ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

課題は工業用潤滑油販売と直売部門専用ソリューション

2008年09月13日 18時07分48秒 | Weblog
連休ですが、依頼されている原稿書きと、新しいソリューションのドキュメント制作に没頭しています。
原稿書きなんて作業はとても会社で出来る作業ではありません。

予めレジュメで課題を絞り込んでおいて、一気に内容を埋めていくという手法で原稿書きのスピートアップを図ります。

今回のテーマは、石油流通ビジネスの中でも今もっとも注目されている、直売システム、特にEDI(WEB電子商取引)を中心とする工業用潤滑油販売と直売部門業務の具体的な省力化ソリューションの説明です。
あまり一般的なガソリンスタンドの業態には関係ない話題なのですが、元売や大手商社、卸売り流通などを中心とする業者にとっては現在最も新しい話題のはずです。

既に、元売や大手商社、元売系販社などで稼動を開始している「ペトロマスター・ドットネット」を中心とするソリューション説明となっています。

流通ITソリューション に関する説明は、技術的な部分よりもかなり具体的でしかも現実的な課題が中心となります。
例えば、販売に関する「与信限度額伸縮」をどのようにチェックしていくかなどといったところでしょうか。

あとは、現在各元売によるインターネットによるWEB発注を特約店レベルでも運用してリテールユーザーからのWEB受注システムを稼動させるシステム。
これにより、特約店レベルでも受発注業務を完全に省力化できるというわけです。

これらのシステムについて、どこの企業でも使えるような導入価格に出来たら素晴らしい。と思われるでしょう

しかし、「夢ではありません」。
既にシステム開発は我々の手で完了して実稼動を開始しています。

まさに、「夢を形に・・」といったところなのです。

これからの石油ビジネスは着眼大局・着手小局

2008年09月13日 05時25分28秒 | Weblog
夏が過ぎて秋が来ると毎年のことながら、SS店頭でのガソリン販売から灯油配送やら潤滑油対策など直売部門や外販部門が活況を呈して、ようやく儲かる季節に向かい石油ビジネスも活況を呈してきます。

実際、石油ビジネスはこれからの季節で大きな経営格差がつくわけです。
石油業界の有力企業は「油外収益」というよりも「SS外収益」に傾注してきたところが経営的な成果を上げてきたという事実が明確になってきました。
現下の状況ではかなりの大手でもSS店頭の油外収益だけで企業としての利益を出すことは至難の業だということです。
最近、石油流通ビジネスとしての本流のビジネスを確立している老舗企業は本当に強いと感じています。

「仕切り体系」が変わるといっても、大局的な業界の動きですから其々の企業にたいして平等な競争条件であることに変わりはありません。経営者の知識として知っておくことはもちろん大切ですが、一般業者よりも情報力が強いため、確実に有利な手法を選択することが可能です。

こんな時に、情報力の薄い業者は先走ってトリッキーな知識やマイナーな感性を前提にした業者間情報に乗せられて失敗するケースが多いわけです。その部分では要注意です。慎重な対応が求められます。
しばらくは昔とは異る形での「系列再強化」の強みが発揮されることになるはずです。

石油流通ビジネスでの優劣は明確化しています。
たとえば、各元売りともドル箱の「工業用潤滑油」販売などは地域別の拠点代理店の強化を急速に進めています。

店頭ガソリン販売中心のサブ店などとは全く異なる、商品知識や流通システムを駆使したビジネスステージでの高収益ビジネスが集約化しつつ拡大しているわけです。

たとえば、EMなどでは全国エリアを6社に集約して来年2月から新体制に移行します。(燃料油脂新聞 9/10日既報)
移行後の倉取りは一回につき現行2㌔から8㌔と4倍に引き上げられるということです。

今後、工業用潤滑油を取り扱う代理店や特約店は拠点代理店と個別の取引契約を締結して需要家に販売することになるわけです。

これからは、たとえ特約店でも、元売りから仕入れるのではなく、『指定された「拠点代理店」から仕入れて販売してください』ということになるわけです。
当然、物流合理化が必要です。

拠点代理店では当然のことながら「受発注システム」などの整備もポイントになってきます。

実は当社は現在、激動するこれらの流通変化に対応できる石油ビジネスソリューションをすでに開発完了し、有力ディーラー様に対する納入構築を開始しています。

「ペトロマスター.NET」(ペトロマスタードットネット)

