くらむぼんワインの、甲州種ワインのメインは「ソルルケト」。
ラテン語で、太陽が輝くの意味。
山梨のワインらしくない名前とラベルで、長所は地元の飲む方には受けが良い。短所はお土産需要に向かない。
イラストレーター玉置真理さんのデザインのブルーのラベルは、大変目立ちます。
海外輸出ワインでもあり、くらむぼんワインの主要ワイン。
その新酒は、通常ワインと何の区別もありませんが、2016年は11月3日の山梨ヌーボー解禁日の発売です。
あじろんスパークリングも発売されます。
幻のワインと言われて久しいアジロンダックのワインは、現在20社前後のワイナリーでつくられるまでになりました。
赤の甘い香りのするワイン。
辛口もありますが、多くのワイナリーでは甘口にしています。
日本にワインが入ってきた明治時代、赤ワインは渋くて受け入れられませんでした。
そのため、赤ワインは甘口が隆盛し、サントリーやメルシャンが滋養も謳いながら、赤の甘口ワインを産出し続けました。
その原料となったのが、北米原産のアジロンダックやコンコード種。
やがて、食事の欧米化に伴い、赤ワインも世界共通品種が増え、甘口ワインは減少。
アジロンダックもほとんど作られなくなりました。
そのアジロンを、どのワイナリーが復活させたかは、話題として面白いと思いますが、今のところ不明です。
それが最近、復活。
日本人の良いところは、多様性でしょうか。
甘口から辛口、そしていろいろな品種のワインを受け入れられること。
アジロンのスパークもライバルがない、目の付け所の良いワインです。