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重陽節・九が重なる日

2022-09-30 08:13:01 | 季節の話(二十四節気他)

2022年の重陽節

10月4日(火)!

 

重陽は九が重なる日

旧暦の9月9日にあたる日が

今年は

10月4日(火)なのです!

 

この日で思い浮かぶのは…

「菊花」

 

今年も

菊花茶で過ごそうと思います。

 

 

重陽節について…

いろいろメモ

 

重陽節

「中国大使館」さまより

農暦九月九日は重陽節である。中国の古典「易経」では九という数字を陽の数とされ、九が二つ重なるので、「重九」や「重陽」と名づけられたわけである。「茱萸節」とも称されるこの祭日は中国古代の戦国の時代(紀元前475年―紀元前221年)にすでに風習として定着され、漢朝(紀元前206年―紀元220年)から盛んになった。

重陽節の間、山を登ったり、菊の花を観たり、重陽の蒸し菓子を食べたり、茱萸を着けたりして無事を祈る。重陽節はまた敬老の日でもあり、中国各地でお年寄りを見舞うさまざまな行事が行われる。

 

 

「中国語スクリプト」さまより

重陽節とは旧暦の9月9日に行う節句で、「重九節」とも言います。

秋真っ盛りの節句であるため、山に登って秋の景色を楽しんだり、菊の花を愛で、菊花酒を飲んだり、「重陽糕」という伝統の餅菓子を食べたりします。

もともとは疫払いの日だったようですが、やがて敬老の日となり現代に至っています。

 

重陽節は紀元前の戦国時代にはすでに存在し、唐代に民間節句として正式に認定されています。

中国で奇数は陽の数。九月九日は陽数の極である九が重なる日であることから「重陽節」と呼ばれます。もともとは陽の数が二つあるのは陽の気が強すぎるとしてその邪気を払う日でしたが、やがてこの日は吉祥の日となりました。

かつては菊の花を愛でたり、菊の花びらを浮かせた酒を飲んだり、菊の花に綿を置いて露をしみこませ、それで体をぬぐうなどの風習がありましたが、こうした習慣は廃れ、2013年からこの日は「老人の日」となっています。ただし法定祝日ではなく休日ではありません。

 

道教の神仙説話にこんな物語があります。

後漢の時、汝南(じょなん)というところに両親、妻子とともに暮らす桓景(かんけい)という若者がいました。暮らしは決して楽ではありませんでしたがそれなりに暮らすことができました。ところがその後汝河という川の両岸で伝染病が流行り始め、どの家からも死者が出て埋葬する場所もないほどでした。桓景の両親もまたこの病の犠牲となってしまいました。

桓景は幼い頃から大人たちが「汝河には疫病神が棲んでいる。毎年人間界にやってきては伝染病をまき散らしていく」と言うのを聞いて育ちました。

桓景はこの疫病神を退治しようと、その方法を教えてくれる師を求めます。東南の山中に費長房ひちょうぼうという仙人がいることを聞きつけ、荷物をまとめると教えを請いに出かけました。

費長房は桓景に疫病神をやっつける青竜剣を渡します。桓景は朝から晩まで剣術の練習に励みます。瞬く間に一年が経ち、ある日桓景が剣の練習をしていると費長房がやってきて「今年の九月九日、汝河の疫病神がまたやってくる。急いで帰ってこれを退治しなさい。お前に茱萸ぐみの葉を一包みと菊花酒を一瓶やろう。村の人々を高い山に避難させるのだ」と言います。

桓景は急ぎ故郷に戻って人々を集めます。そして仙人の話を皆に伝えます。九月九日、彼は妻子や村の人々を率いて近くの山に登り、茱萸の葉を一枚ずつ配り、これを身につければ疫病神は近づいてこないと教えます。菊花酒も一人ずつ飲ませ、これを飲むと伝染病にかからないと伝えるのでした。

村の人々をこうして山に避難させた後、彼は青竜剣を身につけ一人部屋に座って疫病神を待ちます。

まもなく汝河の方から叫び声や怪しい風の音が聞こえてきます。疫病神が川から飛び出て岸に上がり、村里にやってきます。どの家にも人影がないのを見て、ふと顔を上げると大勢の人が山の上に集っています。疫病神が山のふもとに行くと酒の匂いがプーンとし、茱萸の香りが肺を衝き、どうしても山に登っていくことができません。

再び村に戻ると誰かが家の中で端然と座っています。そこで叫び声を上げるや襲いかかろうとします。桓景は疫病神がやってきたのを見ると剣をふるい迎え打ちます。何度戦っても疫病神は桓景を抑えることができず、逃げ出そうとしました。そこを桓景が青竜剣を振り上げて心臓めがけて一突きに刺し貫き、とうとうこれを打ち取りました。

その後汝河両岸の人々は疫病神の襲来を受けることがなくなりました。人々は九月九日になると山に登って桓景が剣で疫病神をやっつけた話をし、この話は父から子へ、子から孫へと伝わっていきました。

 

 

ーーー

茱萸を身につける


旧暦9月9日に茱萸を身につける習慣がありました。
そのため、「茱萸節」とも呼ばれています。

また、呉越(現在の江蘇省、浙江省)で最高品質のものが生産されていたことから、呉茱萸とも呼ばれています。 
古代の人々は、重陽節にハイキングをして茱萸を見にいつけると、虫や湿気を追い払い、風邪を追い出すことができると信じていました。 
腕につけたり、砕いてお香袋に入れたり、頭に挿したりしました。
主に女性や子供が着けますが、男性も着けます。
茱萸は、薬として使われます。
滋養強壮や病魔退散のためのお酒作りにも使われます。 
茱萸や菊は、唐の時代から使われています。 
明目、醒脑、祛火、驱虫、去湿、逐风邪の効果があり、食物の滞りを取り除き、寒さや暑さを治す効果があります。
古くから茱萸を挿す習慣は、風邪や邪気を追い出すための山登りの民間療法であり、菊の節句には、澄んだ空気が上昇し、暗い空気が沈むときに、茱萸などの自然薬を用いて、自然の気候変化に合わせて体調を整えるのです。

 

 

百度百科さまより

吴茱萸

性 味 
味辛、苦,性热。

归 经 
归肝、脾、胃、肾经。

功 能 
有散寒止痛,降逆止呕,助阳止泻的功效。

主 治 
用于厥阴头痛,寒疝腹痛,寒湿脚气,经行腹痛,脘腹胀痛,呕吐吞酸,五更泄泻。

相关配伍 
1、《伤寒论》吴茱萸汤:与生姜、人参等同用,治厥阴头痛,干呕吐涎沬,苔白脉迟等。
2、《医方简义》导气汤:与小茴香、川楝子、木香等配伍治寒疝腹痛。
3、《类编朱氏集验医方》鸡鸣散:与木瓜、苏叶、槟榔等配伍,治寒湿脚气痛,或上冲入腹。

 

 

 


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