がいよいよ、発信します。
システム概要については、近日中に公開いたします。
ご期待ください。

行動半径が拡大

2008年09月12日 04時37分42秒 | Weblog
最近新幹線を使った出張は本当に便利になりました。
高崎から九州や北海道でも飛行機で日帰りスケジュールを普通に消化しています。

日本が狭くなりました。(我々の行動半径が拡大しているのです)
いつの間にやらビジネスの距離感覚が全く違っています。都内なんて、半日仕事です。
最近では大阪の地下鉄などにも乗り慣れて本当に便利です。
全国をダイナミックに移動をする分経費もかかります。

少ない人数で高度な業務スキルを消化しなくてはなりませんからまさに総力戦です。スタッフ募集中なのですが即戦力となる人材はなかなかいないものです。

しかし、元売りや著名な企業との仕事が急増中でいつの間にやら自分たちの業務内容も以前とは全く異なった次元のものとなっています。

昨日は、大阪でA君と合流して高崎へ帰還しました。彼は全国を飛び回っていまして久しぶりに会ったような気がします。

クライアントの層も全く違ってきました。
「思えば遠くにきたもんだ」といったところです。

石油EDIシステムが完成「ペトロマスター・Net」(仮称:ペトロマスタードットネット)
いよいよ、全国の大手企業から要請と注目を集めてきた最先端システムが動き出します。
「ペトロマスターEX」との完全連動が開始され外資系の潤滑油地域戦略でテスト稼働が開始されました。

今日は社内最終検証。がんばりましょう!

原油バブル崩壊 !!

2008年09月10日 13時42分13秒 | Weblog
相場ですから見方は色々ですが、「原油バブル崩壊」という見解を唱える方が増えています。
はたしてこれから原油価格がどの程度下落するのか非常に大きな問題となっているわけです。
暴落というところまで行くのか、どの程度で落ち着くのか、どんな影響が出るのかについても非常に興味があるところです。
一概に石油業界とはいっても業態や経営規模など色々な意味で幅が広すぎます。
色々な人から意見を求められますが、それぞれの立場により対応も異なるはずです。考えていることや経営に対するマインドもかなり大きな格差があります。その辺の認識とギャップがかなり大きな問題となっているようです。

10月からの新仕切り体系の施行を前にして一番問題となるのは、リテールの中小販売店(サブ店)レベルの販売業者だと思います。

そんな時代ですが、やはり大切にしたいのは「ビジネス・モラル」でしょう。
元売りや特約店の立場になると「販売店様」は依然として顧客としての位置づけになるわけですが、中には本当に地味で手堅い家族経営で財務体質などもはかなり良好な業者もいらっしゃいます。半端な特約店だと資金力で負けてしまうほどの「サブ店様」もかなりいらっしゃいますわけです。それぞれの立場で理屈もあれば、知識もあります。

逆に経営体質がぜい弱化してきた販売店でも、それでは「好きなようにしてください」と切り離すわけにもいきません。
有力販売店対策では本音の部分と建前論で元売りや特約店の販売店担当者は対応にかなり苦慮する事が増えています。

販売店レベルの経営者の意識格差により対応もかなり異なってくるはずなのですが、実は口では言えない「感情」というものもあるわけでその辺がなんとも難しいようですね。

決済力も弱くてろくな販売量もないくせに元売りみたいな屁理屈をこねてみたり安っぽい掲示板で読んだような軽い知識を並べられては聞く方の担当者も本当に苦労するわけです。
特約店とサブ店などというものはいつの時代手でも不平や不満のブツケどころ、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという訳で自分の経営能力や知識不足、経営意識欠落などによる儲からない理由を特約店や元売り施策までに批判を拡大して、しまいには支払い遅延や手形サイト延長みたいな悪資質サブ店も増えているようです。

そんな場合でも、永い付き合いですから背に腹は代えられない立場であれば仕方ないと泣き寝入りしている事もあるとお聞きします。

逆に資金力があるからと、特約店のほっぺたに札びらを叩きつけるような現金売りの「ごん太店」経営者もいらっしゃるとか、世の中色々ですね・

原油バブルが崩壊して石油業界がどのように変わるか未だにわかりませんが、淘汰の速度だけはより加速されることになりそうです。

スポーツジムで奮闘中

2008年09月10日 10時25分11秒 | Weblog
スポーツジム通いも徐々に慣れてきました。
何しろ自宅から100メーターしか離れていないのはありがたい。

