先日の教室でアーユルヴェーダやチベット医学の話題が出ました。
私も、漢方や中医学を学ぶようになってから、世界の伝統医学に興味を持ち
ほんの入り口程度、学んだことがあります。
どれも共通点が多く共感できる教えだと思います。
そして、気功がわかれば、きっと、もっと…
そう思いますね。
今回は、チベット医学の話を少し紹介します。
(ドクター・ダワの 「チベット医学入門」より)
チベット医学では、精神と体は互いに深く関わっていると考えます。チベット医学は、大きく分けて3つの観点から成っています。第1は薬による治療、第2はアドバイスによる治療、これは精神と体をいかに安定させるかを着眼点とします。そして第3は病気予防についてです。以上の3つの観点を理解するには、精神と体がどのように関係しているか、そのしくみを知ることが必要となります。
さらに、チベット医学では、病気の原因をすべて5大元素によって説明します。5大元素は様々な要素を持つエネルギーです。この世にあるすべては、5大元素で成り立っています。体が成長するのも、この5大元素によるものです。受精からの体の形成と成長過程、食生活、生活習慣に至るまで、5大元素のバランスがいかに必要か、さらにそこに精神がいかに関連しているかを理解しなければなりません。5大元素のバランスが崩れると、病気が生じます。つまり、病気の予防とは、そのバランスをいかに保つかということです。
5大元素をバランスよく保つためには、まず普段の食生活と生活習慣に留意しなければなりません。
・・・・(中略)・・・・
一部の障害のある人を除いて、ほとんどの人は健康に生まれてきます。病気は、後から発生してくるものが多いのです。チベット医学では、食生活と季節のアンバランス、5大元素のアンバランスによって病気を生じさせるとします。ですから、治療も5大元素のバランスを取り戻すことを目的とします。人間が死に近づいた時、5大元素の力がそれぞれ弱くなります。外部(私たちの体を取り巻く環境世界)の5大元素と内部(私たちの体)の5大元素は深く関係しています。外部の5大元素が変化すると、内部の5大元素にも変化が生じます。例えば、1日の変化は、外部の5大元素の変化を表します。朝が涼しいのは、5大元素の中で地と水が優勢であることを表します。また、昼が暖かいのは、火の力が増大し、地と水の力が減少したことを表します。夕方では、風が優勢となります。四季の変化についても、5大元素の増減の変化があります。
読んでみて、どう思いましたか?
「心」と「身体」
「養生」
大事なことは同じですよね
追記メモ
ネジャンヨガ
元々は修行法で、
チベット医により治療としても使われる