野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

インディアンスに勝ち越し!(30日・ジェイコブズフィールド)

2006-08-06 21:14:27 | Seattle Mairners
 1勝1敗のタイで迎えた第3戦(GAME-3)初回にクリーヴランド・インディアンスの先発(スターター)左腕カルロス・リーから先頭のイチローが華麗な流し打ちのレフト前ヒットで出塁。2番に上がったホゼ・ロペスもセンター前ヒットで続き、0-OUT1,2塁。3番に下がったエイドリアン・ベルトレーが三遊間をキレイに抜いて、イチローのランニングでホームイン! 「好調」シアトルが1点を先制。

 その裏クリーヴランドも先頭のグレディー・サイズモアがフォアボール(ウォーク)。シアトル先発のジョエル・ピニェイロが1球もストライクが入らず、ストレートで歩かせた。その俊足サイズモアが盗塁した後、2番ジェイソン・マイケルズも三遊間を抜いて、0-OUT1,3塁。立ち上がり不安定なピニェイロ。3番トラヴィス・ハフナーのセカンドゴロの間に1点を失う。

【3回裏】にも先頭のサイズモアがライトフェンスにドスンとぶつけて、0-OUT2塁。2番マイケルズのライトフライで3進して、【1回裏】と同じく3番ハフナーのセカンドゴロで「2対1」クリーヴランドが勝ち越し。
【4回表】シアトルも先頭のイバニェスが1塁線を破って、出塁。5番リッチ・セクソンが初球を振り抜いて、打った瞬間にそれと判る(第22号)2ランホームランで「3対2」逆転!! この試合もシーソーゲーム、か? 
【4回裏】クリーヴランドは0-OUT満塁のチャンスを掴んで、9番ジョー・イングレットのショートゴロの間に1点を取って、「3対3」同点。しかし1点止まり。「目標」を失ったチームの攻撃は味気ない、ものだ。

【9回表】先頭の代打ベン・ブロサードが歩いて、7番ユニエスキー・ベタンコートがサクリファイス(犠牲)バントを決めて、1-OUT2塁。代打グレッグ・ドブスがショートの左に内野安打を放って、1-OUT1,3塁。2-OUT後、イチロー敬遠で2-OUT満塁。ここで「元3番」2番ロペスがサードの頭上を抜いて、2者生還「5対3」! 3番ベルトレが死球(ヒット・バイ・ピッチ)を喰らった後、4番イバニェスが1,2塁間を抜いて、「7対3」!!

【9回裏】4点差のリードの為、クローザーのJ.J.プッツは温存。2番手の左腕ジェイク・ウッズが続投したが、先頭の(この後、セントルイス・カーディナルスに移籍する)ローニー・ベリアードがセンター前ヒットで出塁し、“とっておき”の代打ジョニー・ペラルタも三遊間の真ん中に内野安打を放って、0-OUT1,2塁。
 ここで守護神プッツが登板して、8番イングレットにレフト前ヒットを浴びるが、3塁封殺で2-OUT。代打トッド・ホランズワースもレフト前ヒットを放って、2-OUT満塁になって、まばらな観衆(23,146人)が盛り上がるが、1番「この日大活躍」のサイズモアがここでは、セカンドゴロ併殺(ダブルプレー)に倒れて、シアトルの逃げ切り。クリーヴランドとの今シーズン最後の試合に勝利して、通算5勝4敗で勝ち越し。……今シーズン最後? (早くも)そういう季節になってきた。

イチロー5試合連続安打、城島は代打で凡退 (MAJOR.jp)

ウォッシュバーン、久々5勝目!(29日・ジェイコブズフィールド)

2006-08-05 22:59:45 | Seattle Mairners
 ニューヨーク・ヤンキース(18日~20日)に惜しくも1勝2敗で負け越したものの、ボストン・レッドソックス(22日~24日)トロント・ブルージェイズ(25日~27日)に「2勝1敗」で勝ち越したシアトル・マリナーズ。1日移動日で29日から敵地ジェイコブズ・フィールドに乗り込んで、クリーヴランド・インディアンスとの3連戦。

 初戦(GAME-1)は先発(スターター)フェリックス・フェルナンデスの好投にも拘らず、「0対1」で敗戦。決勝ホームランを打たれたのは、クリーヴランドに放出した韓国人・秋信守だった。迎えた第2戦(GAME-2)は、その秋と交換でシアトルに来たベン・ブロサードが6番DHで先発出場。前日の「借り」を返せるか? 

 先行したのはシアトル。【3回表】先頭のユニエスキー・ベタンコートがレフト線沿いにダブル(2塁打)を放って出塁。クリーヴランドの先発ジェイク・ウェストブルックのワイルドピッチの後、9番ウィリー・ブルームクイストのショートゴロの間に1点を先制! 
 しかし【3回裏】2-OUTから、9番ケリー・ショパッチがセンター前ヒットで出塁して、1番グレディー・サイズモアを歩かせて、2番ジェイソン・マイケルズにレフト線沿いにダブル(2塁打)を浴びて「1対1」同点……シアトルの先発=左腕ジャロット・ウォッシュバーン。今日も勝てないのか……?