ジムのコーチのお兄さんとも気楽に話ができるようになって、具体的なアドバイスも頂けるようになりました。
最初に軽いストレッチ、次に筋トレ、次に有酸素運動、そして、プールで水中歩行、それがが終わったらサウナへ、最後に冷水をかぶって露天風呂でゆっくりもいいでしょう。

しかし、現状ではどう頑張ってもプールまで辿り着けません。
有酸素運動で自転車を45分漕ぐと約10㌔程度の走行で200カロリー程度の消化です。腹筋の機械で40㌔にセットして10回ワンセットを5回繰り返すと最後には腹筋が痙攣してきます。ですから風呂場へ直行です。

それでも前のルームランナーに素晴らしいプロポーションの金髪の外人のお姉さんがピッチリとしたレオタードで走り始めると、目は一点に釘付け状態。
横の鏡を見ると金髪の素晴らしいプロポーションのお姉さんの後を、デブでお腹が出ているスケベ親父が自転車で懸命に追いかけているけれど少しも差が縮まらないといった光景です。ひたたる汗を拭きながら女の尻を追いかけるスケベ親父・・。
いやな光景ですねぇ~~~~、それが俺かよ・・、きっとスッキリした体型になってやる!!!!。
いまさら、女にもてようなんて不純な動機でダイエットしているわけじゃないけれどやたらと腹立たしくなってきます。健康第一、ゴルフの飛距離アップ、と考えての努力なのです。

きっと、近くのロシアかルーマニアパブのお姉さんだと思いますが、夜のショータイムに備えてのトレーニングなのかもしれません。
いつか店の名前でも聞いて同伴出勤でもしてみようかと考えながら自転車漕いでます。

これには、我ながら、さすがにガマの油状態です。

四方をガラスに包まれた筑波山のガマが、己の醜い姿を見て、タラーリ、タラリと脂汗を流します。それを三週間煮詰めたのがガマの油だそうで。

暇だから、ガマの油売りの口上を勉強して覚えながら自転車でも漕いでみましょうか・・・、「雪ん子」売るのに役立つかもしれません。
てな訳で、暇な人は無心になって一緒に「ガマの油売り」の口上でも覚えましょう。
忘年会でも使えるかも知れません。


『ガマの油売り』口上・・・本物です
サァーサァーお立会い(たちあい)、御用(ごよう)とお急ぎで無い方はゆっくりと聞いておいで、見ておいで、遠目山越し笠(とおめやまごしかさ)のうち 聞かざる時は物の出方善悪黒白(でかたぜんあくあいろ)がとんと判らない。
山寺の鐘がゴーンゴーンと鳴るといえども、法師(ほうし)きたって 鐘に撞木(しゅもく)をあたえなければ、鐘が鳴るのか、撞木が鳴るのか、とんとその音色(ねいろ)が判らない。

サテ  お立会い 手前ここに取りい出したる陣中膏(じんちゅうこう)は、これ「がまの油」、がまと言ったってそこにもいる・ここにもいると言う物とは物が違う。
  「ハハァーン、がまかい がまなら俺んとこの縁の下や流し下(もと)にゾロゾロいるよ」と言うお方があるかもしれないが、あれはがまとは言わない、ただのヒキガエル・イボガエル。何の薬石効能(やくせきこうのう)はないよお立会い。

サテ お立会い、手前のはこれ「四六(しろく)のがま」四六五六(しろくごろく)はどこで見分ける。前足の指が四本(しほん)で、後ろ足の指が六本(ろっぽん)これを名付けて ヒキ面相(めんそう)は「四六のがま」だ。

サァーテ お立会い、このがま何処に住むかと言うと、ご当地より はるか北、北は常陸の国(ひたちのくに)に筑波の郡(こおり)、古事記、万葉の古(いにしえ)より関東の名山(めいざん)として詠われて(うたわれて)おりまする筑波山の麓(ふもと)、おんばこという露草・薬草を喰らって育ちます。

サテ お立会い、 このがまからこの油を取るには、山中(さんちゅう)深く分け入って捕らえ来ましたるこのがまをば、四面(しめん)鏡張りの箱の中にがまを放り込む。サァー がんま先生、己(おのれ)のみにくい姿が四方の鏡に映るからたまらない。

