一ヶ月ほど前から受信状態の悪くなった電話が、とうとう受信できず発信までできなくなってしまった。
昔の、これも受信だけしか出来なくなった子機が残っていたので、とりあえず受信だけはして発信は携帯を使うが、やはり電話が壊れているのは困るので修理に来てもらった。
同じメーカーでビデオデッキとステレオのアンプが壊れていたのを一緒に見てもらった。
電話・・・
もう10年近く前のもので、形が気に入っていたので、ファックスも我慢してずっと使ってきたものだが、部品も残っているかどうかわからないと言う。修理するとなると一万4~5千円かかり、今時ファッション電話は一万でおつりがくるぐらいで買え、ファックス付きでもそんなに高くはないと言う。だから修理をするか買い替えるか考え所とのこと。
そしてビデオデッキも然り。
今はDVDの時代だが、ビデオテープもたくさんあり、見るにしても又ダビングするにしても壊れていてはできない。
がこれも今となっては化石みたいなもので、やはり部品があるかどうか、そして修理代とそれほど変らずに新しいものが買えると言う。
アンプはずっと使っていなかったので接触不良になっていたらしい。ごちょごちょ触っているうちに音が出てきて聞けるようになった。
しかしこれさえすでに一昔前のもの。
今これと同じ性能のものを買えば高いお金を出さなければならないが、修理となるとやはり部品が残っているかどうか、仮に残っていたとしても、次に壊れた時にはまた同じ問題となる。
いつだったか新聞に電化製品の買い替えサイクルが年々短くなっている、という記事が載っていたが、10年ものの修理を頼むというのは珍しいのかも知れない。
メーカーにしても次々に新しい製品を出し、消費者の購買意欲をそそる。
そうでもしないとメーカーだって生きていけないのだ。
電化製品だけでなく、あらゆるものが次から次へと消費されていく世の中になっていたのだと改めて実感。
修理を頼んだことさえ恥ずかしく思えてきた。
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