おまたせしました
1839峰(1842m)1泊2日の簡単な記録です
撤退か前進か1839峰(1泊2日)恐怖夜中のコイカク沢~その1の続きです。
高速道路利用で7:30札内川ヒュッテ到着。札内川ヒュッテ駐車場は満車だ
。が・・・中札内村国有林滝見ゲート~中札内村国有林ヒュッテゲートが落石の恐れで通行止め
「うへーここまできたのに
」カムエク登山者は無視して通行しているので自己責任
で行く。カムエク登山者はここからは日帰り無理だろうな~。15年前の日帰りが懐かしい
さて、8:00登山口前のトンネルをくぐり、500m先の登山口から蕗漕ぎし、コイカクシュサツナイ川を上流に向かって黙々と歩く。沢の水
が少なく普通の登山靴でも濡れることなく黙々と進む
ストックを器用に使い、飛び石をホップステップジャンプ
約90分で上二股到着、ここから水場がないので水4リットル汲む
「ずし~ん」とザックが重くなる
(笹漕ぎ)日高山脈、独特の急勾配の夏尾根に苦しむ
高度を一気に稼ぐ
途中、日高を知り尽くした登山者2名と出会う。話しながら登ると自然に上手く呼吸が出来、酸素不足になりにくいのでいい
1719mの夏尾根頭でテント泊することに。その先は、テント泊が多くいそうなんで、張る場所がなさそうと判断し、のんびりくつろぐことに
やや高価だが「極食」めちゃくちゃうまい
南極観測隊の料理人が、隊員の為に作ったおかずをフリーズドライ化させ、簡単に食べられるようにした食事だが、北海道シリーズも多い。チリコンカンがカロリー高くおすすめだ
スキットルでウィスキーロックで飲んで熟睡
翌日、雲海で見事な日高の稜線現る
(遠くにカムエク)。感動~来てよかった~
何もかも忘れてストレス解消。今日、昼から雨予報
なので、できれば下山したいので軽装で出発
10分でコイカク到着
コイカクとヤオロの稜線が一番歩きづらかった
約90分でヤオロ到着
両足は痣だらけだ
。ヤオロから1839峰は以外と歩きやすい
(背景1839峰)。数年前から某山岳ガイドさんが枝払いをしていたので思っていたより気持ちよく歩けたが、数年後は大変な藪漕ぎになるかもしれない
小生も今後の登山者のために枯木をポキポキ折り登っていった
(1839峰へ)念願の1839峰(1842m)
に10:45到着
半分曇天
登山歴23年で一応、北海道100名山(正式には118座)をすべて登ったことになる
が・・・20代後半のピークハンター時代、本当に登ったと言えるのかどうか
疑心暗鬼の山も多い。フイルムカメラ時代
はピンボケ、紛失等で証拠写真がないのもある
。視界ゼロで山頂にタッチして下りただけの山もある。ポンヤオや1967峰、イドンナップ、天塩などもう一度ゆっくり登らねば
(キンバイたくさん)再チャレンジとして、この1839峰(1842m)がスタートとして今度はじっくり山を楽しんで登っていきたい
さて、事故の多い下山
下山中、小雨
が降りやまず、急ぎ早に下りる。寒さはないが、テント場に戻ったのは16:30。ここで、もう一泊するか
悩んだが、今後、雨水が増し、徒渉がめんどくさくなるので下りることに。水も不足していた理由もある。上二股に19:20到着。途中の1305mテント場でのビパークはまったく考えなかった。上二股で軽食と水を汲み、コイカク沢をまっすぐ下りると登山口なので、楽観的に水の中をバシャバシャ歩く
。雨で少々水増水し飛び石は少なくなっていた。ヘッドランプの光
で蚊が寄ってくる。キツネもいた。巻き道はやめて、とにかく突き進む。函でヘッドランプ
が消える
。一度、更地の河原に戻る。こういう時は、スマホライト
が便利だ。少し暗くしながら、目を暗闇に慣れらかす
最後の砂防ダム付近でヒグマと対面
。巻き道を越えたかったが、まったく動く様子がない
。ヘッドランプ
でピカチュウ攻撃と、鈴を2つ付けたストックを持ち上げ身体を大きく見せる。するとゆっくり逃げていった
安堵して腰が抜け、数分へなへなと座り込んでしまった
沢水の音でヒグマ避けの鈴やランプの効果はやはり薄く、夜間の一人歩きは今後絶対にしないことにした
。カムエク日帰りの自信で無理をしたが、やはり体力のある若い頃だけであった。21:40に登山口に到着
(雨量計)カムエクから来た登山者のライトが見えたので登山口の入口が分かったようなものだ。駐車場に無事到着
大雨になってきた
疲労感はあまりなかったが、コイカク沢をまっすぐ下れば登山口なので多少無理ができたのかもしれないが、リスク大きく、もう二度と同じ事はしないと反省
。数年後、仲間と楽しく登りたいと思う。帰宅後、のろまな亀
に散々怒られる
。いつものように聞く耳持たずの小生だったが心配してくれるのはありがたい
感謝です。ダニ2匹発見
・・・しかし1839峰は全国的に見て登山道が一応ついている「山」では最難関・最レベル(判断)の高い山であるという登山愛好家の意見が多いが、同意見であり、天候条件や装備等によっては日々の鍛錬が発揮される山と感じた山行でした