、このアルバムの存在を知った時、ホーキンスがボサノバ・ジャズをやるのか〜、

とちょっと躊躇してしまう様なアルバムである(笑)。

 

Coleman Hawkins - Desafinado

 

ちなみにパーソナルは、

Coleman Hawkins (ts),

Barry Galbraith,

Howard Collins (g),

Major Holley (b),

Eddie Locke,

Tommy Flanagan,

Willie Rodriguez (per)。

パーカッション(?)のトミフラ以外は、 さすがは録音当時、既に大御所レベルであったホーキンス、

自らのお気に入りのミュージシャンを周りに・・・・・・・

つまりは、ホーキンスとトミフラ以外のミュージシャンは、知らないが しかし、さすがはテナーの大御所コールマン・ホーキンス。

ボサノバをやらせても、やはり「凄い」。

ホーキンスの「正統派」かつ「ど派手」なテナーは、ボサノヴァの緩んだ雰囲気、

軽快さに全くあわないと直感的に思うんだが、どうしてどうして、これがピッタリとあっているのだ。

テナーの大御所コールマン・ホーキンスは、ボサノバ用に吹き方を完全に変えている。なんという柔軟さ。

なんという応用力。思わず脱帽です!

1.Desafinado

2.I'm Looking Over A Four Leaf Clover (Jazz Samba)

3.Samba Para Bean

4.I Remember You

5.One Note Samba (Samba De Uma Nota So)

6.O Pato (The Duck)

7.Un Abraco No Bonfa (An Embrace To Bonfa)

8.Stumpy Bossa Nova

『Desafinado』。「調子外れ」という意味。初期のジョビンが作った曲の一つ。

ニュートン・メンドンサがポルトガル語の歌詞を付けた。最初「ジャズサンバ」と名乗っていたが、

この歌に出てくる「ボサノバ(新感覚)」がこのジャンルの代名詞になっていく。

元の歌詞は「僕はどうせ音痴さ。君はいつも笑うけどね。でもこれが僕の心のサンバなんだ」という内容。

少し音程を外して歌うのがミソ。アメリカではスタン・ゲッツの『ジャズ・サンバ』で紹介された後、

ジョン・ヘンドリックスとジェシー・キャヴァノーによって英詩が付けられジュリー・ロンドンの歌でヒットした。

やはり此の辺りの大御所が演奏しますと流石文句のつけようのない旨さですね!何か凄く得した気分です。


春間近、早咲の梅の花、ラルフ・カークパトリックRalph Kirkpatrickを聴いてみる

2017年01月17日 | クラシック音楽・オーディオ

今年は例年に比べ雪が少ないそうだ、と言ってたら日本海側はドカ雪!

でも早咲の梅の花は咲基久しぶりにカメラを持ち出し沈胴式標準電動ズームレンズ

LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.に

マクロコンバージョンレンズを付けて春の匂いを撮って見ました。

春模様です・・・・

現在は回復していますが、最近の寒さは実に凄い、急に寒くなりすっかり筆者も風邪で病院通い・・・・

山の様な薬を頂き、静養しています・・実に暇なのである。

最初は本も読む元気もありませんでしたが 少し良くなると、先ずは本など・・・・

 

今の悩みは拙宅のパワーアンプはどれが最適であるか? 今のアンプがいいのか、

管球のアンプが心地よく聴けるかが知りたいですね!

でも管球の球の音の安定度合いが無いので、球により音が違うために良い球を見つけるのも至難の業かもしれない。

現在筆者はLINN LK100と

Aurex SC-M15/SC-M15KをBTL接続でモノラルパワーアンプとして使用していますが 臨場感と言う点に於いては、

LINNが優れ、単純の音はAurexが綺麗ですので、

ラルフ・カークパトリック 独特のあのパラパラ感の音はAurexが優れ、

ボブ・ファン・アスペレン等はLINNが臨場感があり、優位である。

 

 全く難しい問題ですが、これがオーディオの醍醐味かも知れません、

癖のあるアンプも興味はあるが、それはスピーカーを変えて場合で、

現在はなるべく癖の無い癖のアンプが良いかも知れません。

 