ハハァー 俺は何とみにくい奴なんだろうと、己のみにくい姿を見て、びっくり仰天、巨体より油汗をばタラーリ・タラリと流す。これを下の金網・鉄板に漉き取りまして、柳の小枝をもって 三七は二十一日の間、トローリトローリと煮たきしめ、赤い辰砂(しんしゃ)にヤシ油、テレメンテーナ、マンテイカ、かかる油をば ぐっと混ぜ合わせてこしらえたのが、お立会い、これ陣中膏はがまの油だ。

サテ お立会い、このがまの油の効能はと言うと、疾、がんがさ、よう梅毒、ひび、あかぎれ、しもやけの妙薬、まだある、前にまいれば陰金田虫(いんきんたむし)、後ろにまいれば脱肛(でじ)、痔核(いぼじ)、痔出血(はしりじ)、鶏冠痔(けいかんじ)の他、切り傷一切まだある。大の男が七転八倒、畳の上を ゴロン・ゴロンと転がって苦しむのがお立会い、これこの虫歯の痛み、だが、手前のこのがまの油をば、ぐっと丸めて歯の空ろ(うつろ)に詰めて、静かに口をむすんでいる時には、熱いよだれが、タラリ・タラリと出ると共に、歯の痛みはピタリと止まる。お立会い。まだまだあるよ。刃物の切れ味をも止める。

サテ お立会い、手前 ここに取りい出したるは、我が家に昔から伝わる家宝・正宗が暇にあかして鍛えたと言う代物である。実によく切れる。エイッ 抜けば玉散る氷の刃。

ここに、ちょうど一枚の紙があるから、切ってお目に掛けよう。一枚の紙が二枚、二枚の紙が四枚、四枚の紙が八枚、八枚が十と六枚、十六枚が三十と二枚、三十二枚が六十四枚、六十四枚が一束(いっそく)と二十八枚。ほれこの通り 細かくよく切れた。ふっと散らせば、比良(ひら)の慕雪(ぼせつ)か嵐山には落花の吹雪とござい お立会い。


サテお立会い、これ程よく切れる天下の名刀でも、一度(ひとたび)このがまの油をば付ける時、たちまち切れ味が止まる。差し裏・差し表に付けまする。サァーどうだ、たたいて切れない、押しても 引いても 切れやーしない。
サテお立会い、お立会いの中に、「お前のそのがまの油というやつは、切れる物を、ただ鈍ら(なまくら)にするだけだろう」と言うお方があるかも知れないが、手前、大道商人はしているが、金看板は天下御免のがまの油売り、そんなインチキはやり申さぬ。このように、きれいに拭き取る時には、元の切れ味になる。 ハイ この通りだ。 さわっただけでも、赤い血が、タラリ・タラリと出る。それでは、二の腕を切ってご覧に入れる。エイッ・・・・・。


サァーテ お立会い、お立会いの中に、それ程効き目あらたかなこのがまの油 いったい一貝いくらだろうと言うお方があるかも知れないが、本日は、はるばる(      )まで出張っての大安売り、男は度胸、女は愛嬌、山で鳴くのはホーホケキョ、清水の舞台から〔筑波山の天辺から〕まっ逆さまに飛び降りたと思って一貝が二百文と言うところ、半額の百文ではどうだ。

サアーどうだ、このようにがまの油の効能が分かったら、遠慮は無用だ。分かったら、どしどし買ってきな、買ってきな。

てな毎日で・・・・ございます。
女房を上州弁で「おめぇ~」と呼んだら、怒られて、「そなた」と呼んだら笑われて返事をしてもらえません。
社員に対しても「オイ、おめぇ~」はないですね、言葉は改めましょう。
そこで、いつも「おめぇ」と呼んでいるTを今朝は「貴殿」と読んでみたら、彼は眼をパチクリしてました。
上州弁は昔の国定忠治の時代からのやくざ言葉なので困ったものです。

全国の「油売り」の皆様。
石油が儲からなければ、口上を覚えて「ガマの油」でも売ってみましょうか、

さあ、今日も夕方になったら、スポーツジムへ風呂に入りに行きましょう。

潤滑油等の販売集約化 の現実

2008年09月10日 09時43分19秒 | Weblog
本日の燃料油脂新聞に発表されていますが、
EMでは来年2月から工業用潤滑油の販売を集約強化するため新体制へ移行。
全国の6社を拠点代理店として集約し工潤の直売強化を図ると発表しています。

