野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

ブーンの涙…(3日・シアトル)

2005-07-06 14:09:53 | Seattle Mairners
 オールスターゲーム(12日・デトロイト)の出場選手が発表された、その日(3日)ブレッド・ブーンが、シアトル・マリナーズから「戦力外」通告を受けた。昨シーズンのジョン・オルルッド(現ボストン・レッドソックス)に続いて、2年連続の悲劇だ。記者会見(AP)で涙を流していたブーン……それは(昨シーズン途中トレード通告を受けた)ポール・ロデューカ(現フロリダ・マーリンズ)が流した涙とダブって見える。悲劇は繰り返された……チームを愛していたから、涙が流れる。

 当然ながら、ブレッド・ブーンの「不調」をイチバン気に病んでいたのは、ブレッド・ブーン。思うようなバッティングができず、1塁ベースに達する間に悔しがる、怒り、苛立つブーンを何度も見てきた。その度にいつかは本来のブーンに戻るのだろう、と淡い期待を寄せてきたし、本人もそう信じてきただろうが、遂にブーンは「戻らなかった」。あの2001年シーズン、3番で打ちまくって、イチローと『MVP』を争った大活躍。イチローがいなければ、『MVP』を獲れていた。イチローがルーキーイヤーでなければ獲れていた(?)。

 涙が乾いたら、行き先を決めなければならない。ニューヨーク・ヤンキースも噂されているが、昨シーズンのオルルッド同様、ヤンキースに行けば、クリンナップを打つことを要求されず、8番か9番で気楽にBASEBALLをENJOYできる。しかし、セカンドに≪新星≫ロビンソン・カノを擁するヤンキースは獲得に乗り出さないだろう。松井稼頭央と交換でニューヨーク・メッツか? あるいは兄弟(アーロン)でプレー、クリーヴランド・インディアンスか? いずれにしても、あの名手のプレーはいつまでも見ていたい。