写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

虚像と実像 金沢21世紀美術館

2012年09月16日 | 写真

昨日に引き続き夜の金沢情報です。7月から原発ゼロをめざす「どいね☆原発~」への参加で、これまであまり行かなかった金沢の繁華街や夜の名所などを通る機会が増えて思いがけない光景と出会うことがある。
いま金沢の観光名所といえば従来の兼六園、金沢城、ひがし茶屋街に加えて存在感を強めているのが現代美術作品を集めた「21世紀美術館」です。この美術館は建物自体の鑑賞期間を設けるほど建物自体もいろいろな思いがけない仕掛けがあり、現代版忍者寺の様相も含んで人気があるのではないかと思います。
その美術館を閉館の午後8時直前に訪れ、館内の無料区間を歩いていると椅子を並べたコーナーがありました。もちろん休憩に使えばいいのですがしゃれたデザインの椅子の陰が白い壁に映りこむのをみるのもなかなかのものですが、今日の写真は壁の対面にある硝子の大きな壁に椅子そのものが映り込み、その硝子の向こうに糸電話の化け物のようなラッパのような形状のものが見えます。突然この光景に気付いたときは虚と実の境界は何処にあるのか一瞬考え込んでしまいました。このコーナーは夕陽が入り込むと白い壁が巨大影絵のスクリーンのようにもなっていてそこで遊ぶ若者や子どもたちの姿を見ることもあります。
金沢へ来たときは機会があればこちらにも立ち寄り、大いに遊び心を膨らませてくださいね。有料区域とは別に市民ギャラリーではよく無料の作品展なども開催されていますよ。
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