共同通信社の牧野俊樹さんから1冊の本が届いた。封を切ると中から「銀色写真家奮戦記」と言う本が出て来た。「あっ、あの本だ!」と直ぐにピンと来た。それは昨年来社された時に、自身の仕事を1冊の本にまとめたいとお聞きしていたからである。共同通信社で60才の定年を迎えてからも、ご自身の希望で記者とカメラマンの二役をこなす編集委員の仕事を延長し、精力的に「時の人」のインタビュー取材を敢行すること80人以上。「銀色写真家奮戦記」は、これらのインタビューをまとめたもので中曽根康弘さん、細川護煕さん、鳩山由紀夫さん等の政治家。菅原文太さん、伊勢谷友介さん等の俳優人。石川遼さん、具志堅用高さん、樋口久子さん等のスポーツ人。林良勝さん、笹本恒子さん、神立尚紀さん等の写真人、更には多くの文化人なども紹介されていました。昔は記者とカメラマンの2人で取材活動をしていたようですが、近年は二役をこなす方も増えていると巷間耳にします。牧野俊樹さんはその草分け的な存在ではないでしょうか。一人の紹介を見開き2ページの写真と記事でまとめた構成は、読みやすく、面白く、時を忘れてあっと言う間に読んでしまいます。ある意味、牧野俊樹さんの生き様を反映した書籍かもしれませんね。皆さんも是非お読みになって下さい。因みに場違いの様でもありますが、同書120~121ページに「銀塩写真文化を守る」と題した私の記事も紹介されています。少しばかりご注目を下さい。尚、銀色写真家とはシルバーフォトグラファーだそうで。(「銀色写真家奮戦記」の販売取扱が出来そうです。購入希望の方はお申し込み下さい。)
銀色写真家奮戦記
牧野俊樹 著
渡辺出版
1700円+税
ISBN978-4-902119-24-4
発行日 2016年7月15日
大判カメラ体験記 | |
清水 実 | |
ワイズクリエイト |
大判カメラマニュアル | |
木戸嘉一 | |
ワイズクリエイト |