各地のSS企業の方から、販売動向に関する電話が入ります。
総じて、減販傾向となる見方が多いようです。
まだ、休みが始まったばかりですから
もう少し経過しなければ石油に関する消費動向への影響は判らないと思いますが、
観光地である軽井沢などでは
日帰りドライブを兼ねた観光客が増えるだろうという見方もあるようです。
しかし、ドライブで来ても日帰り客ばかりでは消費が盛り上がりません。
最近は、自動車の燃費も向上しておりますから、
燃料を購入する方も少なくなる傾向もあります。
例年よりも、別荘にきている方が多いようで、
灯油ローリーなどは頻繁に走っておりますが、
それでも暖冬ですから販売量は少ないと思われます。
それよりも、
業種によって影響も多様となっているようです。
例えば、宅配業者などはかなり忙しいようですね。
働き方改革が労働時間だけで論じられているわけですが、
実際には、業種や業態によって格差が出てくるような気がしています。
テレワークなどを活用することができる業種や業態では
圧倒的な収益向上が実現できるわけですが、
実際の現場労働ではどうなるのでしょう・・・
実は、石油業界の収益格差もシステム運用などによるものが大きいようです。
小規模経営と大規模広域展開企業における管理コストなどは圧倒的に大手が優位になりつつあります。
これは、クラウドやテレワークなどの活用によります。
この傾向はすでに数年前から言われてきたことなのですが
ここにきて、格差は急速に拡大しており
今回のコロナウィルス騒ぎでさらに明確化してきました。
石油業界でも、北海道の一部でコロナの影響が発生したようです。