goo

娘と4か月になる孫が青梅に帰る

いよいよこの時が来た。
出産で帰ってきていた娘と4か月になる孫が青梅に帰るのだ。

土曜日の朝10時半、玄関先で記念撮影をした。
孫は機嫌良くチャイルドシートに乗る。
助手席も含め、車は引っ越し道具でいっぱいだ。
タヌキと娘は、後部座席の孫の隣に並んで座る。
「もう少し痩せておけば良かったね。」と娘がタヌキに言った。

高速道路のお陰で青梅までは約1時間半。
娘が帰ってきてからの約半年の思い出話をしているうちに到着。
娘の義父が、通りまで出て待っていてくれた。
もてなしを受けた後、娘夫婦の住むマンションに行く。
慣れない環境なのか、孫が泣く。
よっぱらい親父が抱いてやると、腕の中で眠ってくれた。

とうとう別れの時が来た。
駐車場で、青梅の家族が見送ってくれた。
帰りの車中、親父がタヌキに言った。
「寂しくなるね。」
「しょうがないよ。とタヌキが言った。
「でも、楽しい毎日だったよね。」
そう言ったきり、しばらく車中は無言となった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )