最近の灯油ビジネス戦略については、大手企業のほうが取り組みについても熱心です。
元売り系販社や地域有力店舗などからのシステム研修などが増えていますが、
灯油販売戦略に関しては「企業単独」単位でのセミナーというよりも『研修会』形式での開催が中心となってきました。
ゴールデンウィーク真っ只中の軽井沢ですが、
本日は、超大手フリート系企業の精鋭スタッフと灯油ビジネスに関する「研修会」です。
これまで、着実に実績を伸ばしてきましたが、現在の手法と業務手順について、
「雪ん子」システムをさらに効率的に運用することで業務を充実させて平準化し拡大かさせるための「研修会」です。
灯油ビジネスについては、
内容的に考えても、やはり企業単位で努力しながら創意工夫を繰り返すことが必要だということです。
鵜合の衆を集めた「セミナー」よりも、それぞれ企業が独自の立場で思い切った企画や工夫を生み出しながら、
システムにフィードバックし、さらに現場での運用の工夫を重ねることでさらに灯油ビジネスに磨きをかけていく。
今シーズンの総括と来季に向けた戦略。
そして、「灯油配送のオフシーズン」に向けた「宅配ビジネス」展開についての可能性の模索。
地域ごとに異なる特性を考慮しながら、今後のSSビジネスに新たなアイデアや創造性を生み出す。
大手企業の強いところは、目先の市況変動などよりも「次」に向けての企画や戦略の立案を立てられる『余裕』だと感じます。
零細企業では市況情報の把握や仕入調達だけでエネルギーを消耗してしまう傾向もあり、具体的な「販売戦略」まで意識が届かないという弱点があります。
「雑魚は群れますが、大魚は群れません。」
思考が軟弱で創造性のないSS企業がどんどん淘汰される中、「勝ち組企業」は勝ち残るべく行動力を持って努力を積み重ねていくということです。
石油業界紙などの報道だけでは、現場における販売感覚が把握できません。
「耳学問」や総論よりも、現場での実績とキャリアを企業独自の経営資産として重視するという姿勢が「勝ち抜く販売戦略」の基本です。
「セミナー」に満足して、自己満足に陥らないように、成果の出せる思考回路を創りあげることが目的です。
石油ビジネスの「スネークピット(蛇の穴)」。
あのタイガーマスクが育った、シュートレスラー育成機関。
本物のシュート石油ビジネスで勝ち抜くためのトレーニングジム・
これは「幻のジム」ではなくて、
石油ビジネスの格闘家を育成するための実在するジムなのです。
今年の灯油ビジネスは、店頭販売と配達で大きな収益格差が出ています。
店頭販売は「豊作貧乏」でしたが、配送部門については高収益が確保できたシーズンであったといえるでしょう。
「灯油ビジネス」に関する手法は地域制や企業の取り組みに大きな格差があります。
しかも、成果を上げている優良店ではその拡販手法や業務コスト削減の努力などについて、ほとんど公開していない事が多いため実態が分かりにくいという事もあります。
逆説的に言えば、それだけ「妙味」があるビジネスですから、他社に見せたくない、公開したくないのも当然のことといえるでしょう。
商法を真似することに長けているといわれるSS業界ですから、
他社に「格差」を付けるための配送サービスや外販手法についてはまさに、『ブラックボックス』であるともいえます。
「それぞれの企業が創意工夫しながら努力している。」という意味では、最も創造的な分野となっています。
灯油ビジネスで勝つには『ステルス商法』が最も有利な戦法であるともいえます。
データベースを駆使して、音もなく、競合企業に気づかれずにマーケットを囲い込むわけですから「先手必勝」が原則です。
当社の「雪ん子」ユーザー様にも多様な業態の企業があります。
最近では「巡回販売」の業者もデータベースマーケティングの優位性に気づいているようです。
すでに、一般企業による「マーケット囲い込み」が浸透しているエリアなどでは、後発の巡回販売は極端に苦戦しているという現実もあります。
我々から見ると『雪ん子』のデータベース機能を駆使した販売戦略効果は確実に「巡回販売戦略」を凌駕するものであると確信できます。
そんなわけで、全国各地を見ていると、
灯油ビジネスに関する業態と手法に関する地域ごとの販売戦略と課題が良く見えてきます。
『巡回販売業者』が、いかに汗を流しながら労力を費やしても、絶対に効果が上がらないエリアがあるという事。
最新のデータベースによる地域戦略という「戦車」に竹槍で立ち向かってもビジネスの勝敗の行方は見えているともいえます。
しかし、SS業界の多くの企業はそのことさえも気づかない業者が多いですね。