落葉に地面が隠れるほど。
落ち切るまで放っておけと
部屋の中から声掛けても女房は
白息を吐きながら箒の手を休めない。
落葉の積もった庭も趣があるのに
潔癖症には
吹きまくる落葉は我慢ならないらしい。
姫シロタンがまたまた膀胱炎。
隣町の獣医に診せる。
姫はその獣医が好きらしく
診察台に上るとすっかりおとなしくなる。
その前の獣医には おしっこを漏らすほど
ぶるぶる怯えていたが。
飼主の眼の届かないところで何かされたか。
18歳(人間なら80歳は越えている)にもなるので
男を見る目も確かなのだろう。
里芋を貰ったのでクリームシチュウを作る。
殊に旨い里芋で
きめ細やかにまったりと
舌にからまり
あたかも中年女性の肌のように。
大鉢にレタスクレソン柿サラダ