以前購入し、冷凍しておいたドンコ(標準和名:エゾイソアイナメ)です。
下処理は以前の記事(9月17日の2本目の記事)にもご紹介しましたが、キモは冷凍、身は一晩乾燥させ、冷凍しました。
解凍です。解凍は何でもそうですが、30℃程度のぬるま湯で行います。
これは潜熱反応温度帯を出来る限り短時間で通過させ、氷の再結晶による細胞の傷みを少なくするためです。
昆布出汁をとります。昆布のグルタミン酸と、魚のイノシン酸の相乗効果によりうま味が増します。
煮汁は酒、砂糖、味醂、醤油少量、ショウガです。醤油を最初から多く入れると
身が固くなります。
ドンコを入れ、火を通す過程で醤油を数回に分け入れます。
味付けは薄味にします。
落とし蓋をして、煮くずれしないように中火で煮ます。
煮上がったドンコを皿にとります。
煮汁にキモをいれ、火を通します。
煮すぎてはいけません、解けてしまいます。
キモを取り出し、煮汁を煮詰めます。
適当な味に煮詰まった煮汁をドンコにかけ、キモを添えます。
ドンコの身をちぎり、キモを載せて一緒にいただきます。
淡泊なドンコの身と、濃厚なキモを濃いめの煮汁がまとめてくれます。
当地では余り獲れず、稀に釣れても深海魚みたいだーと捨てられてしまうようで魚屋にも置いてありませんが、この淡白は味は大変美味だと思います。
肝を食べること、一晩干すことを教えてもらいましたので、今度釣れたらトライします。