「アスラン!」
「キラ…ヤマトー!!」
…あ、間違えてる間違えてる(笑)
今回はガンダムSEEDネタじゃなかった。
アスランはアスランでも、偉大なライオン、アスランが登場するお話。
今回ご紹介するのは、ファンタジーの名作。
C・S・ルイスの『ナルニア国物語』です☆
古い衣装ダンスにもぐりこむと、なぜかそこは雪の降り積もる森の中。
こんな導入部分、ワクワクしません?
不思議な世界「ナルニア」で、子供達が体験する冒険の数々!
もの言うケモノや、水の精にニンフ達。小人や巨人や山羊足のフォーン!
そんな魅力的な登場人物が大活躍。
私の大好きな物語です♪
世界中で愛され、読み継がれるてきたこの物語。ファンタジーの中では古典の部類に入るでしょう。
作者のC・S・ルイスは1898年生まれ。英国はオックスフォード大学で教鞭を執るかたわら、同じ大学で教えていたJ・R・R・トールキンらとサークルを作り、作品を発表しあっていました。有名な『指輪物語』も朗読されたりして、刺激を受けあったと言われています。
ちなみに、私の大好きな作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズは、この二人が現役のころにオックスフオード大学に在籍していました。
う~、なんてうらやましい~☆
さて、本編ですが、全部で七巻。
「ライオンと魔女」
「カスピアン王子のつのぶえ」
「朝びらき丸 東の海へ」
「馬と少年」
「銀のいす」
「魔術師のおい」
「さいごの戦い」
という構成になっています。
『指輪物語』と違い、一話完結のオムニバス形式になっていますので、一冊づつでも楽しめますが、この順番で読むのがおススメ。
すべてを読み終わった時、子供達の冒険に加え、ナルニアの創世から終末へとむかう一大叙事詩が明らかになっているというしかけ☆
お話は一話完結ですが、登場人物や子供達の中には、いくつものお話に登場したり、時代を越えて呼び出されたりする子もいます。
これはナルニア国とこっちの世界(私達の住んでいる世界)の時間の流れが違うせい。ナルニアで何十年も過ごしたのに、こっちの世界ではほとんど時間がたっていないなんてこともあります。姿も子供に戻ってしまう。
なんてうらやましいんでしょう☆
物語の重要な、そしてナルニアの世界を代表するのが、偉大なライオン”アスラン”の存在です。見る者に勇気と喜びを与え、憧れを持って見つめてしまうその姿。
このアスランから、そして『ナルニア国物語』から、子供達(そして多くの読者)は大切なものとは何か、真に戦わなければならない誘惑とは何かを感じ取っていきます。
こちらの世界では別の名で呼ばれているというアスランを求めて、あなたも冒険の旅へ出かけてみませんか?
洋服ダンスがなくっても大丈夫。ナルニアへの入り口は、あなたのすぐ近くに開いています。
次回からは、それぞれのお話をちょっとづつ紹介していきたいと思います。
よろしかったら、お付き合い下さい☆