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二十四節気・天人合一

2023-05-13 04:04:24 | 季節の話(二十四節気他)

コロナがきっかけで始めた

早朝気功

「二十四節気ととのえ気功」

 

節気の初日の早朝

皆で気功をしてととのえ

ちょっとだけ

季節のお勉強も。。

 

今年は

節気の採気法もやってます。

 

 

自然界を意識して暮らすこと

習慣になっていただけると

良いなと思っています。

 

 

「人民中国」さまより

前漢時代(紀元前206年~25年)の有名な思想書『淮南子』には、二十四節気の名称と順序を明記した「時則訓」があり、現在まで受け継がれている。 

中国の農民は、節気(季節の区分)に合わせて農作業をし、主婦も節気に合わせて家事を切り盛りする。私自身も節気が変わるたびに、布団や衣類を日なたに干し、食器棚を片付ける。 

二十四節気とは、古代の中国の人々が自然を観察し、季節の移り変わりと結び付け、長年の生活経験や知識を加えて導き出した「気候・天気・農作の予報表」である。古来、中国は農業国であるため、気候の変化や雨量の多寡、霜が降りる期間の長さなどの予測は、農民が種まきや耕作を行う上で重要な参考になる。 

二十四節気のうち、四季の変化を反映するのは、立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、冬至の八つである。中でも立春、立夏、立秋、立冬は「四立」と呼ばれ、四季の始まりを示す。気温の変化を表すのは、小暑、大暑、処暑、小寒、大寒の五つだ。気象現象を表すのは、雨水、谷雨、白露、寒露、霜降、小雪、大雪の七つ。清明、小満、の四つは、動植物の季節現象を表している。 

この二十四節気は、地球が太陽の周りを公転する軌道(黄道)上での太陽の位置変化と地上での気候の変化の順序により、1年を24の期間に等分したものだ。その成り立ちとは――まず黄道1周360度を4等分し、90度ごとに一つの象限(領域)とする。さらに各象限を6等分し、15度(15日)ごとに一つの節気とする。この24ある節気と節気の間隔は約半月だ。そして、各節気はさらに三つの「候」(一つの候は約5日間)に分けられ、それぞれに名称がある。 

 

節気のそれぞれの名称からは、昔の中国・黄河流域の風景が感じ取られる。中国人は古来、これをもとに規則正しい生活を送り、周囲の変化を敏感に感じ取り、天と地を敬いながら自然と調和して暮らしてきた。 

大昔には巨大な科学研究機関はなく、現在のような台風観測や人工降雨もなかった。しかし、私たちの先祖の二十四節気に対する正確な計算方法は、高度な観測知識を示しただけでなく、さらに重要なのは、天地を敬うな思いを表したことだ。そう考えるたびに、私はいつも畏敬の念を抱く。 

2000年以上にわたり、二十四節気は一年の気温の変化や日の長さを正確に予告し、農業に情報を提供しただけでなく、動物や植物の生態状況も予告し、人間の健康管理にも応用されてきた。今でも年配者が中国伝統医学の医師に診てもらうと、いくつかの節気に特に注意するようにと念を押す医師がいる。また人々も「この節気にはあれを食べると良い」とよく言う。これは、人間の健康を脅かす自然現象もあるので、季節にかなった食べ物を取ることは、私たちがより良く健康を守るために役立つことを示している。中国人が昔から唱える「天人合一」(自然と人間の一体化)の理念は、節気の中に余すことなく表現されているのだ。 

 

しかし、ここ数十年の間に商工業や科学技術が高度に発達し、人間はライフスタイルを変えるような科学技術の粋を集めた新製品を発明した。そのため、自然と調和して暮らすことから目先の利益だけを求めるようになり、天地を敬うことから人間が天地を超越し支配する考えへと変わった。 

中国伝統医学の観点から見ると、夏は汗をかいてデトックスし、冬は暖かくして熱を補うのが最も自然に合った生活哲学だ。だが、ガラス張りの密閉型の建物は季節感を奪い、常に稼働する空調システムは過敏な呼吸器官を作り出してしまう。 

過去わずか数十年の間に犯した自然に対する過ちと教訓を見ると、「中庸の道」を重んじる私たちは自覚的にエコロジーの改革者を演じ、生活を自然の秩序に回帰させ、「天人合一」の境地に戻るべきだとつくづく思う。 

 

 

 

 

 


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