 しかし【4回表】シアトルが勝ち越し。先頭の4番ラウル・イバニェスがセンターバックスクリーンに(第22号)ソロホームラン! 「2対1」。
【9回表】にも先頭の6番(移籍の)ブロサードがライトスタンドに貴重な追加点となる(第14号)ソロホームラン! ブロサードはシアトル移籍後初ヒットが初ホームランで「3対1」。前日の秋の一発に対抗して、初めてチームに貢献できた。因みに打たれたのは、元読売ジャイアンツのブライアン・シコースキーだ。

 先発のウォッシュバーンは【7回裏】1-OUTまで投げ、2番手にDL(故障者リスト)入りしたラファエル・ソリアーノに代わる「エース」セットアッパー、MLB(メジャーリーグ)デビュー以来、連続無失点を続ける驚異のルーキー、マーク・ロウが登板。1-OUT2,3塁「絶体絶命」のピンチを脱して、【9回裏】はクローザーのJ.J.プッツ。そのままシアトルが逃げ切って、ウォッシュバーンは久々の勝ち星「5」勝目(10敗)を挙げた。

イチロー4戦連続安打、マリナーズ接戦を制す (MAJOR.jp)

初対決! 斎藤隆vs.田口(13日・ブッシュスタジアム)

2006-08-03 22:10:17 | St. Luis Cardinals
 斎藤隆(ロサンジェルス・ドジャース)と田口壮(セントルイス・カーディナルス)の初対決は、後半戦開幕の7月13日、ブッシュスタジアム。「2対2」の同点で迎えた延長【12回裏】5番手でマウンドに上がった斎藤。ここまで38試合に登板して、3勝2敗(8セーヴ)防御率(ERA)「2.14」。現地実況は「タケシ、サトー」と発音している。先頭打者は途中出場の田口。

 今シーズン打率(AVG).294、2本塁打、27打点。この成績でも途中出場しか許されない。田口の欲求不満は募る、だろう。初球91MPH、2球目スライダー空振りで「0-2」。3球目4球目を見送った後、5球目の91MPHをファウル。6球目の甘く入った球をレフトポール際に大ファウルを打ち込んで、7球目の勝負球のフォークを見送って、8球目の92MPHのシュートも見送って、フォアボール(ウォーク)で出塁。シブい働き、だ。3番「主砲」アルバート・プホルスに繋いだ。

 0-OUT1塁でプホルスを迎えた斎藤。思わず、帽子を脱いで、汗を拭う。初球は94MPHでファウル。1塁の田口が走って、ヒットエンドランだったようだ。スライダーの連投で「1-2」にして、最後はアウトサイド低めにスライダーを配して、ボテボテのファーストゴロに打ち取って、1-OUT2塁。「主砲」プホルスにサクリファイス(犠牲)バントのような仕事しかさせなかった、斎藤。
 4番スコット・ローレンは歩かせて(敬遠)1-OUT1,2塁にして、【7回裏】に同点2ラン(第11号)を放っている5番ジム・エドモンズと「大」勝負。初球91MPHで空振り! 2球目もシュート(89MPH)で空振り! 今シーズン「絶不調」のエドモンズ。少々振りが鈍い。斎藤のスライダーを意識しているのかもしれない。3球目はウェストして、4球目は勝負球のスライダーで空振りを取りにきたが、エドモンズはハーフ(チェック)スウィング。判定は「セーフ」で「2-2」。微妙な判定、だった。エドモンズの≪顔≫で奪った「セーフ」。斎藤はルーキーの悲哀を味わうが、スライダーの連投でエドモンズも今度は止めたバットにボールが当って、ボテボテのサードゴロ。2-OUT奪取。「大」勝負に勝った、斎藤。

 6番ヘクター・ルナも打ち取った斎藤は延長【13回裏】も投げて、無失点で切り抜けたが、延長【14回裏】6番手の先発(スターター)要員の左腕オダリス・ペレスが「主砲」プホルスに第30号サヨナラ(ウォークオフ)ホームランを浴びて、「3対2」。4時間21分の熱闘だった。
 LAドジャースは結局この4連戦で4連敗(スウィープ)を喫して、次のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦(チェース・フィールド)の初戦(17日)にも敗れて計5連敗。この試合が泥沼の始まり、だった。

田口と斎藤がメジャー初対決! 結果は四球 (MAJOR.jp)

大家、5回2失点で勝利が逃げる…(28日・ミラーパーク)

2006-08-01 22:01:46 | Milwaukee Brewers
 大家友和(ミルウォーキー・ブリュワーズ)復帰第3戦目は前回(23日)と同じくシンシナティ・レッズ戦。久しぶりの「HOME」ミラーパークのマウンドだ。
 しかし「主砲」カルロス・リーの姿はなく、テキサス・レンジャーズへトレードされた。代わりにケヴィン・メンチ、フランシスコ・コルデロ、ランス・ニクスが加入。ミルウォーキーはこの日から新たな戦いを強いられる。

