毎年この時季になるとスピードをあげずにゆっくり走ってしまう道路がある。長万部町静狩「野草花園」の国道37号線だ【特急の窓からも眺められる】エゾカンゾウの群落が満開を迎えで見事だしかし、この素晴らしい景観を維持しているのは、NPO法人「長万部町緑と樹を愛する会」の会員が1994年(平成6年)から毎年、ボランティアで雑草を刈り、エゾカンゾウやスズラン、ツリガネソウなど野草の生育を促してきたからだ広大なクマザサ狩に感謝である【yuri】自然保護や登山道の整備などは住民や行政の努力は欠かせない。行政にも限界が出てきている。予算(維持管理費等)や人員(作業員等)は限られ、対策は追いつかないのが実情か。小規模な維持・補修は登山者やNPO、ボランティア活動などに頼るしかない道内あちこちで整備作業の担い手が不足し、その結果、草木で覆われてゆく自然景観や登山道もある。
エゾカンゾウ=長万部では「カクコクノンノ」と呼んでいる人も。アイヌの人々は、マス漁の季節の到来を知らせる花であった。「カクコク」とはカッコウ鳥。カッコウの初鳴きと、エゾカンゾウの開花、さらにはマスが川をさかのぼる時期が一致したことからこの名が付けられたそう。
同じく、長万部町豊野の国道5号沿いや「長万部公園」で、アヤメやが咲き誇る【写万部岳と】写真はないが、豊野付近の約2ヘクタールほどの群生地が一番見事か
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