よく聞く音楽は圧倒的にバッハのチェンバロ曲がおおくなっております。

基本になるCembalo(チェンバロ:ドイツ語)は、Harpsichord(ハープシコード:英語)、

Clavecin(クラヴサン:フランス語)、Clavicembalo(クラヴィチェンバロ:イタリア語)とも呼ばれることがあります。

チェンバロの起源は明らかではありませんが、1397年に書かれた書物にチェンバロについて記載されていることから、

少なくとも600年以上の歴史があるものと考えられます。 バロック時代(1600~1750年)の全盛期には、

宮廷音楽に用いられ、とても華やかに時代を彩りました。

しかし18世紀末になると、ピアノの発明と急速な発展により、チェンバロの人気は衰えていきます。

ラルフ・カークパトリックの事を考えて見ました。

 

Bach / Ralph Kirkpatrick, 1959: Prelude and Fugue in C major (BWV 846) - WTC Book 1

 

カークパトリックの鍵盤技巧やそのレパートリーは完璧なものであった。著名な演奏家も含め、

一体何人のハープシコード奏者が真にクラヴィコードをマスターしていたと言えるだろうか?

そして何人がリストのロ短調ソナタについて演奏会レベルの解釈を施すことが出来ただろう。

カークパトリックはそういったハープシコードを時によっては三台所有していたが、

その中の一台はかつてフルッチョ・ブゾーニの所有 になるものだった。

現在それらのうち二台は、ドルメッチの1932年製クラヴィコードとともに、

彼が1940年から失明で引退を余儀なくされた 1976年 まで教壇に立っていたイェール大学の楽器コレクションに収まっている。

残念なことに、大部分はモダン・タイプの楽器によってなさ れており、これが故に、

今やピリオド楽器の音に慣れ親しみかつそれを信奉する若い世代が録音で彼の演奏を鑑賞する妨げとなっている。

フォルテピアノの場合 について言えば、カークパトリックはもっと不運な状況にある。

ウィーン古典派の音楽を現代のコンサート・グランドピアノで演奏することに困難を憶えた彼 は 、

とある天才的技術者が製作した見るからに合成ものの「ハンマークラヴィア」を手なずけようと十年を費やした挙げ句、

モーツァルトの生誕二百周年に敬意を表して(と彼は皮肉まじりに表現している)1956年にこれを完全に諦めている。

これらの著作、およびバッハの手になる全ての鍵盤作品および選び抜かれた七十五曲の

スカルラッティ・ソナタを含む 彼のハープシコードおよびクラヴィコードによる録音は、実に豊かな遺産である。

 

筆者が初めてアルフィーフレコードで聴いたBWV 988の印象は、

 

J. S. Bach - Goldberg Variations BWV 988 (Ralph Kirkpatrick, harpsichord)

 

