作家・笹本稜平氏の作品には外れはないが、祥伝社刊行の「分水嶺」(2014/10/13発刊)は、あっという間に読めて面白かった
厳冬の石狩岳など大雪山系を舞台に、身近な山だけに緊迫感が伝わる。エゾオオカミ🐺が生きているような錯覚に陥る感じがした
今では絶滅し生存していないが、エゾオオカミが生きていたら、エゾシカによる鳥獣被害はあまりなかっただろうと思う。今日から師走の飲み会十数回が続く・・・
【主なあらすじ 「BOOK」データベースの商品解説引用】
風間健介は急逝した父の遺志を継ぎ、広告カメラマンから山岳写真家へと転身。父の愛した厳冬の大雪山で撮影中、風間は絶滅したはずのオオカミを探す田沢と出会う。十数年前、遭難の危機をオオカミに救われたという。さらに、彼が亡き父を尊敬していたこと、そして、大規模リゾート開発に絡んだ殺人犯だということを知る。風間は田沢と行動をともにするうちに彼の冤罪を信じた。幻のオオカミ探しに人生を賭けた田沢。父の遺志を継いで再出発した山岳写真家・風間。彼らの真摯な魂が触れ合うとき、奇跡が起こる。
石狩岳の地図が掲載されている・・・
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