ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

美しい国

2007-01-26 11:01:24 | 日記・エッセイ・コラム

小学校の授業に英会話を必須科目にしようという文科省の考えに賛成したい。
世界は益々狭く身近になって来るなかで、公用語でもある英語が喋れないのは問題である。国際人としてコミニュケーションを深めるのに会話力は不可欠なもの。
話せないために危険な目に遭った私にとって、文科省のこの指導に大賛成です。
しかし同時に、日本語の勉強もしっかりやらなければと思う。
言葉は文化です。母国の文化を理解することは国際人としての第一歩です。
母国の文化をないがしろにしたままで国際人とは呼べない。
日本には世界に誇れる美しい伝統、美しい山河、美しいことばがあります。
「俳諧は三尺のわらべにさせよ」・・・芭蕉翁のことばです。美しい自然、儚い生命への観察力と表現力を幼いころから養いさせよと伝えている。
ことばの乱れは文化の乱れ。
「美しい国」というのは、美しいことばを使う美しい日本人が増えることだと思う。


ボス

2007-01-25 11:47:55 | 日記・エッセイ・コラム

半年ほど前から、グレーの猫が屋敷内を君臨している。
がっしりと横綱朝青龍のような体つきで辺りを睥睨している。
ノラなのかそれともどこぞの飼猫か・・・泰然としており、杖の先で突付こうが、
帰れ!と叱っても全く動じない。
ボスの座を争って右前足に大怪我をしたが、今はすっかり回復して毎日やって来る。
やって来ては、野太い声で食事を要求する。
ところが五匹分の食事を用意してやっても、すぐには食付かず妙な声で鳴く。
すると庭のあちこちから猫たちが集まってくる。
ボスは彼ら(彼女ら)が食べ終わるまで傍らでじっと見守っている。
ボスに守られながら屋敷猫たちはゆっくりと食事を楽しみ、
そうして最後にボスが食べるのである。

人間社会から喪失してしまったリーダー像、彼らの社会には健在である。


咳をしてもひとり

2007-01-24 16:35:13 | 日記・エッセイ・コラム

刃物を振りかざし他人の家に侵入すれば、
それは家宅侵入・傷害未遂の立派な犯罪である。
風邪を引いていながら他人の家に上がりこむのも一つの犯罪である。
ウイルスという物騒な凶器に感染させられて死に至る事だってある。
ところがこのことには人は意外に鷹揚である。
咳やくしゃみを人に向けて平気でやるし、それをたしなめることもない。
周囲の多くが鈍感であり無神経になっている。
我が家では風邪を引いている人は内に通さないようにしている。
玄関先でお引取り願っている。
親しい人たちは僕の考えを理解してくれて、風邪のときは訪ねて来ない。
しかし何かの集金人や宅配人の風邪にはまさに閉口してしまう。
せめてマスクだけでも着けてくれればと思う。
風邪は万病の元・・・・他人に危害を及ぼすもの。
お互いにもっともっと気を遣い、マナーを守りたいものです。      


クリ芋

2007-01-23 10:36:17 | 日記・エッセイ・コラム

行きつけの農産物直売所でクリ芋を見つけた。
砲丸投げの球ほどの大きさで初めて見る野菜。
ここには珍しい野菜が並ぶので、わざわざ車を飛ばしてやって来る。
ヤツガシラのように扱えばいいと教えられ、さっそく調理する。
折りしも山陰からの真イカが冷凍保存してあったのでそれと合わせて炊く。
我が家では常時、三種類の醤油を備えている。
「天惠」「米菱」「淡口ヒガシマル」、それぞれ料理によって使い分けている。
今回は米菱を使う。
日本料理の出来具合は出汁と醤油で決まると思う。
醤油に気を配らない鮨屋などは、どれほど立派な構えをしていてもご免こうむりたい。
ところでクリ芋の出来は?
初めて扱ったにしては上々、85点。名称のとおりほくほくと栗のような食感。
ヤツガシラよりもきめ細やかで上品、豆腐なら絹ごしというところ。        


こんにちわ

2007-01-22 14:32:08 | 日記・エッセイ・コラム

新春の晴れやかな空の色のように、体調もようやく回復してきた。 
で、ちょっとだけブログの窓を開いてみようと・・・そんな気分。

10年ほど前から使っているケータイ電話機を新しくした。
(もの持ちがいい)と電気屋さんに誉められたが、実は新しい機械を使うのが億劫だった。
それだけのことである。
ぶ厚い説明書と苦闘しながら一週間、やっと発信・受信をマスターした。
写真も撮れるし文字メールも送れるようだが、それらの事はおいおいに・・・・。
電気屋が勧めてくれたシニア用のシンプルな操作で済むケータイもあるようだが、
私にも見栄というものが未だ健在で、
たとえ使いこなせなくとも最新型のものでないと嬉しくないのだ。
トイレに落としたりしないように、ネックストラップも付けた。     
・・・・・久しぶりの書き込み・・・内容軽いなあ。

以前、400メートルの水圧にも耐えられるというダイバーズウオッチをはめていたら、
それを見た甥が笑いながらこう言った。
(ベンベエ、金づちなのにどうして?)・・・・・それでもいいのだ。