何ともパラパラした感じの、まるで「インディカ米」みたいだな音です。

音それと他の演奏と音質が違い当にパラパラ演奏なんですが、何度も聴く内に一つ一つの声部が完全に対等平等で、

いくつもの線が絡まりあって音楽を構成していく様は実に見事であり、聞いていて一種の生理的快感さえ覚えます。

ラルフ・カークパトリック 詳しいことは分かりませんが、

おそらくこの演奏で使っているチェンバロは、 ランドフスカがプレイエル社に作らせた「モダン・チェンバロ」だろうと思われます。

世間では、「ランドフスカ・モデル」とよばれるこのチェンバロは、

鋼鉄製のピアノのフレームにチェンバロの機構を入れたもので、最近はいたって評判の悪い代物です。

聞くところによると、このモデルはコンサートホールでも使えるように音を大きくしただけでなく、

クレッシェンドやディクレッシェンドもできるという「お化けシステム」だったようです。

ですから、ランドフスカによるバッハの録音を聞いてみると、音色はチェンバロでも音楽の作りは旋律と伴奏という感じで、

かなり粘りけのある演奏の風情です。

カークパトリックはそのランドフスカの弟子ですし、

さらに歴史的なチェンバロの機構が研究され本来のチェンバロが復刻され出すのは60年代以降ですから、

おそらく間違いないと思います。 しかし、演奏の雰囲気は師であるランドフスカとは随分と異なります。

この背景には、間違いなくグールドの影響があると思います。

グールドが56年に発表したゴルドベルグ変奏曲が与えた影響は絶大なものがありました。

右手が旋律、左手が伴奏で、ボソボソと精神性重視の「面白くない」演奏をするのがバッハの伝統だったところに、

まさに誰も考えつかなかったようなバッハ像を提示したのですから。

グールドのバッハの特長は、それぞれの声部に主従関係を持ち込まずに、

それぞれを対等平等に響かせて、それぞれが絡まり合って進行していく音楽の構造を描ききることでした。

10本の指が対等平等の力を持ってすべての音をクリアに響かせるバッハは躍動感に満ちていました。

おそらく、カークパトリック先生はそのグールドの演奏を聴いて思ったはずです。

ピアノでそこまでできるなら、チェンバロならもっと凄いところまでいけるぞ!!

確かに、59年にカークパトリックが録音したパルティータと、グールドが57年に録音したパルティータの5番・6番を較べると、

そのパラパラ感の徹底ぶりは明らかです。

特にパルティータ6番の「Toccata」等を聞き比べると、同じ音楽とは思えないほどにグールドの方がロマンティックで粘りけがあります。

もちろん、カークパトリックは徹底的にパラパラしています。

ただし、70年代にグールドが録音したフランス組曲と、57年に録音したカークパトリック先生のフランス組曲を聴いてみると、

同じくらいパラパラしています。 グールドはバッハだけでなく、

どの作曲家の作品を取り上げても対位法的に分析しなければ気が済まないピアニストでした。

そして、晩年に近づきテンポが遅くなるほどにパラパラ感はいっそう強くなります。

しかし、同じようなことでも、それをピアノを使って実現するのと、 チェンバロを使って実現するのとでは、

その困難さには大きな違いがあったようです。

「ピアノを使ってバッハを演奏するのは曲がりくねった細い道をパワステのない車で運転するようなものだ」

と語ったのはグールドではなかったでしょうか。

確かに、チェンバロを使ったカークパトリック先生の演奏では実に軽々と一つ一つの声部がクッキリと浮かび上がってきます。

録音もかなり優秀です。もしかしたら、マイクをチェンバロの中に突っ込んで録音したのかもしれません。

ただ、あまりにもパラパラしすぎているので、頭の中で音楽の姿を把握するのに「努力」が必要です。

それに較べると、 グールドの演奏からは、適度なパラパラ感の背後からはっきりとバッハの声が聞こえてくるような気がします。

そして、私の頭が古いからなのでしょう、後年のパラパラ感の徹底したフランス組曲よりは、

ある程度粘りけのあるこの60年代前半頃までの演奏の方が好ましく思えます。きっと、私の頭が古いのでしょう。

今後益々チェンバロ演奏を聴くと思いますがラルフ・カークパトリック、ランドフスカ当の古い演奏を聴くと思います。


この時期はボサノヴァ・・・・・・大御所、ロベルト・メネスカルRoberto Menescal

2017年01月14日 | JAZZ・ボサノヴァ

何か大寒波?最近の寒さ!急に寒くなり・・・風邪ひき患者です。

午前中に印西牧の原にいきました 此の国道464号線はまるで高速道路気分ですヨ!スピード注意です。

この様な寒い時期はせめて気分だけでも夏気分になりたい、

外房の釣り情報も釣りよくなく この様なときはボサノヴァが・・・

O barquinhoを作った時の彼から聞いた逸話をご紹介します。

ロベルトさんは、ダイヴィング、釣りが大変お好きなようで、 ボサノバの全盛期、今から50年くらい前ですね、

海に入ってはよく、大きな魚を捕まえてらしたそうです。 あるとき、みんなで海に出ていたら、

急に船が動かなくなって、モーターがいかれてしまったみたいだったので、

彼が海にもぐって、エンジンを回したそうです。

なかなか、エンジンは回らなかったそうです。

エンジンはタタッタタ、タタッタタ、タタタタタを彼がエンジンを回すたびに繰り返していました。

それで彼はそれにメロディーをつけて、遊んで居たんだそうです。

 