石油業界が低迷だと嘆く前に、当然生き残るための手法や手段があるわけです。
確かに弱肉強食の時代です。資本主義経済下のビジネスでは当然の事です。

それでは勝つためにどうするか?
今後は石油業界全員や系列企業全社が勝ち残るなんてことは絶対にないわけですから、強い企業をより強化して中心に置き、弱い企業はそれなりに撤退や延命のみちを探るこれは当然の経営戦略となるはずです。

ところで、
系列や業界の中心となれないようなマイナーな立場であれば、当然インディペンデントとしての生き方もあるでしょう。
しかし、独立系も集団をなしたら純粋の独立系ではなくなります。
「鵜合の衆」となるのか、単なる圧力集団として結集できるのかその辺が問題ですね。

いよいよ今後の日本の石油業界の方向性が見えてきたようです。
10月から、大きな波が起こります。
我々は、今後より一層、価値のある実践的で内容のある情報をクライアント企業のために発信していきたいと考えています。

石油流通ビジネスのプロフェッショナルとしての具体的な行動と実力が試される時が参りました。

我々の望むところです。


FPS という新仕切り体系とERP系システムの普及

2008年09月09日 07時56分18秒 | Weblog
日本のトップ企業エネオスでは「フォワード・プライス・システム」(FPS)と呼ばれる新たな仕切り体系をスタートさせるようです。
元売り各社も大筋で同様な動きになるようです。

これで具体的に仕切り体系がどう変わるのか?
色々な憶測が飛び交っております。
中には、業転購入業者などまで過剰な反応があるようですが、某大手特約店企業に言わせれば「流通の体制がそんなに大きく変わるわけでもない」とのことのようです。「強いものは何時でも強くて、弱い者はそれなりに・・・」といったところのようです。
しかし、そのシステム体系だけは勉強しておく必要があるということです。

当然のことながら、特約店であれば、新仕切り体系はサブ店に対する卸売流通の場合にも一応は考慮しなくてはならないはずです。

そのためでしょうか、大手特約店企業の直売部門や卸売部門などで稼働している流通管理システムのバージョンアップや入れ替えが全国で開始されようとしています。
一般リテール業者が使用している単純な勘定系システムとは全くレベルの違うERP系のソリューションへの移行が急速に進行することで日本の石油ビジネスは急速に変化しているわけです。

単純なSS店頭POSと勘定系データ処理システムとは次元が異なる流通ソリューションが全国の中堅以上のディーラーで早くも稼働を開始しています。

これから、日本の石油業界は大きく変わりますね。
元売りなどでもすでに導入したSAP系のERPシステムが新仕切り体系の時代をリードするわけです。
あの複雑な流通管理から一瞬で仕切り価格体系を演算管理して処理するわけですから。
凄い時代です。石油ビジネスは時代の「節目」に立ち至りました。
まさに、「ペトロマスターEX」の時代です。

ドキュメント類の制作と整備

2008年09月09日 07時33分17秒 | Weblog
ソフトウェアやソリューションに関する操作マニュアル、運用ガイド、カタログ類などを制作することを「ドキュメント制作作業」といいます。

システム屋の作業としては、最初の企画からフローチャート作成よりもドキュメント制作は時間と労力の掛る厄介な作業です。

素人の方が出来上がったカタログなどを見れば簡単につくれそうですが、当初の開発コンセプトなどは企画開発者でなければ表現が不可能ですし、キャッチコピーやらグラフィックデザインやらシステム説明やらで非常に多岐にわたる才能を要求されます。
この種の作業をしてみるといつも、糸井重里などコピーライターやグラフィックデザイナーはすごい才能なんだと感心します。

しかし、システムのドキュメント類はアパレルや食品などとは異なり現場で運用されるソフトウェアなのですからシステムの内容やそれぞれの仕事に合った説明、そして現場の仕事にある程度精通しなくては説明もできないわけです。
色合いやデザインだけにこだわっても「中身」がなければ意味もありません。

ですから、色合いやデザインだけにこだわって簡単に「私が創ります」なんて言われると、そんなに簡単に考えているのかと本当にイライラしてしまう訳です。実際そんなタイプの人間に一度つくらせたら大変なことになってしまいます。

