ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

新たなビジネスアイデアがSSの未来を拓きます!

2009年03月18日 06時03分52秒 | Weblog
最近、石油流通業界の皆さんと面談していると「事業の多角化」とか「転業」の話題など、
新たな事業分野や関連ビジネス開発と模索に興味をお持ちの方が急速に増えているように感じます。

ガソリンスタンドの業態疲労によるビジネスとしての可能性の限界を主張する方も増えています。
私も、全く同感なので色々な話題でかなり突っ込んだ話をしています。

多くのガソリンスタンド業界経営者が真剣にビジネスそのものを見直したり、
付随する関連ビジネスの企画と可能性について、今迄とは違うレベルで真剣に取り組んでいるわけです。

このような動きは、当然、既存の元売系列とは一線を画しており、
まさに経営の独自性確立の傾向が、改めて強まってきたとも言えるわけです。

日本のガソリンスタンド業界は販売店などの零細企業の数が多くて、
上場企業などは少ないと思っていたのですが、
実は大企業の「関連子会社」の石油部門なども多くて、
最近はそんな企業からのシステム構築に関するオファーやプレゼンテ-ション要請が増えています。

企業本体との基幹業務統合を前提としたERP系の構築が増えており、
元売りシステムなどとは、一部クレジットデータのコンバート部分程度で、
独自性が強化されており、予算面も既存の石油業界システムとは次元が違います。

ところで、多角化や新規事業分野開拓の内容について、ほとんどの企業が興味をお持ちと思います。
SS業界は元来、創造性が乏しい反面、真似がうまい業界だといわれます。

そのためアイデアの内容については、まだ、このブログで公表できる段階ではありません。
当然、それぞれの企業も企画内容について独自のプロジェクトで進めているわけです。

いかにして、既存の石油流通ビジネスの顧客データや業務スタッフを
「経営資産」として再活用できるようなビジネスフォームを確立することができるかが、最大のポイントとなっています。

灯油配送業務などは、ドアツードアのビジネスですから、
「宅配」を起点とする新たなビジネスフォームのアイデアと可能性は無限です。
すでに、夏場に忙しい天然水の宅配業務などはご承知のとおりです。

冬場中心であった「灯油配送システム」を夏場に稼働させるアイデアはSS業界のアイデアから自然発生したものなのです。

その他、「ヨシケイ」などによるケータリング(食材宅配)ビジネス。
老人用のアテント商品の定期配送サービス。
などなど、企画はてんこ盛りです。

それにしても、ビジネスアイデアを考えたりすることは、楽しい作業ですね・

「新仕切り体系」による仕切り価格情報など、今迄と変わらない「仕切り虫」だけの貧困な経営思想をよそに、
新たな時代を拓くための模索も動き出しているわけです。

たまには、「前向き」な発想でビジネスアイデアの構想を練ってみる事も必要だと思います。

SSビジネスとゴルフ場との提携コラボなども面白そうです。
一部、広域スーパーディーラーで、すでに模索され、スタートしています。

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