Nara Leão - O barquinho

 

しまいに、船はとうとう、どんどんと流されていったみたいです。

それを面白がって歌にして 音譜O barquinho vai, a tardinha cai 小船は行く、日は暮れると歌っていたようです。

まあ、最終的にはどうにか陸地に着いたようですが。

 

今日はボサノバの中でも有名な曲を2つ 作曲者はボサノバの大御所ロベルト・メネスカル、歌がワンダ・サーです。

アレンジもお洒落で仕上がりが綺麗です。

 

Roberto Menescal e Wanda Sa - Programa Ensaio - "O Barquinho"

 

Samba de uma nota só と Samba do avião をご紹介します。

 

Nara Leão - "Samba de uma nota só" e "Samba do Avião"

 

ロベルト・メネスカルは1937年生まれ。1956年、

ジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョビンらによる記念すべきボサノヴァの

第一号レ コード「チェガ・デ・サウダージ(想いあふれて)」発表の同時期から

カルロス・リラらとボサノヴァ・スタイルの音楽を作り出し始める。

この「ボサノヴァの 夜明け」と呼ばれる時代から作曲家として作詞のホナルド・ボスコリ(1929-1995)

と共に数多くのボサノヴァ・ヒット曲を 世に送り出す。「小舟」、 「二人と海」、「リオ」

など"海・太陽・恋"のイメージの名曲を発表。

ジョアン、アストラッドといった若手音楽家たちの間では特にナラ・レオンとの親交が深く、

85年の共作アルバム「ギターひとつの部屋で」など 共に創作活動 を行いながらギタリスト、プロデューサーとして頭角を表す。

変わったところで中国の楽器との共演も良いですね

 

ロベルト・メネスカル&賈鵬芳 「サマー・サンバ」

 

ステイシー・ケントはボサノヴァの巨匠ギタリスト/作曲家、ロベルト・メネスカルとの夢の共演が実現し、

「エンブレイサブル・ユー」や「テンダリー」「イフ・アイ・ハッド・ユー」などのスタンダードの名曲を

心地よいジャズ・ボッサ・サウンドで聴かせる作品に仕上がっている。

共演者ロベルト・メネスカル作の「アガハジーニョス」も取り上げている。

 

Stacey Kent - Tangerine

 

ロベルト・メネスカルのボサノヴァって筆者は好きでよく聴き最近は 

3Na BossaなるCDが出ています、

 

Grupo 3 na Bossa ( original ) - Watch what happens

 

でも筆者には今一オシャレ感、音の物足りなさ不足物足りなさを感じます。

何故なんでしょうか? やはりスタンゲッツたちのモダンジャズとの融合で良くなったと実感します!

此の寒い時期に気分は夏気分で爽快になりたいです!


貧困老人准高齢者がJS.バッハ:無伴奏チェロ組曲をミクローシュ・ペレーニで聴く

2017年01月09日 | バロック音楽・オーディオ一般

高齢問題の研究者らでつくる日本老年学会などが5日、

現在は後期高齢者である75歳以上を「高齢者」と見直し、

前期高齢者の65~74歳は「准高齢者」として社会の支え手と捉え直すように求める提言を発表したのだ。

“生涯現役”の考え方が広がり、10年前に比べて身体や知的能力が若返っているからというが、

頑張りたい半面、ちょっと損しそうな気も。准高齢者!高齢者じゃないんだ?

筆者より一歳下の沢田研二もコンサートで言っている、

日本は50年以上前から国連機関の文書などに基づき、慣例的に65歳以上を高齢者としている。

「74歳までが准高齢者で、75歳からが高齢者・・・・・・・ほっといてぇな!!

