ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

本日の日本経済新聞から学ぶこと。

2012年12月04日 10時14分32秒 | Weblog

「雪ん子」のパーションアップ作業も順調に進んでいますが、
私は、新バージョンに関するドキュメント類(カタログや仕様に関する資料)の作成整備やら、新規案件への対応、さらに原稿企画に追われています。
さらに、ホームページのリニュアル企画などもありまして、ディスクワークの苦手な自分にとっては、結構ハードな業務ともなっています。

膨大な仕事量なので、一つの仕事だけにこだわっていると頭が疲れて前に進めません。
そこで、あれをやったり、これをやったりという事になります。
気分転換にブログを書いたりしています。

今日の日本経済新聞の一面には、
「ローソン、ヤフーと宅配」、という記事が出ています。
先日書いたとおり、コンビニの来店客も高齢化や共働き世帯の増加で横ばいのようで、
店舗の立地や利便性を武器にしてきたビジネスモデルを変革させて、「顧客との接点を増やして需要を開拓する。」
とのこと、

さらに、11面には、関連記事として
『集客減に危機感』、
コンビニ宅配、店舗のみでは限界。
某大学の教授の見解として、
「小売業の基本は立地産業で、商圏を広げるうえで最終的には、『玄関の戦い』になっていく。」
一軒一軒の顧客宅にどのように接近していくかがカギを握る。
コンビニといえども、座していては衰退するというわけです。

ローソンの社長は、
「コンビニより顧客に近いネットへの対応が不可欠。」
店舗だけでは、成長の限界があると指摘しています。
規模追求と同時に消費者の自宅に飛び込んでいく
『市場開宅力』を競う時代になってきた。

という事です。
ガソリンスタンドビジネスで、安値看板に依存して、
相変わらず定点型の「客待ちビジネス」を展開している企業が「儲からない!」と嘆くのは当たり前ですね。

市場の「変化」にさらされながら、変革という「試練」を経ながら業態を変化させる創造性が問われているわけですが、
そのための努力もせずに、仕切り価格や他店との価格競争だけに固執しているSS経営者がなんと多いことか・・・
地域の既存ユーザーというみずからの経営資産を見直して、
異業種の先進的なマーケティングなどを参考にすれば、ビジネスチャンスはいくらでもあるはずですね。

店頭に安値価格を提示して、
来店客があったら「油外商品」を売りつけて稼ごうなんて考え方は時代遅れだという事です。
ですから、店頭販売オペレーションを捨ててセルフ化したはずです。

SS業界の一部業者は、その辺の意識格差が異業種よりも遅れているようです。

せっかく「灯油」という、『市場開宅力』抜群の宅配商品を持っているのに・・・
まだ、店頭で来店客を待っている・・・

SS店頭フィールドを飛び出して、「灯油配達」でもしながら、
「御用聞き」でもしてみたら・、といいたいですね。