ダンボール箱での燻製作成をご紹介します。
スーパーに買い物に行った時、スイカが入っていたダンボール箱を見つけました。大きさ、強度とも最適でしたので、いただいてきました。
その他の材料として、バーベキュー用の竹串、金網、針金、布製の粘着テープ
です。
扉となる部分に切り込みを入れ、裏側を布テープで補強します。
箱の取っ手を排煙孔とするため、ダンボールで開閉可能な蓋を付けました。
竹串を一段に3本通し、金網を固定します。今回は2段としました。
竹串の先端は尖っていてきけんですので、切り取ってください。
燻製器の中に煉瓦を2本敷きます、これは燻煙材の断熱と重しのためです。
何も入れないダンボールでは風で倒れ、燻煙材の火が燃え移り、燃えてしまうことがありますので、必ず、煉瓦やコンクリートブロックを底に入れてください。
温度計を差し込んでいますが、スモークウッドでの燻煙では、温度の上昇は期待できませんので必要有りません。今回の最高温度は40℃でした。
左の4本、手前の袋に入った2本が燻煙用のおがくずを固めたスモークウッドです。
中央上が、燻煙材のチップです。右上の容器に入っているのがサクランボ、プルーンの剪定枝の燻煙材(自家製)です。
今回は中央下部のスモークウッド(ヒッコリー)を使いました。
スモークウッドは何れも400~500円程度です。
燻製の材料をセットします。
このスモークウッドは着火材が浸透されています(右の色の濃い部分)のでライターで着火できます。
着火後、着火材が燃え尽き、煙が出るのを待ちます。
最初の30分は排煙孔を開け、水分を飛ばせ、その後は閉じて燻煙しました。
煙が出始めたなら燻製器にセットします。
この一本で4時間の燻煙が可能です。
今回の経験では、この薫製器に対しては一本そのままで4時間燻煙するより、
1/2に切り断面積を2倍にし(煙の発生が2倍になる)、2時間の燻煙の方が
野外活動のメニューとして良いのではと思いました。
今回の燻製の成果です。
スチームホタテ(市販のもの)、かまぼこ、アーモンドチーズ、豚軟骨、ゆで卵、鶏手羽先です。
下味を付ける前処理は後日アップします。
野外での燻製作成は、なるべく火の通った食材を使ってください。食材の運搬時はクーラーボックス等で冷却しながら行いますが、燻煙器にセットする時までには、外気温まで戻してください。冷たいままセットしますと結露して、煙の成分が付着しなくなります。