コロナ禍で酒に弱くなったよっぱらい親父。古希を過ぎ、腰痛に悩みながら今は家庭菜園に精を出す。慰めは3匹の猫。
よっぱらい親父の独り言
東京散歩 ー緑の街「府中」ー
府中は、緑いっぱいの街だ。
今回の東京散歩は府中。
京王線府中駅を降りたとたんに、大ケヤキの並木が迎えてくれる。
目的地は大国魂神社。
11世紀、源頼義、義家親子が奥州安倍一族を平定した。
そのお礼として苗木千本を大国魂神社に寄進したのが並木の起源。
その後、徳川家康が大国魂神社に馬場と並木を寄進し、捕植されたという。
今は、義家の時の木は枯れてなく、銅像だけが建っている。
並木を南進し、旧甲州街道に出る。ここからが大国魂神社の境内だ。
明治神宮を思わせる広い参道が続いている。
この神社は、武蔵の国の守り神としてお祀りされた神社で、往時の政治の中心地に在る.
国の人々の厄難を払い、幸福な生活を祈る神社ということだ。
そもそも府中とは政庁の中心という意味。
今の東京の中心地などは、ひなびた小さな漁村だったのだ。
本殿にて参拝。小銭がなかった。
ご婦人(推定60歳)が賽銭を入れたところだったので、あわせて祈らせてもらった。
旧甲州街道まで戻り、左折して数分、交差点の角に高札場の跡が残されていた。
このあたり、札の辻と言われて、東西交通の要所として栄えていたという。
緑の並木道に戻り、駅近く並木の下、二つの石碑を熱心に拝む女性(推定50歳)がいた。
ケヤキ並木に関するものなのか、知れずにここを去った。
京王線で新宿まで行く途中、若い女性(推定30歳)が席を譲ってくれた。
「ありがとう」と、礼を言って座る。
新宿からのJRでも、若い男性が席を譲ってくれた。
大国魂神社の御利益か。
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