機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
北海道遠軽出身の安彦良和監督が「思い残すことはない。ガンダムを映像で作るのは、これが最後」と宣言している作品である
6/3に公開されたこの映画、
1979年に放送された機動戦士ガンダムの第15話ククルス・ドアンの島を伝説的エピソードなどを交え、安彦良和監督が新たに映像化したもの。前半のテンポ遅いです
後半面白くなってきますが・・・人の温かさや日常の大切さ、戦争の残酷さが伝わるアニメ映画です。
以前、NHKニュースウォッチ9でガンダムが描いた戦争・小さいものたちの日常に安彦監督が
インタビューに答えていたが、この映画は3年前から再構成が進められ今年4月に完成した。
繰り返される戦いの中で奪われていく、小さいものたちの日常。最初のシリーズで描かれた戦争の構図は、43年がたった今も変わらないまま。現実、戦争は続いている。ロシアがウクライナに侵攻
して100日を超えた。なお激しい戦闘
が続く。
亡くなった子どもを象徴したウクライナのスクールバスのぬいぐるみ243体。当たり前の日常を取り戻したいウクライナの子供や女性たち。リアルな現実とアニメの世界・・・感慨深い映画でもある。
カープファンの子供も登場
ざっくりストーリー
機動戦士ガンダムの異色エピソードとして知られる第15話ククルス・ドアンの島を新たな切り口で再度映像化
ジオン公国と地球連邦による一年戦争
が繰り広げられ、ジャブローでの防衛戦を耐え抜いた地球連邦軍は、ジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略するため大規模な反抗作戦に打って出る。ホワイトベースは、作戦前の補給のためベルファストへ向けて航行していたが、その途中、帰らずの島と呼ばれる無人島に潜む残敵の掃討任務が命令。島に降り立ち捜索を開始したアムロは、そこにいるはずのない子どもたちと一機のザクと遭遇。ザクとの戦闘でガンダムを失ってしまったアムロは、子どもたちとともに暮らすジオン軍の脱走兵ククルス・ドアンと出会う・・・。
ガンダム、MS-06Fドアン専用ザクによる地上戦や、コア・ブースターに乗ったRGM-79 ジム・スレッガー搭乗機の空中戦などは見応えある。それぐらいかな~物足りなさもあったが、一度観れば満足な映画でした
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