はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

好きな自分像を演じる

2023年03月17日 | 雑感
2023/03/17


昨日のNHK、BS1で
宮本亜門『最後の講義』という番組を見ました。


途中からだったので
最初のほうはわからないのですが
とてもよい内容だったので
再放送をお願いしたいところです。


宮本亜門さんが高校生の頃に不登校になって
お父さんと壮絶な争いをした
というあたりから見ました。


お父さんが日本刀を持ち出したので
宮本さんはトイレに隠れるという
ただならぬ話に息をのみました。

宮本さんは演出家ですから伝える力が豊か。




逆境におかれて自分は生きる価値がない。
嫌いな自分をどうするか。

自分の人生グラフを作成してみる。

「自分の人生を劇にして人に演じてもらう」
ということを言われていました。

自分の人生をあたかも劇を見るように
他人の目線で見てみる。

人生グラフもそうですが、自分を客観的に
見る作業をすること。

そうするとまた違った解釈、視点で
見えてくるのではないか。






私はこの時
羽生結弦さんのアイスショー『GIFT』を
思い出したのですよ。

『GIFT』は
孤独な子どもの物語から始まりました。

あの、つらい、ひとりぼっちな自分は
ほんとうの羽生さんだったのでしょうが
劇=物語にすることによって
多角的な方向から見つめると
幸せだった自分も見いだせる。





最後に若い女性が講義の感想を問われて
「自分の好きな自分を演じる」ということを
云っていました。

「歩いていたら階段にゴミがあった。
ゴミを拾う自分が好きなので
自分はそのゴミを拾った」
と話したのでした。


女性の言葉はとても簡単な例えでしたが
「あ、なるほど」と思いました。

どうしている自分が好きか?

ゴミを拾う自分が好き。
だからそのように振る舞う。


私も好きな自分像を描いて
それを演じてみようと思ったのです。

本心は逡巡があるかもしれない。
見ようによっては嘘っぽい。
でも、演じているのだと思ったら
できるかもしれない。


きたやまおさむさんの著書
『ハブられても生き残るための深層心理学』に
同じようなことが書いてありますね。

人生を劇としてとらえる視点
「劇的視点」を持つ、と書いてあります。

つらい、不本意な状況だったら
いったん今の状況から降りて(リセットして)
よりよい台本を自分で書き換えていこう
という発想を持つのですね。



今のところ
それほどつらい状況にはないけれど
好きな自分を演じてみるのは悪くない、ですね。





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