写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

河北潟の夜明け 剣岳の峰も

2013年11月02日 | 写真

金沢市から能登半島への入り口に当たるところに「河北潟」という汽水湖があります。かつて江戸時代に北前船の船主で、後に前田藩から取り潰されたといわれる豪商「銭屋五兵衛」が干拓事業に乗り出したが挫折に終わった湖です。この干拓事業は戦後国営事業として再開され1985年に完成し現在の姿になっています。日本海とつながる汽水湖として、干拓前は石川県でも豊富な漁場として地域の漁民の生活を支えていましたが干拓の後は面積はかつての二割ほどに縮まり、日本海とも断ち切られ淡水湖に・・・、ということでかつての豊富な漁場としての面影も無くなりました。それでも細々と漁業を続ける人もいてちいさな船着場も散見されます。
写真はその一つの船着場から見た夜明の河北潟の湖面とその向こうに遠望できる北アルプスの姿です。写真の上部左の奥に見える特徴のある姿を見せているのが剣岳です。日の出の後なのでくっきりと見えるわけではありませんが、朝焼けの中で雰囲気のある姿を見せてくれました。
   
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