行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

河原の草の花1(イタドリ、クズ、ツルボ)

2015-09-23 20:00:24 | 花,植物
多摩川の河原は植物の宝庫、
種が水に流され、鳥に運ばれ、
いろいろな草や木が生えています。
草刈りをまぬがれたイタドリ、
草刈りのされない崖の樹木につるを伸ばしたクズ、
草刈りの後に茎を伸ばしたツルボ、
9月中旬、多摩川の河原にそれら草の花を写して見ました。


タデ科イタドリの紅い花、
よく見ると、この紅い花に見えるのは果実、
イタドリは雌雄別株であり、
この株は果実があるので雌株で花は雌花になります。
この雌花には3個の花柱があり、ごく小さい雄蕊があります。
果実が白くなるものが多く、
紅くなるものをベニイタドリと呼ぶようです。


河原に咲くイタドリの雄花。


その雄花には長い雄しべが8本、
雌しべもありますがごく小さいもののようです。


河原だけでなく、
野原や林縁などいたるところで見られるクズです。
マメ科のつる性多年草です。


秋の七草の一つ、
近くで見るとアズキ色、黄色、紫色、白色と
色彩も豊富、きれいな花なのです。
タイミングよくイチモンジセセリがとまってくれました。


キジカクシ科ツルボ、
これも河原だけではなく、
低山の林縁や草地などの日当たりのよい場所に
広く見られ、秋のおとずれを告げる草の花です。


ツルボは薄紫色の花と思っていましたが
こんな鮮やかなピンク色の花がありました。
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