野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

マリナーズ開幕2連勝!(3日・セーフコ・フィールド)

2007-04-05 21:02:46 | Seattle Mairners
 4月2日の開幕戦を先発(スターター)フェリックス・ヘルナンデスの3安打12奪三振の快投! 【6回裏】5番リッチー・セクソンのバットにボールが当たって、センターバックスクリーンに飛び込む3ランホームラン! 「4対0」で勝利したシアトル・マリナーズ。昨シーズン2勝12敗と負け越した≪天敵≫オークランド・アスレティックスに先勝して、意気上がる第2戦(3日)。

 先制したのは、オークランド【2回表】1-OUT後、7番ボビー・キールティーが歩いて、8番(同じく)ボビー・クロスビーが右中間に弾き返して、1,3塁。9番マーク・エリスにライトにサクリファイス(犠牲)フライを打たれて、1点を献上。シアトルのスターターは(移籍2年目の)左腕ジャレット・ウォッシュバーン。

 シアトルの反撃は速い。その裏、先頭のラウル・イバニェスがファーストを強襲して、5番セクソンのバットにボールが当たって、ライトスタンドへ、第2号2ランホームランで「2対1」逆転! 今シーズンは珍しくセクソンのバットにボールがよく当たる。当たれば、飛ぶセクソンのバット。打たれたオークランドのスターターは右腕ジョー・ブラントン。
 ……それにしても、相変わらず、NHK衛星のL字画面(東京マーケット情報)は見難いな……視聴妨害、だ。

【5回裏】にも先頭の「新戦力」ホゼ・ギーエンがレフトフェンスに達するダブル(2塁打)を放って、7番「我等が」城島健司がライト前にタイムリーヒットを放って(2塁打)「3対1」! 2-OUT後、1番イチローが執拗なインサイド攻めにもメゲズにカーヴをセンター前に芸術的なバットコントロールで弾き返して、「4対1」! 

 オークランドも【6回表】3番(スイッチヒッター)ミルトン・ブラッドリー(右打席)にレフトスタンドに叩き込まれて、「4対2」。
【7回表】2番手のフリオ・マテオが、先頭のニック・スイッシャーに1,2塁間を破られる。2-OUT2塁になって、9番エリスにレフト前ヒットを浴びて、1点差。1番ジェイソン・ケンドールにはライトオーヴァーを浴びて、「4対4」遂に同点に追いつかれる……昨シーズンの“悪夢”が甦る。

 “悪夢”を振り払ったのは【7回裏】オークランドの2番手キコ・カレーロから、先頭のギーエンがショートの送球エラーで出塁して、7番の「我等が」はショートフライに倒れたが、8番「守備の人」=今シーズンから背番号「5」ユニエスキー・ベタンコートがレフトスタンドにアーチを架けて、「6対4」勝ち越し! 
<キーストン・コンビ>の9番ホゼ・ロペスもライト前ヒットで続いて、1番イチロー……3番手のジャステイン・デュークシャーからライトオーヴァー!! 普通の打者(ランナー)なら2塁打だと思うのだが、イチローは俊足を飛ばして悠々3塁へ……「7対4」! 2番エイドリアン・ベルトレが初球を打って、ライトフライ。イチローがホームを駆け抜けて、「8対4」! 

イチローが2打席連続タイムリー! 城島も適時二塁打 (MAJOR.jp)

田口、開幕スタメンで初ヒット、初エラー!(1日・ブッシュスタジアム)

2007-04-03 13:29:39 | Boston Red-Sox
 MLB(メジャーリーグ)の開幕ゲームは毎年、1試合だけ、前年にワールドシリーズを制覇したチームの試合が組まれる。今シーズン、その栄誉に浴したのは、セントルイス・カーディナルス。ワールドシリーズでも活躍した日本人=田口壮も、相手ニューヨーク・メッツのスターター(先発)が左腕のトム・グラヴィンだったこともあり、2年連続で開幕スタメン(レフト)に名を連ねた。

 その田口。【3回表】2-OUT1,2塁のピンチで、ニューヨークの「4番」カルロス・デルガドの放ったレフト頭上を襲う大飛球をキャッチできずに、ダブル(2塁打)を許し、先制の2点を献上した。レフトフェンス直撃の打球だったから、致し方ないが、幾分、田口らしくない動きだった。≪名手≫田口なら捕れるのでは? と思わせた打球。捕れば「超」ファインプレーだったのだが……

 これでリズムを悪くしたのだろうか? 【6回表】1-OUT、1番ホゼ・レイエスの流し打った正面の飛球をグラヴに当てて、落球! 信じられない、目を覆いたくなるような、プレーだった。<スプリング・トレーニング>ではスタメンで起用されるケースが少なく、試合勘が鈍っていたのかもしれない。開幕戦≪独特≫の緊張感、足が地に付かない、フワフワした感じが、37歳のベテラン・田口を覆っていたのかもしれない。

