2018/11/11
NHK杯、優勝が決まりましたね!
もうエキシビションも終わってしまいましたが、書くのが追いつかない。
まあ、遅れてゆっくり書きます。
紀平梨花ちゃん、16歳でシニア初参戦、GPS優勝で、鮮烈な優勝デビューでしたね。
フリーでは、トリプルアクセル+トリプルトゥのコンビの成功、そのあとの単独3Aの成功、目にも鮮やか。表現もきれいでした。
2位のさっとん、私はいい演技をしたと思いましたが、残念。
紀平選手のほうが得点の出る構成だったのね。
同じ浜田コーチの後輩ということで、内心は複雑な思いがあったのかもしれない。でも自分の反省点を述べて、さらに頑張りたいと答えていました。
そして、宇野君優勝おめでとう!
今回、昌磨君もブレのない、軸のまっすぐなきれいなジャンプが目にとまりました。
表現も音楽によく合っていたと思います。月光のゆっくりしたメロディの中の音が1音鳴るたびに、手の動きだったり、顔の向きであったり、足のランディングだったりで音を表現していました。
これは音楽をどのように身体表現していくかという点で見ると、とても興味深いのです。羽生さんもバラード1番で、このように音楽を表現していましたね。
あらためてじっくり見てみたけれど、フィギュアスケートって本当に大変そう。
こんなふうに音楽の表現をしながら、なおかつ4S、4F、4T、3A、3F、3S、コンビネーションジャンプ、スピン、コレオシークエンスなどを入れていくのですものね。
スケーティングの軌道も決まっているのでしょうね。右回りに行ったり、左に行ったり、バックで進んだり。素人にはどのように軌道を決めるのかわかりませんが、4分、リンクをくまなく周回して、軌道を覚えるだけでも大変そう。
ペアのLIVEを途中から見たのですが、これも見ごたえがあり、つい引き込まれました。解説が川口悠子さんでした。continuesのときの川口さんのお茶目な感じを思い出します。川口さん、これが初の解説のお仕事だったんですね。
私が川口さんを初めてみたのは、2009年4月の代々木の国別対抗戦のEX。
その時は国別対抗戦もEXも何のことやら知りませんでしたが、評判になってきたフィギュアスケートなるものを見てみようとチケットを取ったのです。当時は、すぐには完売しなくて取れたのですよ。
その、初めて見たショーでは衝撃的なことが起こって忘れられません。
前にも1度書いたことがありますが、また書きます。
アイスダンスの演技中、女性がリフトで落下して氷面に顔から落ちて、動かなくなってしまったのです。たぶん10秒くらいだったかもしれませんが、長い間、横たわっていたように感じました。音楽が止まり、照明が消えて真っ暗になったリンクに担架が出てきて運ばれて行きました。
冷や水を浴びせられたような気分で、フィギュアって危険なスポーツなんだと感じました。
それから何事もなかったように、次の人(小塚君だった)の名前が呼ばれて滑りました。私だけでなく、みんなあの女性がどうなったか気が気でなかったと思います。その後に出てきたアイスダンスのカップルは表現がおとなしいように思いました。
そんな時、川口悠子さんのペアは、リフトやツイストなど危険な技を惜しみなく演じて、すごいなあと思ったのです。それが川口さんを知った最初でした。
こんなことを長々書きましたが、NHK杯での川口さんの解説を聴けるなんてうれしいと思いました。川口さん、「オーチン ハラショ―」の言葉が出てましたね。ロシア暮らしの長さが感じられます。
羽生さんが出ないNHK杯でしたが、レベルの高い充実した試合でした。
せっかく広島で開催したのですから、世界中から来た選手、関係者、観客は原爆の展示も見て行っていただきたいと思いました。
NHK杯出場選手の演技構成、点数、演技動画がこちらで見られます。このまとめ、いいですね。
https://www.nhk.or.jp/figure/