蔵王は若いころ友達と二人でスキーに行って以来50年ぶりぐらい。
その時に樹氷を見ているはずだけどあまりおぼえていないのです。
スキーは滑るだけなので山には登っていないし、もう一度蔵王の樹氷を見てみたいと思っていましたが
スノーシューやワカンを持っていないので雪の上を歩けるのか心配でした。
あちこちのレコを見るとかなり歩かれているのでアイゼンだけでも大丈夫そう。
それなら思い切って行ってみようと出掛けました。
山形駅から路線バスが出ているので便利です。
日曜日だったのでスキーやスノボ、観光客など沢山の人だったので臨時の直行便が出ました。
観光客は中国人が多かったです。
蔵王温泉のバスターミナルから歩いて蔵王ロープウェイまで20分ぐらい。
ピストンで運んでくれるマイクロバスがあったみたいですが、気がつかず歩きました。
ロープウェイは10分間隔で動いていましたが20分待たされ・・・休日では早いほう?
樹氷高原駅でゴンドラに乗り換え。
ゴンドラは次々来るのでちょっとの待ちで乗れました。
スパッツやアイゼンを付けたり、バスを降りてから支度して歩きだすまで1時間以上もかかってしまいました。
ロープウェイで待たされるだろうなと覚悟していたので、まぁ想定内ですが。
コース ゴンドラ山頂駅~地蔵山~ワサ小屋跡~熊野岳避難小屋~熊野岳~地蔵山~山頂駅
今年は雪が少ない上、暖かい日があったりして樹氷は期待していなかったのですが
それでもこれはちょっと残念。
痩せているどころか、もう木の枝が見えてしまっています。
この山が地蔵山?
観光客がいっぱい。みんな普通の格好で来て雪の斜面を登ったり滑り降りたりしています。
子供たちもキャッキャッと言って大喜び。
地蔵山まで登っている人たちも沢山いました。
15分ほどで地蔵山到着です。
今日は晴れ予報だったけれど、薄雲がかかり遠望もイマイチ。
観光客はここまでですが、蔵王連峰最高峰の熊野岳を目指します。
コースに沿って棒が立てられ、よく踏まれているので踏み跡を外さなければアイゼンで楽に歩けます。
こういう所はスノーシューなどではかえって足が疲れます。
棒には海老のしっぽ。あちらに見えるのが熊野岳?
一旦少し下ってから登り返し。
どうやらあれが熊野岳みたい。
地蔵山までは風もなく穏やかだったけれど、こちらの斜面はけっこう風が強い。
大きな海老のしっぽ。
ん?あれは?
熊野岳山頂。
一時間ちょっとで到着しました。案外早かった。
山頂のお社は雪と氷がガチガチに張りまくり。
山頂から朝日連峰が薄~く見えました。
アップで。目を凝らさなくちゃ見えないぐらい。
白くとがっているのが大朝日岳。
もう一度行きたいけれどもう無理かな~。
そして月山も辛うじて見えました。
アップで。こちらも目を凝らして。
南側にはレストハウスと刈田岳。
こちらもアップで。
後ろの2つの山は屏風岳と南屏風岳らしい。
朝、もう一時間早い新幹線に乗れれば少し時間にゆとりが持てたのだけれど
その新幹線に乗るのはちょっと厳しいので今日は様子見ということで、刈田岳まで行かずに戻ります。
下りのロープウエイがどのぐらい待たされるか?バスの時間もあるし・・・。
お釜の縁が見えました。
結果的に少し早めに下れたのでお釜を見に行ってもよかったかな~。
やっぱりアップダウンあっても下りは早いです。
あっという間に戻ってきてしまいました。
下って来るとお天気も回復というパターン。
やっと青空見えてきました。
疲れた樹氷たち・・・。
ゴンドラから。
もっとモコモコだったらどんなにか素晴らしかっただろうと・・・。
覚悟していたとはいえ樹氷は残念、もうおしまいですね。
山形からのバスも一時間ごとに出ているので、案外便利で手軽に来ることが出来ると分かりました。
コースの様子も分かったので、来年はもう少し早い時期に泊まりながら来て刈田岳の方にも行ってみたいです。
温泉にも入って・・・。