一ヶ月ぶりの山になってしまいました。
違う山に行きたいのだけれど、お花の時期やお天気やら交通の便やら色々思う様にならず
ひと月も間が空いてしまうともう登りたくても登れなくなる。
何処かに行かねばということで、足慣らしも兼ねて谷川岳に行ってきました。
標高差はあまりないけれど、それなりにきつい登りもあり、もしここでリタイアするようなら夏の山は思い直すしかない。
交通も便利で思い立ってすぐ行かれるという気軽さも谷川岳の良さです。
でも早起きして寝不足で日帰りするのはやっぱりもうキツイ。
年はとりたくないです。
ネットでチェックすると、バスとロープウェイの往復料金が割安になるトクトクきっぷというのがあると知りました。
上毛高原駅で観光案内所はすぐわかりました。
バス代(片道1250円)+ゴンドラ(往復2060円)=4560円が3950円と610円も安くなる大変お得なキップです。
但し使えるのはその日限り。泊りの時は2日にわたって使えません。
コース 天神峠~熊穴沢避難小屋~天狗の休み場~肩の小屋~トマの耳(往復)
梅雨の中休み。いいお天気です。
バスもほとんど座席が埋まるぐらいの乗車でした。
さて、天神平から歩き出そうか?
トクトクキップでお得になったから、その分リフトに乗って(片道400円)峠まで行って標高を稼ごうか?としばし思案。
もう年が年だから無理することないと言い聞かせ、リフトに乗って峠まで登りました。
ところが、峠からの下りは石がゴロゴロのすごく歩きにくい道。
前にも一度歩いているんだけど覚えていませんでした。失敗~。
峠から。まだ雪が残ってます。
左から 笠ヶ岳、朝日岳、白毛門
イワカガミ アカモノ
タニウツギ
避難小屋を過ぎると岩々の急登が続きます。
小屋で少し休んでしまったせいか?足が痛い。
俎嵓が見えてきました。
天狗の休み場。あの雪渓は?
肩の小屋直下の雪渓。人が登っていくのが見えました。
まだあんなに雪が残っていたのか。
以前、6月上旬に来た時にもたくさん残っていて怖い思いをしたことがあります。
一応アイゼンは持ってきましたが。
オオバキスミレ
ゴゼンタチバナ マイズルソウ
ショウジョウバカマ
抜きつ抜かれつしていたオジサマが『天狗の休み場の所にウスユキソウが咲いているってインターネットで見た』と言いました。
でも一生懸命探してもどうしても見つからず・・・。
『末期高齢者』と自称するその方は、天狗の休み場から10分ぐらい行ったところで、ここから引き返します。と戻って行きました。
何とお年はもう80歳を超えたと!
私はもう少し頑張って行ってみますと言ってお別れしました。
私もきついな~と思いながら、でも今日はどのぐらいで登れるかお試しなんだからと頑張り、ようやく山頂へ。
『オキノ耳』と奥に一ノ倉岳と茂倉岳
『オキノ耳』と遠くに巻機山。薄く越後駒と中岳。朝日岳、笠ヶ岳。
手前、西黒尾根と向こうに天神平
オキノ耳にも行ってみようかと思ったけれど・・・行かず。
肩の小屋前から、仙ノ倉、平標山に続く尾根。
ミヤマキンポウゲ
肩直下の雪渓。
階段状にステップがあって登りはアイゼンなしでも平気だったけれど、下りはもし滑ったら怖いので軽アイゼンをつける。
でもほとんどの人がつけずに下って行きました。
若い人は身軽です。
天狗の休み場でまたウスユキソウを探す。
諦めて下り始めたところ、その下の斜面でホソバヒナウスユキソウ見っけ。
探す場所が全然違っていたのでした。
登りでは気がつかないだろうな~。
あのオジサマは帰りに気がついただろうか。
見るのを楽しみに登ってきたのだから気がついていればいいけれど。
ウラジロヨウラク
岩々の歩きにくい下りで疲れてしまいました。
樹林帯に入り、ようやく歩き易くなり日陰もあり助かる。
緑も深くなってきていました。
下りは天神平へ。
タイムはこれまでと大幅に遅れることなくまずまずでしたが、やっぱり疲労はけっこう感じるな~と思いました。
行かれる山が段々少なくなってきています。