 その点、ニューヨークは守備で魅せた。【6回裏】1-OUT2塁で2番プレストン・ウィルソンがセンター前ヒット! 2塁ランナーの「俊足」デヴィット・エクスタインが3塁を回ったが、センターの「強肩」カルロル・ベルトランから、キャッチャーのポール・ロデューカへストライクの好返球! これぞ、メジャーと感じさせてくれる、素晴らしいプレーだった。

【8回裏】には1-OUT満塁で、4番スコット・ローレンのセンター前に抜けようか、という当たりに飛びついたホゼ・ヴァレンティン! ショートのレイエスにトスして、2塁を封殺して、レイエスが華麗なサイドスローで1塁に送球して、ダブルプレー! これも凄い、プレーだった。
 昨シーズン「あの」松井稼頭央(現コロラド・ロッキーズ)からセカンドのレギュラーの座を奪ったヴァレンティン。本職はショート・ストップだったが、“失策王”の汚名を貰い、サードに転向しても、その評価は変わらなかった。しかし、セカンドに転向してから、守備に≪開眼≫。失敗に終わった松井KAZ獲得の思わぬ“副産物”である。

 散々だった日本人=田口だが、【9回裏】1-OUT1塁でセンター前にクリーンヒットを放って、3打席目で今シーズン初ヒット! 打ったのは、昨年の<チャンピオンシップ・シリーズ>でも打ち込んだ、ニューヨークの守護神(クローザー)左腕ビリー・ワグナー。相変わらず、ワグナーには強い、≪キラー≫ぶりを最後に見せつけた。

田口、開幕スタメンで1安打 カージナルスは黒星発進 (MAJOR.jp)

井川、5回1失点で乗り切る!(26日・タンパ)

2007-04-01 20:28:50 | New-York Yankees
 井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)スプリング・トレーニング5試合目の先発は、2度目のフィラデルフィア・フィリーズ(ナショナル・リーグ)戦。あの「58本塁打」のライアン・ハワードとの再対決、だ。
 初回に先頭のジミー・ロリンズを「1-2」に追い込んで、チェンジUpで仕留めに掛かったが、これを捉えられ、いい当たりのセンターライナー! 2番ジェイソン・ワースには「3-2」になるが、チェンジUpを外角一杯に決めて、見逃し三振! 3番「32本塁打」チェース・アトリーにはスッポ抜けを振らせて、2者連続三振! 

【2回表】先頭の「58本塁打」に速球(90MPH)勝負でセカンドゴロ! 5番パット・バレルをサードゴロ、6番ウェス・ヘルムスには球審の微妙な判定が続出して、四球(ウォーク)。意外そうな井川。この試合はデーゲーム、サングラス姿で怪しい、井川だ。7番“撫肩”のアーロン・ロワンドには詰まらせて、ショートゴロ。

【3回表】先頭のシェーン・ヴィクトリーノをキャッチャーへのファウル・フライ。9番ロッド・バラハスはレフトフライ。レフト(同じく)サングラス姿の松井秀喜が眩しそうにキャッチ! 順調に2-OUTに漕ぎ着けたが、1番のロリンズに不用意に投げた初球(89MPH)を叩かれ、レフト松井の頭上を超えるダブル(2塁打)!! 2番ワースにセンター前に弾き返され、忽ち失点を喫する井川。

【4回表】先頭の「58本塁打」をチェンジUpで見逃し三振! “キラー”ぶりを見せ付け、5番バレルも初球を打たせて、センターフライに打ち取るが、6番ヘルムスにレフト線にダブル(2塁打)を浴びる。7番ロワンドを「1-2」に追い込んで、インサイドにズバッと速球(90MPH)を投げ込むが、この試合の球審は悉くインサイドを採らない。ならば、とチェンジUpで空振りを狙うが、チェック・スウィングの判定は「セーフ」。
 この一連の判定に地元タンパの観客からブーイング。やはり目の肥えたファンが多い、と感心させられる。日本には居ない、そんな観客の声援に応えたかった井川だが、ラストボールを叩きつけてしまって、四球(ウォーク)。2-OUT1,3塁のピンチを招くが、8番ヴィクトリーノをショートゴロに打ち取り、危機脱出! 

 最終【5回表】先頭のバラハスを「3-2」から打ち上げさせて、セカンドフライ。1番ロリンズを「3-1」からチェック・スウィングでファーストゴロ。2番ワースをセンターフライ。井川の打たせて取るピッチングが奏功して、メジャーリーグでも成功する手応えを感じさせてくれた、スプリング・トレーニング終盤戦。
 一時(最初)はどうなることか? と思ったが、こうしてハラハラさせてくれるのも、阪神タイガース時代からの井川の特徴。開幕してからも、決して順調には行かないだろうが、何とか「やれる」手応えは掴んだだろう。

井川が5回1失点、松井秀は連続試合安打ストップ (MAJOR.jp)