写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

昨夜からの雨に打たれて 泰山木の花

2017年06月08日 | 写真日記
    [花びらの水たまり]

地域の人たちと医療団体の方たちが協力して建設し運営している老人施設にことしも泰山木の花が咲きました。
あいにくの昨夜からの雨で大きな白い花ビラが小さな水たまりのように水を湛えていました。
泰山木の花と言えば斎藤茂吉の短歌に印象深い作品があります。この時、茂吉の身に何があったのでしようか? 気になるところです。

  ゆふぐれの泰山木の白花はわれのなげきをおほふがごとし  茂吉

さらに種田山頭火にはこんな句もあります

  がつちりと花を葉を持つて泰山木  山頭火

日本の花としては珍しい大きな白い花、昔から多くの人たちの気になっていた花なのですね。
ちなみに花言葉は「前途洋々(今後の人生が大きく開けていて希望に満ちあふれている)」「壮麗(大きく立派で美しい)」「威厳をつける」など立派な言葉が多いですね。

    [みるからに豪快に咲きました]

つい数日前には姿が見えなかったのですが、昨夜からの雨のなかに大きな花ビラをいっぱいに開いて泰山木の花が梅雨の到来を待っています。
決して長い間咲いている花ではなく、咲くとほぼ同時に花ビラの色が変わってくるのですがこの大きさと、立派な蘂は見る者を圧倒するものがあります。

  ばらりずんと泰山木の花崩る  草城

今日は泰山木の花の写真2枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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