写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

「雄弁」か「離れゆく愛」か 夜明けの蓮田にて

2012年09月04日 | 写真
いまマスコミなどで囂(かまびす)しく取上げられている政局の話題に自民、民主の党首選挙があります。財界とアメリカべったりの政治ですっかり国民の支持を失ない前回の総選挙で国民から退場の宣告を受けた自民党、その自民党とは違うという装い(マニュフェスト)で国民を騙し政権を手にした挙句に国民の期待とマニュフェストを投げ出し、翼賛政治を思わす手法で自民党以上に自民党的な政治を強行する民主党。これまで自分達がやってきたことへの反省も無しに誰が党首になろうとも変るはずも無いのだが・・・、なぜかマスコミ、特にテレビは政治の中身を問わないまま、かつて小泉純一郎の劇場型の政治報道で国民の思考をリードしようとしているのが気になるところです。
今日の題名とした「雄弁」「離れ行く愛」は蓮の花の花言葉ですが、なぜか今の世相を現している言葉ように思えるのです。

金沢市のお隣に位置する内灘町はかつて日本最初の米軍基地に反対する内灘村民と県内はもちろん全国からの支援の人たちとが手を携えての粘り強い闘いで5年後のアメリカ軍撤収を実現しました。1952から1957年にかけての戦後初の米基地反対闘争として知られる「内灘闘争」でした。その支援の一人として参加した当時の若き俳人古沢太穂は次のような句を残しています。
   
  白蓮白シャツ彼我ひるがへり内灘へ  古沢太穂

今日の写真はその白い蓮の花です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする