行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツリバナの果実など

2015-09-10 20:00:33 | 花,植物
9月の初旬に見つけた、
ツリバナなどニシキギ科の果実を集めてみました。


時々通る公園の道、
長い花柄に吊られるようにつく
たくさんの果実を見つけました。
ニシキギ科ツリバナの木です。


こんな場所にツリバナがあるとは知りませんでした。
青い果実に混じり紅い果実、
そして裂け、早くも中から種がのぞいているものも見られます。


ニシキギ科の果実は熟すと
裂けて、紅い種子が現れるようです。
ツリバナは5裂し、5つの種が出てきます。


ニシキギ科の果実でよく見るのがマユミです。
マユミは4裂し、4個の種子が現れます。
本格的に果実が熟し、
中から真っ赤な種子が顔を出すのは
10月下旬から11月のはずですが
早くも薄紅色に染まりはじめているものもあります。


そのマユミの果実にたくさんの
キバラヘリカメムシの幼虫がたくさん発生していました。
このカメムシ、ニシキギ科の果実を選んで食べます。


ニシキギ科ツルマサキ、
花の時期が6~7月、
そのまだ出来立ての若い果実です。
この果実も秋の終わりには熟し、
中から橙赤色の現れます。


ニシキギ科ニシキギ、
錦木の名のように鮮やかに紅葉します。
果実はまだ青く、丸みも十分ではありませんが
もう見事な色に紅葉している部分が見られます。
やはり果実は熟すると裂け、
こちらは種が一つ現れます。


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色づく木の果実

2015-09-09 20:00:41 | 花,植物
9月の散歩道に集めた木の果実、
秋色に色づいてきました。


ミズキ科ヤマボウシ、
花も風情があり、
庭木や公園樹などにもよく見られるヤマボウシ、
見事な実のつき、色づきです。
この果実、食べられます。


モチノキ科ウメモドキ、
春の花に同様、小さな果実をたくさんつけていました。
花も果実もウメには似ているとは思えませんが
ウメモドキです。


大木にもなり、いろんな場所に見られるアサ科エノキ、
こんなかわいい実をたくさんつけます。
果実は多くの野鳥にこのんで食べられ、
葉は多くの昆虫の食草、
多くの生き物を育む樹木です。


モクレン科コブシ、
果実が握り拳のようなのでコブシの名です。
やがてこの果実が裂け、中から赤い種子が現れます。


レンプクソウ科ガマズミ、
山地や里山などに見られる落葉低木、
公園樹などとしても植栽されています。
この果実も食べられます。


ミズキ科ハナミズキ、
色づいてきました。
花はヤマボウシによく似ていますが
果実はだいぶ違います。

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ツルボに来た虫たち

2015-09-08 20:00:55 | 花と虫
9月3日、
丘陵の道にツルボがたくさん咲き、
そこにいろいろな虫たちが集まっていました。


キジカクシ科ツルボ、
晩夏から初秋、
林縁や堤防の日当たりのよい草原に
ピンク色の花を穂状につけます。
球根性の多年草です。


そのツルボ、蜜が甘いと見え、
たくさんの虫たちが集まっています。
ウラナミヒメジャノメ、
翅表にはきれいな蛇の目模様が見られます。


ダイミョウセセリ、
幼虫の食草はヤマイモなど、
こんな里山の林縁によく見られます。


イチモンジセセリ、
この時期どこにでも見るセセリチョウです。


マドガ科マドガ、
ダイミョウセセリによく似た翅色ですが
こちらは蝶ではなく蛾、やや小型です。


腹部の太い黄色の帯、
オオハナアブです。


こちらは蜂、
ツチバチ科キンケハラナガツチバチのようです。
腹部が長く、胸部などに黄色の毛が密生しています。
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散歩道にて(9月3日)

