はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

東京バレエ団x勅使河原三郎

2019年10月29日 | バレエ

2019/10/29

 

日曜日は東京文化会館で東京バレエ団の公演を見てきました。

演目

1・「セレナーデ」振付:バランシン 音楽:チャイコフスキー

2・「雲のなごり」振付:勅使河原三郎 音楽:武満徹

3・「春の祭典」振付:モーリス・ベジャール 音楽:ストラビンスキー

 

以前、バランシン振付のチャイコフスキーの「セレナーデ」をテレビで見て、なんとすてきな演目だろうと思っていたら、東京バレエ団が秋に公演すると知り、行ってきました。

チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」がどんな曲か思い浮かばない人もいるかと思いますが、「上司に恵まれなかったら、オー・人事」という派遣のCMの時に流れていた音楽です・・・(こんな形容でいいの?)

音符に合わせて踊る、まさしく音を体で表現する作品。チャイコフスキーの音楽はどれもメロディが美しいので好きですが、あのフレーズではあの動きになるんだ、と見ると興味深い作品です。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の生演奏がまたよかった。オーケストラの低音部がよく響いてくるのです。

次は「雲のなごり」。世界初演だそうです。

振付:勅使河原三郎、音楽:武満徹ですが、ダンサーたちはとても上手だと思いますが、私はどうも武満の音楽がわからない・・・海外で評価の高い武満ですが・・・。「地平線のドーリア」、「ノスタルジア―アンドレア・タルコフスキーの追憶にー」。難しいですね。不安を掻き立てるような感じであまり心地いいとは言えません。

勅使河原氏の言葉

〈創作をするとき、まるで身体のために音楽があるように感じます。きちんと向き合い、あるいは深くその音楽を愛さなければ、また身体的に交わらなければ、その音楽を使うことはならないという気持ちがありますが、いつか、武満さんの『地平線のドーリア』で作品を創りたいと思っていました」とも。藤原定家の歌「夕暮れはいずれの雲のなごりとてはなたちばなに風の吹くらむ」に想を得たことにも触れ、「夕日が暮れるときの、時間を超えたその最後に残る花の香り──。それは匂いという現象を受け取った知覚ではなく、なごりという感覚が残るということ、と感じたのです」。〉

東京バレエ団公式サイトブログ https://thetokyoballet.com/blog/

西洋音楽とは全く違う、日本的で瞑想的な音楽といえば言えるような。

「春の祭典」については衝撃的な作品ですが、長くなりそうなので次回にします。

 

 


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