裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

トミオカホワイト

2015年05月06日 | ひとりごと・日記
確か?ETV(当時はNHK教育テレビという呼び名しかなかったと思う)の

日曜美術館で観て、ずっと行ってみたいと思っていた。

たまたま、バイクでプチツーリングの行き先に「八海山」という

話が出たので、「なら、トミオカホワイト美術館に行ってみたい!」と

強くご要望したら快諾してもらいこのGWに実現した。



新潟出身ですが、アメリカで評価されて、逆輸入的に評価された画家で、

文字通り「トミオカホワイト」という白い絵の具の研究開発をし、自分の白色を作った人。

キャンバスに何層か色を重ね、削りだす技法で「白」という余白で雪などを表現すると

聞いていたので、もっと厚みがあって、ガリガリと荒々しいのかと思っていたが、

実際にはNYのポップアートに近い印象だった。

いえ、それはそれでいまから40年以上前の作品とは思えない洗練された

「センス」ある作品で驚いたが、絵画ってTV番組のカメラを通したり、

印刷物でみるのと実際に本物を見るのとのギャップに驚くことが多いけど、

今回は逆の意味で驚いた感じ。

まさに、トミオカホワイトの世界・・・的な残雪の残る「八海山」を

望む素晴らしい立地の美術館で、新潟に住みながら なかなか行けなかったところに

行けたのは凄く良かった。

お客さんが少ないのは残念に思えた。

現・上越市 高田出身の画家 富岡惣一郎

たぶん、「未来からやって来た人」ってくらいの先進的なセンスを持っていた画家。

美術館では、ジョン・レノンのイマジンがBGMに選ばれていて、その理由も書かれていたが、

間違いなくピッタリだけど、余りにもピッタリし過ぎてて、

逆にイマジンを掻き立てるには邪魔だったと思う。

今回は「白の世界シリーズ 小品の世界」という企画展になっていたが、

どこかに貸出しされていたのかもしれない。

6月22日までとのことなどで、その後の常設展に戻るのかな?

そうなったらまた行ってみたい。