野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

井川、メジャー初勝利!(18日・ヤンキースタジアム)

2007-04-20 14:06:51 | New-York Yankees
 これがメジャーリーグ3度目の登板(スターター)ともなれば、少しは安心して見ていられる。先頭のグレディ・サイズモア(クリーヴランド・インディアンス)を低目の速球でサードへのファウルフライ。2番ジェイソン・マイケルズも(同じ球で)セカンドフライ。3番「主砲」トラヴィス・ハフナーも(同じ球で)詰まらせたが、センターの前にポトリと落ちるan Lucky!! しかし4番ライアン・ガーコを得意のチェンジUpで空振り三振! 上々の立ち上がり、井川慶ニューヨーク・ヤンキース)! 

【2回表】も3者凡退に打ち取ったが、【3回表】に1-OUT後、9番ケリー・ショパックに決め球チェンジUpをライト線に巧く運ばれ、1番サイズモアには「0-2」に追い込みながら、3球目を背中(腰)に当てる“ヒット・バイ・ピッチ”(死球)!! 余りの棒球に球審に指を差されて、注意される始末。
 この後、2番「左に強い」マイケルズ、3番「左の」ハフナーに連打を浴びて、「1対2」逆転を許す井川。この【3回表】だけが崩れた。ここが陥穽だった。しかし昨日(18日)はここだけ、だった。

【3回裏】に味方打線が爆発して一挙5点! 「6対2」になって、井川に勝ち投手の目途が立った。この辺りが打線の援護がなくて、「1対2」で敗退した(17日)松坂大輔ボストン・レッドソックス)とは好対照だが、しかし相手(トロント・ブルージェイズ)が違う。松坂はそのヤンキース打線と22日(日本時間23日)に相対する……

 井川は6イニングスを投げ切って、5安打5奪三振2失点に纏めて、先発投手の役割(クオリティー・スタート)を初めて果たして、そのご褒美に初勝利! 試合後にメディアからの型通りの質問「今から祝杯?」と問われて、「ぐっすり寝るだけ」と(真顔で)答えた井川。このマイペースな性格が幸いして、(メディアとファンからの)プレッシャーが厳しいニューヨークでも耐えてやっていけるかもしれない。

井川がメジャー初勝利! 6回2失点の好投 (MAJOR.jp)