 初回の大家。1番ライアン・フリールをショートゴロ、2番アダム・ダンをファーストフライ、4球で仕留めたが、3番「大物」ケン・グリフィーJR.を「0-2」に追い込みながら、3球目以降アウトサイドを狙った球が3球外れ、「3-2」からフォークを投じたが、これを見送られ、フォアボール(ウォーク)。
 しかし4番エドウィン・エンカルナシオンを早々に「1-2」に追い込んで、最後はアウトサイド低目にスライダーをバシッと決めて、見逃し三振! 右打席で呆然、棒立ちのエンカルナシオン。判定に不服のようだ。

【1回裏】先頭のブラディー・クラークがセンター前ヒットで出塁して、カンザスシティー・ロイヤルズから移籍の2番トニー・グラファニーノのレフトフェンス直撃のダブル(2塁打)で、0-OUT2,3塁。3番ジェフ・シリーロがバットを真っ二つに折りながら、レフト線にダブルを放って、2者生還「2対0」先制! 
 1-OUT後、大家の投げる試合では「必ず」打つ5番プリンス・フィルダーが前進守備の狭い1,2塁間を強烈なラインドライブで抜いて、「3対0」。初回から大家に頼もしい援護点が入る。

【2回表】先頭のスコット・ハッテバーグに(大家にしては珍しい)96MPHの速球をセンター前に弾き返され、0-OUT1塁。6番ブランドン・フィリップスに意表を突くセーフティーバントを3塁前に決められ、0-OUT1,2塁。シンシナティがいかに(相手の)大家をリスペクトしているか、この策で分かる。
 これで動揺したのか、7番ロイス・クレイトンに1球もストライクが入らず、ストレートのフォアボール(ウォーク)で歩かせ、0-OUT満塁! 8番ジェイソン・ラルーを(ファースト・ファウルフライに)討ち取って、1-OUTになるが、9番ピッチャーのエリック・ミルトンに左中間にフライを打ち上げられ、痛恨の1失点。
 1番フリールにも「3-2」になるが、アウトサイド低めにズバッと86MPHを決めて、見逃し三振! フリールは口を歪めて抗議するが、この日の球審はアウトサイドをワイドに採るようだ。

【3回表】先頭のダンをレフトフライ。3番グリフィーにはショート強襲のレフト前ヒットを浴びるが、4番エンカルナシオンを84MPHの速球で空振り三振! 5番ハッテバーグにはインサイドを突いて、見逃し三振! これも微妙な判定。思わずバットを投げ捨てる、ハッテバーグ。連続三振でグリフィーを1塁に釘付けの大家。

【4回表】先頭のフィリップスが初球からセーフティーバントの構え。2球目に3塁前に決めて、サードのシリーロの送球を「大家の投げる試合では……」のファースト(1塁手)プリンスがお手玉して、エラー。7番クレイトンはセンターフライに討ち取って、1-OUT1塁。8番ラルーを歩かせて、9番ミルトンが送って、2-OUT2,3塁。ピンチを迎えるが、1番フリールをサードゴロに打ち取って、事なきを得る。

【5回表】先頭のダンに「3-2」にして、ライト線にダブル(2塁打)を浴びて、0-OUT2塁。3番グリフィーはセカンドゴロに打ち取って、1-OUT3塁。4番エンカルナシオンも平凡なサードゴロに打ち取ったが、ホームへの送球が逸れて、3塁ランナーが生還! 大家にとっては不本意な点の取られ方だ。「3対2」1点差に……この1点が後々まで利いてくることになる……。

 大家は5回限りで降板。【6回表】から2番手ベテランのリック・へリングが上がって、1-OUTを取ったが、9番(ピッチャーの)ミルトンを歩かせ、2-OUT後、2番ダンも歩かせ、3番グリフィーに1塁の頭上を越す、ライト線を転々と転がるダブル(2塁打)を浴び、「3対3」同点に……これで大家の「勝ち」は無くなった! 

【8回表】3番手のマット・ワイスが2-OUTを取ったが、代打クリス・デノーフィアにセンター前ヒットを浴びて、1番「怒った人」フリールがレフトフェンスに達するダブル(2塁打)を放って、「4対3」シンシナティが勝ち越し! 

【9回裏】マウンドに上がったのは、前シアトル・マリナーズの守護神(クローザー)左腕エディー・グアルダード。背番号は「81」。シンシナティに来てからの防御率(ERA)が「1.17」。被打率(OPPONENT AVG)が「.185」。シアトル時代とは見違えるようなピッチングを見せているようだ。
 8番ダミアン・ミラーを歩かせて、代打マイク・リヴェラを空振り三振に斬って取った後、1番クラークにセンター前に弾き返され、1-OUT1,3塁。1塁側ダッグアウトでは、到着したばかりのメンチがユニフォームに着替えて、ナインに挨拶しているところだ。代打の出番はあるか? しかし2番グラファニーノがショートゴロ併殺に倒れて、万事休す! 1点差で敗れた「新生」ミルウォーキー。

大家、5回2失点も4勝目ならず (MAJOR.jp)