野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

1勝(10日・甲子園)

2007-05-11 11:49:11 | Koushien Stadium
 2番・関本健太郎を外すなっ、と言いたい。この泥沼の9連敗(4月28日~5月9日)は、旧クリンナップ(トリオ)の打撃不振と先発投手陣の崩壊に原因があるが、何よりも「関本」。この男を「8番」に据えてスタートした開幕から、どこか打線の歯車が狂っていた。昨シーズン「2番」でブレイクした関本。「2番」こそ本職、天職と見定めた男を「そこ」から外したことから、タイガースの転落は始まった。

 初回、新「3番」林威助が四球を選び、4番・金本知憲が17試合ぶり! ライトスタンドに2ランホームラン(第8号)を運んで、「2対0」先制! 【5回裏】にも先頭の鳥谷敬が初球を打って、レフトスタンドへ流し打ちのソロホームラン! (第2号)
 防御率7.71の先発の福原忍が、ジャイアンツの6番・阿部慎之助の2発に抑えて、【6回表】途中から『JFK(KJF)』を継ぎ込んで、「3対2」で辛勝! 
 投手陣が最少失点の2~3点で抑えて、打線が3~4点を取って「勝つ」。これがタイガースの野球。しかし昨日(10日)はホームラン2発だけ、だった。本来のヒットを連ねて、点を取る≪繋ぐ野球≫が出来ていない。本来の≪繋ぐ野球≫を実現する為には、2番バッターの役割が≪重要≫。そこで、関本だ。

【8回裏】2-OUTから(泳がされながら)レフト線に巧く打って、ツーベース(2塁打)を放って、チャンスメークしたが、9番のピッチャー、ジェフ・ウィリアムスに回って、代打の藤本敦士がピッチャーゴロ。結局、追加点を奪えなかった。この男=関本を「8番」に置いても、何の意味もない。せっかく出塁しても、9番のピッチャーに繋ぐだけ。これでは何にもならない。この男の価値を殺(棄損)している。

 この泥沼の9連敗は“野球の神様”が、タイガースに据えた≪お灸≫のようなものだろう。開幕からの今までのやり方では間違っている。考え方を改めよ、と示唆している。それに気づくことが出来るのか? 岡田彰布監督。監督としての資質が問われている。ライヴァル=星野仙一(北京五輪野球・日本代表監督)は「この戦力で、これだけ負けるのはおかしい」と暗に岡田監督≪批判≫をしている。……それは正しい物の見方だと思う。

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