2020/12/09
北区の中央図書館で「ドナルド・キーンと三島由紀夫 ~三島没後50年によせて~」という展示を開催中だというので、行ってきました。
北区中央図書館は初めて入りました。
近代的な図書館の建物のそばに、煉瓦の古い建物(赤レンガ倉庫)がありました。旧陸上自衛隊十条駐屯地275号棟を移築・改装したものだそうです。
レストランになっていました。いい感じですね。
ドナルド・キーン氏は北区西ヶ原に居を構え、45年の間執筆活動を続けて来たそうです。
2012年に日本国籍を取得し、北区アンバサダー、北区名誉市民として活動されていました。昨年2月24日、96歳でお亡くなりになっています。
展示はドナルド・キーンコレクションコーナーにあり、それほど大きななものではありませんでしたが、三島がキーン氏に送った最後の手紙(複製)や二人の写真など貴重なものもありました。
昭和28~31年頃、キーン氏が京大大学院に留学していた頃に出逢っています。この時期は三島にとっても一番幸せな時代でしたね。
キーン氏は三島の『近代能楽集』、『サド公爵夫人』、『宴のあと」などを翻訳しています。
11月23日には、キーン氏の養子、誠己氏の講演「父ドナルド・キーンと”親友”三島由紀夫 ~父から聞いた知られざるエピソード~」が開催されていたそうです。徳岡孝夫氏も電話出演されたそうで、これを知っていたら、絶対行っていたのにと残念でした。
ドナルド・キーンコーナー、三島由紀夫コーナーと各々の蔵書のコーナーがあり、三島については珍しい本もありました。
三島の本については、家に読むべき本が積んである状態なので借りてきませんでしたが、一応、北区の図書貸し出しカードを作ってきました。他区でもカードが作れるのですね。
下に、ドナルド・キーンさんの翻訳、著作をあげておきます。