老人と思ってるのに、急に老人じゃないと言われた。

若い人が何とか年寄りをボランティアで使おうという、魂胆が見え見え。

准高齢者という新しい種族にたてまつられたようです」。 もう放っといてくれよって言いたいね!

医療の進歩により高齢になっても元気な人が増えたことが背景にあるが、

一方で社会保障が削減されるのではという危機感を抱く声が相次いでいる。

そこで年金不足が心配な日本政府は、74歳までの准高齢者の年金支払いは65%を最大とします。

なんて言い兼ねないヨ・・・

今の国会はなんでも通っちゃうから、いい加減な議員の奴らは現在の位置に入れば安心だから関係無しだよネ!

准高齢者イジメが始まりそうですね!糞面白くもない世の中を、少しは面白く生きてやるかね?准高齢者連合でも作ろうかネ!

遊びになんて言ってられない時代になっちゃうかも知れないよ!!

そんな訳で筆者は午後から仕事で頑張ります。ジャンジャン!

そこで本日は話題を変えて

筆者は無伴奏チェロ組曲をよく聴きますが今回ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)Miklós PERÉNYIの演奏を聴きました。

適度に肩の力を抜き,まるでこれを弾くのが日課であるかのように淡々と,あくまで自然に演奏されています。

しかし, その音楽は前向きで意欲的であり,また同時に,味わい深さを持っています。

これは完璧志向の演奏ではありません(細部へのこだわりがあまり感じられません)。

私には八割程度の力で弾いているように感じられます。 だからこそこれだけ余裕のある,

懐の深い演奏になっているのではないかと思います。 録音ですが,極めて明瞭度の高い録音です。

音の捉え方としてはかなり理想に近いと思います。 若干の響きが感じられ,

わずかながら音色に色がついてしまっていますが, ほとんど無視できるレベルにとどまっています。

弓が限から離れる瞬間の微妙な音のかすれまできっちりと聴こえてきます。

演奏者の味わい深い音今の国会は 恥ずかしい話筆者はこのミクローシュ・ペレーニ(チェロ)は

初めて聴く名前で生まれ年は同じ年でした。

 

Silent Tone Record/バッハ:6つの無伴奏チェロ組曲/ミクローシュ・ペレーニ/

HUNGAROTON:SLPX 12270-2/クラシック・アナログLP専門店サイレント・トーン・レコード

 

 

1948年ブダペストに生まれ。音楽一家で幼少からその才能を育み、

5歳でダーヴィト・ポッパーの弟子ミクローシュ・ジャムボキに師事、 チェロを学びはじめる。

7歳でリスト音楽院に入学、エデ・バンダに師事し、9歳で初のコンサートを行う。

60年から64年にかけてローマ・聖チェチーリア音楽院に進み、エンリーコ・マイナルディのもとで研鑽を積む。

63年、ブダペストで開催されたパブロ・カザルス国際チェロコンクール入賞後、カザルス自身の招きにより、

プエルト・リコをはじめとする各地のマスタークラス(1965、66年)、

また夏のマールボロ音楽祭へ度々参加し、巨匠の薫陶を受ける。

以来、世界の主要な音楽都市・会場でコンサートを行っている。

またエディンバラ、ルツェルン、プラハ、ザルツブルク、ウィーン、 ワルシャワ、ベルリン等の音楽祭、

クロンベルクやプラド(・パブロ・カザルス)等の国際チェロフェスティヴァルへも多数客演している。

74年よりリスト音楽院で教鞭を執り、80年より教授職(現職)に就任。

17世紀から現代にいたるまでの広範なレパートリーを極め、ソロ、デュオ、室内楽コンサート出演の他、大学での講義、

またチェロ独奏を伴う大小様々の器楽アンサンブルの組織・楽曲上演にも注力している。

なかでも信頼を置くピアニスト、アンドラーシュ・シフとの共演、

ケラー弦楽四重奏団との定期的なコラボレーションの成功が話題を呼んでいる。

此処で再度無伴奏チェロ組曲について作曲年代は明らかでないが、

その大部分はケーテン時代(1717年-1723年)に作曲されたらしい。

ケーテンの宮廷オーケストラは12人の楽師で構成されており、そのうちのチェリストであった、

クリスティアン・フェルディナント・アーベルのために書かれたという説もある。

近年、ヴァイオリンのように肩にかけて弾く小型のチェロ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)が復元され、

