[春雪とカタクリの花]
山里の春はカタクリの花から始まります。
人の入り込めない雪に閉じ込められた里で少しずつ地表が見えてくると林に紫色の小さな花が咲き始め、それまで雪に閉じ込められていた里の自然が突然動き始めます。
人の入り込めない雪に閉じ込められた里で少しずつ地表が見えてくると林に紫色の小さな花が咲き始め、それまで雪に閉じ込められていた里の自然が突然動き始めます。
写真のカタクリは突然の春雪に咲いたばかりの花びらを閉じて寒さに耐えるように震えていました。
でも翌日は春の陽ざしで雪は消え、カタクリは花びらを広げていました。
[春の女神ギフチョウ]
カタクリの花が咲くとさっそく「春の女神」と呼ばれる美しいギフチョウが姿を現します。
この姿を見ると私は山里に「春」が来たことを体ごと感じます。
まだ雪も残る山里ですが、いたるところでカモシカやイノシシ、リスやウサギなどの行動が活発になった証しのように野生動物たちの足跡が残っています。
まだ雪も残る山里ですが、いたるところでカモシカやイノシシ、リスやウサギなどの行動が活発になった証しのように野生動物たちの足跡が残っています。
[クロサンショウウオの産卵]
白い塊は小さな池で産卵したクロサンショウウオの卵塊で、その周りで親たちが卵塊を見守っています。
まだ雪がある頃から山ガエルやサンショウウオなどの産卵が始まります。
卵の孵化や育っていく姿を見守っていると感動することも・・・。
10年ほど前の個展で展示した作品のうち山里の早春の写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新しました。