2015-09-07 20:00:12 | 花,植物
吹く風も秋を感じさせる今年の9月初旬、
野道、山道の草の花も秋の訪れを告げていました。


シソ科と思われる白い花、
普通は薄紫色のアキノタムラソウですが
その白花のようです。
花びらの端にわずかに薄紫色が見えます。


山道の草原にかわいい白い花を見つけました。
フウロソウ科ゲンノショウコです。


やはり山の上がり口に
紅いゲンノショウコを一輪見つけました。


キキョウ科ツリガネニンジン、
薄紫色の釣鐘状の花が一か所に数個ずつ輪生し、
それが数段に付きます。
秋の山野の花です。


キク科アキノノゲシ。
名のとおり秋、
道端の草地などによく見られる野の花です。


マルバルコウソウ、
ヒルガオ科のつる性多年草、
秋の野原によく目立つ朱色の花を咲かせます。
アメリカ原産、もともとは観賞用に持ち込まれたものが
野生化しています。


マメアサガオ、
道端の草原にマルバルコウソウとならんで咲いていました。
これもアメリカ原産のヒルガオ科の帰化植物です。






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ゴイシシジミなどシジミチョウ

2015-09-06 20:00:30 | 昆虫
8月下旬に出会ったシジミチョウを集めて見ました。
ゴイシシジミは島根にて、
他は東京稲城、いつもの散歩道で写しています。


ゴイシシジミ、
名前のとおり白地に黒の斑紋がきれいなシジミチョウです。
島根県の旅行にて初めての遭遇です(8/23)。
昼食に立ち寄ったドライブインの遊歩道横の
クマザサの中にいました。
幼虫が竹や笹に付くアブラムシを食餌するところから
やや標高の高い笹のある場所に見られるようです。


ウラギンシジミ雄。
翅裏が白(銀)色であるところからこの名です。
雄の翅表は濃褐色の地にオレンジ色の紋があります。


ウラギンシジミ雌。
翅表の紋は淡い水色です。


ムラサキシジミ、
翅表に鮮やかな青の紋を持ちますが
翅裏は地味な褐色、
翅を閉じ、木陰にじっとしていることの多く目立たない蝶です。


ベニシジミ、
白いニラの花にとまると紅色がよく映えます。


ルリシジミ。
白い千日紅にとまりました。
羽化して間もないのでしょうか
傷みのないきれいな個体です。


ツバメシジミ。
萩の花を行ったり来たり、
飛びまわっていました。
こちらは翅が少しちぎれ、
後翅のオレンジ色の紋も色褪せてきています。

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白いモンキチョウ、黄色のモンシロチョウ

2015-09-05 20:00:49 | 昆虫
春から秋の終わり近くまで、
街中の公園などでも見られる
モンキチョウとモンシロチョウにスポットをあてて見ました。


道端のアカツメグサに
白い蝶と黄色の蝶が仲良くとまっていました。
これ両方ともモンキチョウです。
モンキチョウのメスには白い個体がいるのです。


黄色の方はやや体が小さく、多分オス、
昆虫の多くはメスが大きいのです。


アカツメグサの蜜は大好物のようで、
河原のアカツメグサによくこの蝶を見ます。
緑の草原の紅い花に黄色がよく映えます。


やはりアカツメグサに
これもよく見られる黄色の蝶
キタキチョウがいました。
モンキチョウもキタキチョウも
シロチョウ科に分類されます。


タカラヅカの名が付されている
デュランタに淡黄色の蝶がとまりました。
モンキチョウでもキタキチョウでもなく、
翅の紋から判断するとモンシロチョウです。
モンシロチョウといえども翅裏は多少黄色味を帯び、
個体によってはこの程度の黄色に見えるようです。


ママコノシリヌグイの花にとまったモンシロチョウ、
こちらは少し黄色がありますが白く見えます。


日蔭のアキノタムラソウにいたのは
スジクロシロチョウ、
モンシロチョウによく似ていますが翅に黒い筋があります。
モンシロチョウに比べ、
林縁などの木陰によく見ます。
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百日紅(サルスベリ)の色々

2015-09-04 20:00:37 | 花,植物
真夏を彩るミソハギ科サルスベリ、
ピンク色の花を長い間咲かせ続けるので
百日紅の字があてられています。
ピンク色が多いのですが紅色、白なども見られます。
8月中下旬に写したサルスベリの花を集めて見ました。


