遊木民のアトリエ

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ドンコ(エゾイソアイナメ)の煮付け

2006-01-30 | 食品加工(魚介)分室

 
 以前購入し、冷凍しておいたドンコ(標準和名:エゾイソアイナメ)です。

 下処理は以前の記事(9月17日の2本目の記事)にもご紹介しましたが、キモは冷凍、身は一晩乾燥させ、冷凍しました。

 解凍です。解凍は何でもそうですが、30℃程度のぬるま湯で行います。

 これは潜熱反応温度帯を出来る限り短時間で通過させ、氷の再結晶による細胞の傷みを少なくするためです。



 昆布出汁をとります。昆布のグルタミン酸と、魚のイノシン酸の相乗効果によりうま味が増します。



 煮汁は酒、砂糖、味醂、醤油少量、ショウガです。醤油を最初から多く入れると

 身が固くなります。



 ドンコを入れ、火を通す過程で醤油を数回に分け入れます。

 味付けは薄味にします。



 落とし蓋をして、煮くずれしないように中火で煮ます。



 煮上がったドンコを皿にとります。



 煮汁にキモをいれ、火を通します。

 煮すぎてはいけません、解けてしまいます。



 キモを取り出し、煮汁を煮詰めます。



 適当な味に煮詰まった煮汁をドンコにかけ、キモを添えます。

 ドンコの身をちぎり、キモを載せて一緒にいただきます。

 淡泊なドンコの身と、濃厚なキモを濃いめの煮汁がまとめてくれます。



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1 コメント

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ドンコも幸せそう (磯のすー)
2006-01-31 14:58:34
ドンコさんも幸せそうですね。

当地では余り獲れず、稀に釣れても深海魚みたいだーと捨てられてしまうようで魚屋にも置いてありませんが、この淡白は味は大変美味だと思います。

肝を食べること、一晩干すことを教えてもらいましたので、今度釣れたらトライします。

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