ヴァイオリンの無伴奏曲と同様にバッハ自身が弾くために書かれたとする説も浮上している。

ケーテン時代には、ブランデンブルク協奏曲やフランス組曲、イギリス組曲など、6曲構成の楽曲が作られているが、

この時代に3の倍数が好まれたことが影響していると見られる。

バッハの妻アンナ・マクダレーナの写譜が残っており、 これは長い間自筆譜と考えられてきた美しいものである。

基本的に組曲の構成は

前奏曲(Praeludium)

アルマンド(Allemande)

クーラント(Courante)

サラバンド(Sarabande)

メヌエット I/II(Menuetto I/II)

ジーグ(Gigue)

パブロ・カザルスが此の組曲を見つけて以来多くのチェロリストが演奏していますが筆者が

今まで今まで聴いたのはピエール・フルニエ、ヤーノシュ・シュタルケル、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ

ヨーヨー・マ、アンナー・ビルスマ、シギスヴァルト・クイケン等色々な演奏でしたが、

何れも素晴らしい演奏ですが・・・

此処で面白い、いや人を食った様な話があります、

此の無伴奏ソナタ組曲は組曲は番号が増えるに連れ 演奏が難しくなって行くそうです。

ある演奏家は1番から3番までしか演奏しなかったそうです。

4番以降を演奏しなかったり理由を聴くと、

『難しくて弾けない』と、人を喰ったようなコメントを残したそうです。

准高齢者問題も何か簡単に政府で決めちゃう可能性十分ありますね!

今回は無伴奏チェロ組曲の演奏をミクローシュ・ペレーニが素晴らしい状態で残されたことに感謝しました。

当に新しい発見でした。


ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ、アルフレード・カンポーリも良いがミルシテインが凄い!

2017年01月06日 | クラシック音楽・オーディオ

先日東京の海辺の近くにて打ち合せがあり、夜の海を見ながら珈琲を啜りながら・・

しばし世間話も交え夜の海辺の景色を見ながらは実に絵になるが、集まったのは皆さん爺さんです(笑)

それにしてもやはり海辺は気持が良い、最近全く釣りに行ってないのだが・・・

本日某運送会社より先日輸送途中で破損したAXIOM 80 ARU付き』の箱の補修が終了した。

今週には発送するから金曜日頃には到着の知らせがある、

早速各所をペーパーで磨き塗装し直し、新たな気分で聴いてみたい。

上手く行けば、中低音がでてオーケストラの醍醐味を味わえる、やっと夢が叶うのかも知れない

此れで交響曲などもオケ、オペラ、管弦楽が聴ける・・・・・ⅢLZに中低音が充実すれば・・・

それと最新情報にて取付けビスはチタンにすると音質が良いとの知らせがあり、

カートリッジの小さなネジもチタンに交換すると効果があるようです。

まずは外装を塗装し直し、AXIOM 80の取付ははチタンのナットを使用します。

この際ⅢLXのスピーカーコードなど出来る補修は全てチェックしてAXIOM 80を鳴らしてみたい!

ところがが筆者などは相当な浮気者でピアノ・ソロ、ヴァイオリンソナタ等もよく聴く、と言うより大好きです。

特にバッハ、ヘンデル等には目がない・・・もちろんマタイ、メシア等は最高の音楽と思うが

小編成の曲も数々の名曲があり、好きな演奏者で聴くにはかなりの高揚を覚える、昔から良く聴く曲に

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集/ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル George Frideric Handel