我々は永い間予算もなく自分達で制作しなくてはならないという極限の中でこの作業を地味に続けてきたわけです。予算がなくて自社のカラープリンターでカタログ
制作を続けてきまた。
細かく頻繁にバージョンアップをしたり仕様変更などを繰り返しまので、いちいち印刷屋に依頼していたら文章や中身が判らずにミスが発生しやすいのが自分達で自主制作する理由です。

大掛かりなシステムになればなるほど、細かい部分の変更や修正などが発生しますからマニュアルなどはその都度修正やら変更ということになるわけで管理も大変なのです。

ようやく過ごしやすい季節となりました。これから当分の間は朝早く起きてドキュメント類の制作と整備に専念します。
出張先でも、自宅でも、思いついた時が仕事の時なのです。

スポーツトレーナー

2008年09月08日 15時18分57秒 | Weblog
昨日は以前から親しくさせていただいているスポーツトレーナーのS氏とゴルフでラウンド。
ダイエットの方法やら、緊急時の腰痛対策やら予防などで色々と勉強になりました。

特に動悸や息切れの呼吸を緊急で整える方法などは大変勉強になりました。
左手の小指の腹を横からしっかりと握り、ちょっとまわして深呼吸するだけでずいぶんと呼吸が楽になるものなんですね。人間のからだというものは本当に不思議ですね、驚きました。

ストレスを溜めないで、一日の食事や間食した内容を毎日メモで書き留めておくことも大切。そして、体重計にマメに乗って細かく測定することも意識の上でポイントのようです。これは、メタボリック対策(すでに遅し・)。

スポーツ選手などの体調管理を専門にしているトレーナーさんですから、
予防医学的な体のメンテナンスに大変詳しくて勉強になりました。

これからのハードなスケジュールを万全な態勢で消化するには本当に大事なことです。スポーツジムへ通って運動したり、食事内容を改善したり、毎日血圧を測って記録したり、私の体調管理もかなり本格的になってきました。

幸い周りの友達に専門家や詳しい方が多いので、自然な形で体調管理ができるようになりました。ありがたいことです。
やはり、持つべきものは友達です。

読書の秋

2008年09月08日 05時23分09秒 | Weblog
高層マンションから望む関東平野の朝焼け
ようやく朝晩が過ごしやすく、秋らしい天候になってきました

最近は娯楽物の時代小説ばかり読んでいましたので、心を改めましてここ数日、経済関係の本を読み始めました。
私の家の近くには本屋の大型店が多く販売競争も激しいようです。
本屋の店先に行きますと時代を反映して景気動向の本が増えてきましたね、店頭に並んでいる本の題名を見ているだけで世の中の大体の景気と世相が読めてしまいます。
とにかく景気が悪化していることは間違いなさそうです。

読んだ本は「サブプライム後の資産運用」(中原圭介)と、「チャイナ発世界大恐慌」(浅井隆)

「サブプライム後の・・・」には『10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践』というサブタイトルがついています。
サブプライムに影響されなかった本人が教える世界恐慌でも負けない投資法! だそうです。
最後まで一気に読んでみましたが、あまりにもくだらない内容なので呆れてしまいました。本を買ったお金が無駄でした。

浅井隆氏の本は今まですべて読んでいますが結構面白い。ためになるというよりも経済活劇小説を読んでいるような感じです。それでも「どうかな。。」という部分もあるのですが、つい買って読んでしまう。

最近の経済誌の著者はまるで売れっ子有名作家のように次から次へと著作を発表してきます。過去の予測が当たっていたり、ドはずれていたりいろいろですが下手な鉄砲も数打ちゃ当たるといったところなのでしょう。

バブル真っ盛りに売れっ子だった長谷川慶太郎氏の著作なんて今読んだらとんでもない内容のものです。呆れてしまいます。もし、私が長谷川氏なら恥ずかしくて経済評論家なんて看板は外してしまうことでしょう。

私も現在、某業界誌から原稿を求められていますが題材やテーマを与えられても書き出すのは本当に難しい。明日から書こう、明日から書こうで、なかなか手がつきません。

そんなわけで、他人様が書いた本を読んでは自分なりに批評したりしているわけですが、理屈は解っても実業の世界の現実は異なるわけで、経済評論家とは話題性の高いサブタイトルを付けて本を売ろうという魂胆が見え見えですね。

私は、実際に自分自身のビジネスを立ち上げながら厳しい現実をテーマに描いてみたいと考えています。