2020/04/29
NHKBSプレミアムで日曜深夜に放送されるプレミアムシアターは、バレエの放送があるのでいつもチェックしています。
バレエ公演はテレビで放送されることが少なくて、専門チャンネル以外ではこのプレミアムシアターくらいしかないのではないかしら。私はバレエも好きなんです。
劇場に行けない昨今ですから劇場の雰囲気も味わえて、ありがたい放送です。
4月19日のハンブルクバレエ『ベートーヴェン・プロジェクト』は、ジョン・ノイマイヤー振付でベートーヴェンの曲を使ってのバレエということで録画しておきました。すぐに見たのですが、コロナのことなど書いていたら、10日も過ぎてしまいました。
今年はベートーヴェン生誕250年。ベートーヴェン・プロジェクトは、ジョン・ノイマイヤーの、ベートーヴェンへのトリビュートであり、物語とシンフォニックバレエの要素を融合しています。
クラシックの楽曲(特に交響曲)に動きを振付けたものはシンフォニックバレエと呼ばれています。音楽の視覚化とも言われます。一般的には物語がなく、音楽の要素を動きで表現するものですが、何かの情景をイメージして振付けることもあります。
リトミックと相通じるものがあるので、私はいつも興味を持って見ているのです。
今回の放送では、2012年にローザンヌバレエコンクールで優勝した菅井円加さんも出演しています。ハンブルクバレエ団に入って、プリンシパルになったのですね。菅井さんは体の可動域が広くて動きにキレがあり、躍動感が群を抜いています。
振付も斬新で、そのぶん難しそう。運動量も多くて、主人公(アレイズ・マルティネス)は大変だったのではと思ってしまいますね。でも、音楽をどういうふうに動きで表現していくのだろうと見ていると、とてもおもしろいのです。
短い紹介動画ですが、雰囲気は伝わるかしら。載せておきます。
Beethoven Project - A Ballet by John Neumeier