昨日から、新聞テレビ等で報道されている
「日本の大人の学力、読解・数的思考世界一」の結果。
「おもしろいなあ」と思って読みました。
経済協力開発機構が、先進25カ国での国際成人力調査(PIAAC)の結果です。
それによると
1.読解力数的思考力とも成績中以上の割合が参加国で最多。
2.下位の割合が唯一10%未満
3.成績上位と下位各5%の平均点の差が参加国で最小
文部科学省は「学校や職場など社会の教育機能の高さが反映されている」とみていると、
新聞もテレビでも報道されています。
新聞をさらに読むと、
先進ヨーロッパでは移民の割合が多く、学力面で低下がみられる。
EUでは自由に往来できますしね。移民人口の割合が1990年以降10%以上です。
日本の義務教育は生活に必要な基本能力を重視。それがこの調査の成人力とみる要素と一致していたと文化省の分析もある。
実際ヨーロッパでは今だにギルド的要素が残っています。・・・
ギルドというのは中世の職業的徒弟制度の身分制度です。
親方のもとで修行して。。パン屋の子はパン屋鍛冶屋の子は鍛冶屋を継ぐ。
・・ですから役にもたたつかどうかわからない知識でなく、実際の経験・修行を重視する教育が必要と考える人も日本よりおおい
封建制度が遅くまで残ったドイツでは精神面でもそういう考え方が強い。
私が住んだフランスでも、実際、公的教育ではそういう考えのあることを実体験しました。
もっとわかりやすくいうと、音楽家になりもしないのに、普通の家庭になぜ高価なピアノがいるのかと質問されることも・・
ITを活用した問題解決能力について、成績中上位の割合は35%で。国別では10位
あれれ~と思われませんか?
これにはわけがあり、「パソコンをつかった調査に慣れない人が多かった。」(日本は全体の34%、平均24%)
パソコンによる調査を受けた人に限って、国別平均点を文科省が独自に算出したところ
日本は299点第1位(平均283点)だったとか
ですから、こういう調査を丸のみする危険性がありますよね。
そこにマスコミなどの報道を斜めから見つ視点が大事と思われますよね。
だって、成人力というのは豊かな独創性とか想像力ほかにも一杯ありますものね。
一番心配するのは、こういう結果
日本人は優秀、ほかの国と違う選ばれた国民なんだから・・という方向の愛国心に利用されることですが・・
今日のひろちゃん、
高いところに上がるのがマイブーム
片っ端から落下実験、。ねこの世界のニュートンを目指してるのかしら・・
読んでくださってありがとう