近年、山小屋では太陽電池や風車が急速に普及している太陽電池、ミニ水力発電、風車など・・・山小屋は、ディーゼルエンジン発電機が一般的だが、自然エネルギーの利用が進み、風力発電とソーラーパネルによる太陽光発電のハイブリッドもかなり普及している。一度寝袋を持って泊まってみたいスイスにある山小屋「モンテローザ・ヒュッテ」が「BS絶景!ヨーロッパの山小屋」の中で紹介されていた。消費電力を抑えるエコ機能を兼ね備えたモダンな建築の山小屋だ。スイス連邦チューリッヒ工科大が叡智を集めて設計。約90%以上の電力を太陽光発電で賄っている。ソーラーパネルのメタリックな外観から「岩山のクリスタル」とも呼ばれている。エネルギーの効率的な利用が追求され、水の浄化システムも最先端山小屋は標高2883mの氷河越しにあり、マッターホルンやブライトホルン、モンテローザなどの4000m級の名峰が見られるのでいつか泊まってみたいモンテローザ・ヒュッテである
日本にも再生可能エネルギーを利用している山小屋は少なくない小生撮影南アルプス・仙丈ケ岳(3033m)の「仙丈小屋」である。風力と太陽光によるハイブリッド発電設備と水洗トイレを備えた山小屋だ。昭和59年に北アルプス「穂高岳山荘(標高3000m)」が日本初の太陽電池を導入し、続いて、北アルプスの「双六小屋」で太陽光発電が導入。「槍沢ロッジ」では小水力発電、「蝶ヶ岳ヒュッテ」では風力発電の研究が進められ、太陽光発電も導入している。「白馬山荘」で約70kwの太陽光発電施設で作られた直流電気をバッテリーに蓄電し、トイレなど24時間点灯を実現。ただ、天候不良が続けばバッテリーは殻になってしまうとのことで、蓄電池システムの改良が必要とのこと。某教授曰く、「標高の高い山は、太陽電池の発電量を左右する日射量があり、山岳は空気が澄んでいて太陽エネルギー伝達の損失が少ないため、平地に比べ太陽電池に有利しかし、太陽電池は、雨や曇りの日には発電できないが、山では天気の悪い時には必ずといっていいほど風が吹いている。風力発電を組み合わせれば、様々な欠点を補うエコ機能型の山小屋となる」とのことだ。自然エネルギーの山小屋は登山者にとっても嬉しい【経産省HPから】 山小屋のエネ話から少しそれて・・・北海道は再エネ(自然エネルギー)の宝庫ではあり、あちこちに太陽光や風力発電がたくさんあるのにブラックアウトで全く役に立たなかった【NHKニュースから】約7000カ所も再エネ事業申請があるのにブラックアウトとは・・・道内の電力供給態勢の脆弱性が露呈した。北本連系の増強や送電線の制約などいろいろな問題はあるが、道内4つほどのエリアに分散型の電力システムがあれば大丈夫だったような気もするが、今後、道内の豊富な発電資源(自然エネルギー)を活かした電力確保は地域活性の起爆剤となる・・・