ヴァイオリン・ソナタ HWV 373  アルフレード・カンポーリ(Alfredo Campoli)(1952)があります。

シンプルな楽譜に色彩や音量の変化を綿密に施していくカンポーリの音楽性は脱帽もの。

しかも演奏に押し付けがましさが微塵もなく、明るくサラリと仕上げているため、

その凄さがこれみよがしになっていないのが心憎い。 温かな気品に満ちた至福の一枚。

中では第一、四、六番がよく演奏され、とりわけ第六番ホ長調は若い日のヘンデルの有りあまる才能を示す名品といわれている。

学者たちの努力によって、様々な角度からそう断言される訳だが、

まあ聴く方としてはどうでもいいと思う人もいるし(僕のことだが)、 何よりこの曲が持つふんだんな美しさによって、

「これぞヘンデルの傑作ヴァイオリン・ソナタだ!」思わず納得してしまう。

それほど弦楽器が奏でる音楽の魅力を引き出すことにこの曲は成功しているのだ。

カンポーリの演奏を聴いてもらいたい。思わず聴き惚れる・・・・・

 

Silent Tone Record/ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ1~6番/

アルフレッド・カンポーリ、ジョージ・マルコム/英DECCA:LXT 2751/LP専門店サイレント・トーン・レコード

 

勿論此の時代にはピリオド演奏?古楽器での演奏なんてあまり関係ない?

ヴァイオリンの弓も現代使用している物と同じモダン楽器での演奏と思うが、聴くと分かる

出て来る音の美しさ、華麗さが違う、当に名人芸と言うべきであろう!

聴けばその違いが分かる、音楽とは実に怖いものです。特に良い装置できけばその差が良くわかる

  

最近購入のCDにナタン・ミロノヴィチ・ミルシテイン19041231日、ロシアのオデッサ生まれのヴァイオリニスト。

英語読みではネイサン・ミルスタイン(Nathan Milstein89歳の誕生日を目前にイギリスで没した。

11歳のときレオポルト・アウアーの招きでペテルブルク音楽院に入学、アウアーのロシア時代の最後の弟子の一人となる。

19921221日、ロンドンにて没。1916年、ペテルブルク音楽院でレオポルト・アウアーに学び、

1923年にデビュー。革命直後のソ連国内で演奏旅行中ピアニストのホロヴィッツと出会い、

2人はジョイント・リサイタルも行い生涯の友人となった。

1925年、国外に演奏旅行に出たが、スターリンの独裁が始まり、故国に帰ることができなくなった。

1929年、アメリカ・デビューを果たし、大成功を収める。第2次大戦中、アメリカに帰化してニューヨークに住み、

磨きぬかれた気品漂う演奏で、20世紀最高のヴァイオリニストの一人と称された。

 傑出した超絶技巧の持ち主ではあったが、それを前面に押し出す演奏には消極的だった。

むしろイザイを通じて身につけた、歌心と美音を尊重するフランコ・ベルギー楽派の優美な演奏スタイルが際立っている。

そのためしばしばミルシテインは、「ヴァイオリンの貴公子」と称される。

このミルシテインの演奏はバッハの無伴奏ヴァイオリンは素晴らしい演奏ですが

・ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調Op.1-13, HWV3711955年モノラル)

後日ジョルジュ・ブルーデルマッハーとのピアノとの共演のヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第3番を見つけ喜んで聴くが

此れが思わしくない、オーディオシステムが悪いのか?不思議である、なるほど音楽演奏とは難しい物と思った。

・ベートーヴェン「ロマンス」第2番ヘ長調作品50。

を聴く背中に旋律が走る、そこで又ヘンデルの演奏を見つけ早速聴く

実に美しいヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番を聴くが、此れだけしか無いのが誠に残念である

 

 ベートヴェン「ロマンス」第2番(ナタン・ミルシテイン)

 

しばしば20世紀の傑出したヴァイオリニストのひとりに数えられており、ロマン派の作品ばかりでなく、

バッハの無伴奏ヴァイオリン作品の解釈で知られた。多くの協奏曲のために独自のカデンツァを作曲しただけでなく、

この様なゴルトマルクの入ったCDも購入してみたが、英国より直送とのことで現在輸送中です。

ヴァイオリンのために多くの編曲を手掛けている(中でもショパンの夜想曲の編曲は有名)

当分はナタン・ミルシテインを楽しんで見ます。最新の技術で蘇る音楽に ブラボー