カムイコタンと言うと旭川を思い出すが夕張川にもある。確かにカムイコタンは神の居所だから幾つがあると再認識した。10月18日総進の六郎の案内で夕張の滝の上自然公園・竜仙峡へ。この辺はポンツーカムイコタンでポン(小さな)ソー(水に隠れた岩)カムイコタン(神の居所)と言われていたそうだ
いきなり眼に付くのは赤レンガの古い建物でとてもエキゾチック。当時の北炭・自家用水力発電設備の様だ。落差や水量を考えれば今での稼働できそうな気がするが、下流の新設の発電設備を設けた様で今は稼働していないとの事。それにしても昔の人は実用一点張りではなくデザインや色も意識して構造物を作る。赤レンガ作りに白い縁取りの窓など感心する。
少し行くと千鳥ヶ滝に面した千鳥橋。天気に恵まれ赤と始まりかけた紅葉がマッチする。鉄橋だが構造的には吊り橋?ラーメン構造ってやつかなぁ。橋の入り左を見ると千鳥ヶ滝が見える
これが千鳥ヶ滝。すこし近付くと…
細かな水しぶきが上がってとても迫力がある。雪解けには川幅全体に広がって100mの滝に成るそうだ…凄いだろうなぁ。振り返って橋の右、下流側を見ると
幾分穏やかな流れに変わり向こうに吊り橋が見える。滝の吊り橋だ!
滝の吊り橋を渡ると此処の紅葉は見頃だった。吊り橋は頑丈で幅も広く揺れても抵抗がなかったが、仮の一人がやっと渡れる幅だったら高所恐怖症の自分には渡れないかも?…吊り橋を渡るおじさん達がいなければ良い風情だったのに!(惜しい)。構造的吊り橋の鉄橋とワイヤーベースの吊り橋の組合せの統一も感心だね
再び千鳥橋に戻る。向こうに見える外灯はデザインも周りを意識して作ったのか鉄橋と紅葉の樹木ととてもマッチしている。千鳥橋の入り口で上を見ると山ブドウのつるがある
ヤマブドウはとても酸っぱく、霜が降りる頃甘くなると言われてた。確かに霜がお降りた頃のヤマブドウを口にするとやはり酸っぱいが皮をつまんで最後に絞ったとき出る汁は甘い!と子供の頃の記憶。
天候次第だが、今頃竜仙峡は素晴らしいかもしれないね!
機会があれば雪の竜仙峡と雪解けの100mの大滝を見てみたい気がする。