今朝の新聞に、
『山岳事故数 過去最悪』『7~8月猛暑で疲労影響か』
と出ていました。
7~8月の山岳遭難事故は721件で前年同期より110件増え、統計を取り始めてから過去最悪だったそうです。
遭難原因は道迷いや転倒滑落はもちろん多いのですが、『疲労』(前年同期比37人増)と『病気』(同20人増)の増加が目立ち猛暑で体力の消耗が激しく熱中症になる人も多かった可能性があるとのことでした。
私も8月の初め、白山の下山時、あまりの暑さに参ってしまった経験がありました。
標高が高いにもかかわらず、風もなく全く日陰のない尾根道は、ギラギラ照り付ける直射日光にあぶられてほんとに茹だるようでした。
長野県警のホームページには毎週山岳遭難発生状況のお知らせがあり、
その中で『疲労により行動不能』という原因が結構多いのですが、私は疲れて動けなくなって救助を要請するってどういうことだろう?と思っていました。
疲れたら休めば体力回復するだろう・・・と思っていましたが、そういうことではなかったんですね。
熱中症で意識障害や痙攣も起こり得る。
白山の時、私のミスで水分を十分に持たず、これで脱水にでもなって動けなくなったら遭難だ~。
そんなこと考えながら歩いていました。
『疲労により行動不能』とはこういうことだったんだな~と身をもって分かった気がしました。
幸い何とか水分はギリギリ足りて無事下山できましたが、大いに反省した登山でした。
前にも一度、会津駒から御池に下ろうとして水分が足りなくなりそうになり、その時は予定変更して途中下山したことがあり、その経験から水分は余分目に持たなければと学習したはずだったのですが。
ちなみに水分は水やお茶だけでなく、山では必ずポカリスェットも持つようにしています。
今後も温暖化でこんな高温の夏が毎年続く気がします。
| Trackback ( 0 )
|