真夏に美しい花を咲かせるとともに
成長が遅く、高木になりづらいこともあり、
公園や庭樹などによく使われています。
樹肌も美しく、寺院にもよく見られる樹木です。
樹肌がスベスベしていて
猿も滑るというのが名の由来のようです。


このピンクが一番多い色でしょうか。



これもピンク色と思いましたが
薄く紫色がかかっているようです。


鮮やかな紅色の花です。


白色もきれいです。


白とピンクのまだらもありました。


最後に昨日撮った咲き残りの花で
花の構造を勉強して見ました。
黄緑色、星型のガクを中心にしわしわの花弁が6枚、
雄蕊は中心にたくさんにある短いものと、
花弁の内側にくっつくようにある長いものと2種類あります。、
中心の雄蕊の中から一本長く出ているが雌蕊、
このセットで一つの花です。
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晩夏から初秋の草の花

2015-09-03 20:00:54 | 動物
8月下旬、
道草に見つけた晩夏から初秋の草の花を集めて見ました。


オミナエシとヒヨドリバナ、
両者が他の草に囲まれ、
支えあうように咲いていました(8/23、島根県浜田市)。
多分、自生のものです。


上と同じ草原にキク科シオン属、
シラヤマギクが花を開いていました。


こちらは東京稲城市、
多摩丘陵の山道にて、
オミナエシが黄色に対し、
こちらは白の同じような花、オトコエシです。


ナス科のつる性多年草ヒヨドリジョウゴ、
反り返る白い花びらの基部の緑色が素敵です。


これもつる性多年草、
ガガイモ科カガイモ、
花も大きな葉も見どころのある野の草です。


雨の後に一斉に咲くことから
レインリリーの別名があるヒガンバナ科タマスダレ、
もとは植えられたものと思われますが
野生化し、草の中に花開いていました。


キンポウゲ科アキカラマツ、
カラマツソウの仲間で秋に咲くところからアキカラマツです。



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吾亦紅

2015-09-02 20:00:36 | 花,植物
8月下旬、
丘陵の山道に咲いていた紅色の花2点。


バラ科ワレモコウ属、
ワレモコウの花の咲き始めです。
花穂に小さな花がたくさん咲きます。
花は紅色、漢字で書くと、吾亦紅、
吾もまた(亦)紅色と主張しているところから名だそうです。
花びらに見える部分は萼で花びらは退化しています。


多くの穂状花は下から上へと咲いていきますが、
ワレモコウは上から下に向かって咲いていきます。
このような咲き方を有限花序というそうです。


秋に咲き終わった紅色の花穂を
見ることの多いワレモコウですが
この時期の花や葉は見たことがありません。
ワレモコウ、こんな茎葉をしていました。


そのワレモコウの近くの草原に
こんな花を見つけました。
紅いキツネノカミソリかと思われるほど
キツネノカミソリによく似た花です。


しかし、濃淡はあるものの
キツネノカミソリの花色はオレンジ色だけ、
こんな紅色の花はありません。
よく調べて見ると、
リコリスと呼ばれる園芸品種の一つでした。


リコリスとはヒガンバナ属の英名、
この林縁などに自生するキツネノカミソリも
ヒガンバナ科ヒガンバナ属、
リコリスの一つなのです。




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茶畑

2015-09-01 20:00:09 | 風景
8月末、
次男の引っ越しの手伝いもあり、
静岡県の菊川に行っていました。


菊川周辺は日本有数の茶産地、
駅から少し奥に上るとそこは茶畑。


茶畑の奥もまた茶畑です。


茶は4~5月に一番茶、
6月に二番茶、7~8月初旬に三番茶、
9~10月に秋茶(四番茶)の収穫がされます。
今は秋茶の葉が成長している時期でしょうか。


畑の端の茶の木には
花をつけているものがいくつかありました。
茶の花は11月と思っていましたが
こんな早くから咲くものもあるようです。


イチモンジセセリが茶の葉にとまりました。
秋茶になるべく新葉も直ぐ横に顔を出しています。


再び茶畑の景色、
どの茶畑にも柱の上に
扇風機のようなものがたくさん見られます。
正確には防霜ファン、
一番茶に下りる霜を上空の空気を
送ることにより、霜害から守る、
夏の間は使われない扇風機なのです。
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